【目次】
・気になる乾燥肌への対策
・乾燥肌とは? その原因は?
・日常生活でできる対処方法
・【スキンケア】でたっぷり保湿
・肌にいい【食べ物】でインナーケア
・最後に
気になる乾燥肌への対策
年齢とともに、肌のかさつきが気になる方も多いのでは? それ、乾燥肌になっているかもしれません。バリア機能が低下している状態では、どんどん肌トラブルが増えてしまいます。気になったら、すぐに対策をしていきましょう。
今回は、乾燥肌の原因や日常生活に取り入れたい対処方法を紹介します。おすすめのスキンケアアイテムや肌にいい食べ物もピックアップ! バランスの整ったうるおい肌を取り戻しましょう。
〈POINT〉
・乾燥はあらゆる肌トラブルの原因に
・乾燥肌の原因は日々の生活習慣?
・スキンケアとインナーケアの両面からアプローチしよう
乾燥肌とは? その原因は?
乾燥する季節に限らず、皮膚がカサカサとして皮脂が足りていないなと感じることはありませんか? 加齢や外部刺激により、水分と油分のバランスが崩れると、乾燥しやすい肌になる可能性が。ここでは、乾燥肌の特徴とその原因を見ていきましょう。
乾燥肌とは?
乾燥肌とは、肌の水分と油分のバランスが崩れ、不足してカサカサと乾いている肌の状態のこと。外部刺激から肌を守るバリア機能としても作用している、角層が乱れた状態。
少しの刺激でもかゆみ、ピリピリ感などを感じやすい肌状態であれば、敏感肌になっている可能性が。
〈乾燥肌の特徴〉
・外部から肌を守るバリア機能が低下しがち
・摩擦刺激で肌荒れや炎症を起こしやすい
・シワが目立ちやすい
4人に1人が秋から冬に「肌トラブル」繰り返す…【美容家が解説】今すべきケア方法とは!?
乾燥肌の原因とは?
乾燥肌になる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。美容皮膚科タカミクリニックの山屋雅美医師に教えていただきました。
原因1|冷暖房による空気の乾燥
エアコンの冷気や風は、思っている以上に肌から水分を奪います。心地よさを求めて1日中冷房環境に身を置くと、「肌の砂漠化」が進行してしまいます。
原因2|スキンケア不足
皮脂や汗でベタつくから、いつもより長めの洗顔、化粧水だけのさっぱりケアなどを行うと、水分と油分のバランスが崩れて、肌の内側は乾燥状態に陥ります。乾燥や大気汚染など、毎日肌はダメージを受けています。
原因3|紫外線によるダメージ
UVケアの認識の甘さが、肌の乾燥や老化を招く原因に。紫外線は真皮まで届き、肌のコラーゲンやエラスチンの破壊します。年中通したUVケアが必要です。
原因4|栄養バランスや睡眠不足によるターンオーバーの乱れ
肌をつくるもとである食事をおろそかにして栄養バランスが崩れると、肌へ影響があらわれます。睡眠不足はターンオーバーのサイクルを狂わせることも。
【肌をいじめる原因】3位紫外線、2位栄養・睡眠不足を抜いて1位はなんと…
日常生活でできる対処方法
乾燥肌の原因は、意外にも日常生活の中に潜んでいることがわかりましたね。日々の生活習慣の中に、乾燥から肌を守る行動を取り入れれば、バランスの整った肌を取り戻せるかもしれません。少しずつの積み重ねが美肌への近道です。
日々の生活でできるケアを、美容のプロに教えていただきました!
日常生活でできる対策
かゆみや赤み、乾燥を感じたら、その時の肌に合った優しいスキンケアに変えることが大切。
ひりひりするような化粧品は避け、優しい使い心地でしっかりと保湿力があるアイテムを使って丁寧にケアしましょう。摩擦は刺激を与えるので、なるべくこすらず、手の平を温めながら包み込むように保湿してください。
肌を清潔に保つため、使うタオルや枕カバーを綺麗にすること、たっぷり水分をとってよく眠ることも肌の回復力をぐんと高めます。
4人に1人が秋から冬に「肌トラブル」繰り返す…【美容家が解説】今すべきケア方法とは!?
スキンケアはたっぷりつける
銀座ケイスキンクリニック院長・慶田朋子先生に教えていただきました。
スキンケアの目安使用量は、上の画像の通り。
「スキンケア化粧品には、それぞれ使用量の目安が表示されていますが、総じて、少なめに感じます。化粧水など水分系のものは、目安量の倍以上つけてもいいと思います(メーカー推奨量確認のうえ)。
手のくぼみに1回とれる量を顔全体になじませたら、それを2〜3回繰り返し、2、3回目は首からデコルテまで塗って。美容液は手のくぼみに1回分、クリームは大きめのパール3粒分くらい。
大容量ではない化粧品が2ヶ月経ってもなくならない場合は、使う量が少ないと思っていいでしょう」(慶田先生)
〈乾燥を防ぐスキンケアのPOINT〉
・つける量は、表示の量よりもやや多めにする
・顔全体から首すじ、デコルテまでたっぷりとなじませること
【化粧水・クリーム・美容液】の適量って? つける量の答え合わせ|30歳からのスキンケア
年中日焼け対策をして紫外線ダメージを防ぐ
「肌の老化の原因の8割が紫外線だといわれています。化粧水やクリームをたっぷり塗った後、仕上げに冬も必ず日焼け止めを。首にも塗ってシワを防ぎましょう」(「美的GRAND」編集長・天野佳代子)
30歳から始めるべき【朝のスキンケア】肌が老化するのは日中なんです!
