いよいよ行楽シーズン。キャンプやフェス、温泉など、旅行・レジャーは道中のドライブも楽しみたいものですよね。車に酔ってしまったら楽しさは激減! でも、もし車酔いしてしまったら? すぐにできる簡易的な対処法をお伝えします。
乗り物酔いの大きな原因は、揺れによる三半規管への刺激
車に限らず電車や船など、乗り物酔いは乗り物が揺れることで耳の奥の三半規管が刺激され、平衡感覚や自律神経が乱れることで起こります。主な症状は気持ち悪さ、吐き気、頭痛。眠くもないのに生あくびが出たり、冷や汗が出てくるのも自律神経の乱れからくるものです。
血行不良や寝不足など、原因が元々の体調にあることも
もともとの体調の状態も、乗り物酔いの大きな要因に。睡眠が不足していたり、食べ過ぎ・飲み過ぎで消化不良の場合は要注意。漢方では「頭に水が溜まっているとそれが揺れて酔う」という考え方も。余分な水分の取りすぎも乗り物酔いに繋がります。また、過度にストレスが溜まっている場合で同じ姿勢で居続けると、血行不良などによりさらに自律神経のコントロールがうまくいかないことも。
一番は予防。酔い止めの薬を先に飲むこと
乗り物酔いしやすい、という人は事前に乗り物酔い止めの薬を飲んで予防するのが一番。酔ってからでも効果がありますので、レジャーの際には常備しておきましょう。また、体調を整えておくことも大前提。前日から食べ過ぎ・飲み過ぎは控えて、十分に睡眠を取りましょう。また、体を締め付けない服装、乗り物の冷房で体を冷やさないような服装を心がけることも大事です。
コンビニで買える、気持ち悪さ緩和アイテム
それでも乗り物酔いになってしまったら…ドライブ途中でもコンビニで買える、乗り物酔いの症状を緩和するアイテムをご紹介。
梅干し
干し梅やカリカリ梅でもOK。梅には吐き気や喉の詰まり感を緩和する効果が。消化促進効果や口の渇き、暑気あたりにも有効で、夏バテや二日酔いの時にもおすすめです。
チューブのおろし生姜
また、「生姜」も吐き気止めに有効。スポーツドリンクなどを買ってチューブの生姜を混ぜ、簡易ジンジャードリンクにして飲むのも良いでしょう。ただし、神経の刺激となるカフェイン入りのドリンクや、胃を刺激する炭酸ドリンクは控えましょう。
また、車では休憩の際に軽くストレッチしたり、飛行機や電車でも伸びをしてみたりと、定期的に体を動かして血液循環を促すことも有効ですよ。
せっかくの遠出、車酔いはなるべく「予防」してレジャーや旅を楽しみましょう!
あわせて読みたい!
つらい!【旅の便秘】お薬を飲む前に知っておきたい東洋医学|国際中医薬膳師コラム