肌にいい食べ物を摂取する
モチモチ弾力肌をつくるコラーゲン、ウルウル潤い肌をつくるセラミド。これらは食事からの必須アミノ酸と必須脂肪酸のW供給が不可欠とのこと。
また、栄養と美肌といえば、重要なのが「ビタミンエース」と呼ばれるビタミンA、C、E。
美容液に配合されることが多いレチノール(ビタミンA)、美肌・美白化粧品に使われるアスコルビン酸(ビタミンC)、保湿やヘアケア用品に使われるトコフェノール(ビタミンE)、どれも化粧品の成分としてお馴染みのビタミンですが、体内で作りだすことはできません。
そのため、食事からしっかり取り入れる必要があります。
美肌になるには“体型”も重要!? アボカドとサーモンのカルパッチョで良質な脂質を
【スキンケア】でたっぷり保湿
ここでは、肌への「与えるケア」として、洗顔後に使ってほしいおすすめのスキンケアアイテムを紹介します。乾燥した肌は、敏感になっているので、なるべく刺激の少ないものを選んであげることが大切。保湿成分や消炎作用などにも着目してみて。
SUQQU|アクフォンスハイドレイティング ローションエンリッチド
2021年 Oggiベストコスメ 美容のプロが選んだ【マスク肌荒れ】部門 第2位
濃密な潤いでゆらがない肌へと導く。とろみのあるテクスチャーで、なじませた瞬間からもっちり。
〈美容のプロのレビュー〉
「ぐんぐん浸透! 保湿だけでなくエイジングケア効果も期待できる」(美容エディター・大塚真里)
「肌そのものが元気になる実感が!」(ヘア&メイクアップアーティスト・中山友恵)
マスク摩擦の肌荒れに! Oggi読者が選んだケアアイテムは…【ベストコスメランキング2021】
ナチュリエ|ハトムギ化粧水
・2020年 Oggiベストコスメ【BEST5コスメ】部門 第2位
・2020年 Oggiベストコスメ【化粧水】部門 第1位
・2019年 Oggiベストコスメ【化粧水】部門 第1位
美肌に必須の「水分」を肌にたっぷりと補給&保持し、肌のバリア機能をサポート。水分を蓄えやすい肌状態へと導きます。顔だけでなくボディ使いとしても使えるのが嬉しいポイント。遠慮なくたっぷり使えるのはこのコスパならでは!
〈読者の口コミ〉
「コットンマスクすると肌が明るく。毎日してます」(事務・25歳)
「マスク荒れを防げているのはこれのおかげかも」(営業・29歳)
「圧倒的コスパ! 低刺激なので、全身にもたっぷり使ってます」(教育関連・35歳)
「みずみずしいので、顔がひんやりするまで重ね付けしてもベタつかず、さらっとした使い心地」(事務職・26歳)
「出社しなくなり時間ができたので、毎朝これでパックしています」(事務・33歳)
「じゃぶじゃぶたっぷり使うようになって肌の調子が安定しました」(営業・25歳)
売上No.1を更新中♡「ナチュリエ ハトムギスキンケア」が人気のワケ… 5W1Hで解説!
アルビオン|薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N[医薬部外品]
2019年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【化粧水】部門 第3位
肌荒れや乾燥を防ぎ、健やかな状態に保ってくれる。
〈読者の口コミ〉
「敏感ぎみで、荒れた肌も和らぐので、長年愛用中」(公務員・27歳)
「季節の変わり目の吹き出ものなど肌トラブルが防げてよかった」(メーカー・30歳)
アクセーヌ|モイストバランス ローション
2019年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【化粧水】部門 第6位
敏感肌読者から絶大な支持。角層の隙間に入ったナノカプセルが潤いを保つ。
〈読者の口コミ〉
「サラッとしているのに保湿力抜群。敏感肌にも使えてうれしい!」(美容関係・33歳)
「低刺激なのに1日中うるうる肌が持続!」(会計士・32歳)
1,470人の女子が支持! 肌悩みに応える人気【化粧水】BEST6|ベスコス
ミノン|アミノモイスト モイストチャージローション
うるおいは欲しいけど、ベタつきが苦手な人に。敏感肌にも使いやすい低刺激ローション。
イハダ|薬用ローション(とてもしっとり)[医薬部外品]
インナードライ肌の救世主。肌荒れを防ぐ有効成分を配合し、敏感肌でも使える優しい設計。しっとりするのにベタつかず、心地いい。
「ゆらぎ肌」のスキンケアの見直し:化粧水や美容液をマイルドなものに替える
キュレル|湿潤 保湿化粧水Ⅱ[医薬部外品]
肌のセラミドの働きで、肌荒れしにくい潤いのある肌へ導く化粧水。消炎剤配合で、肌荒れを予防します。
大塚製薬|アドライズ アクティブローション[医薬部外品]
アラサー世代の肌悩みのトップにあがる、乾燥やくすみをケアする薬用ローション。角質層に浸透し、軽やかでみずみずしい使い心地を実感できる。
〈レビュー〉
「1本で保湿も美白もしっかりケアできてお得感あり。無色透明のさらっとしたテクスチャーで、しっとりとしたうるおいを実感できます。シンプルなパッケージもいい感じです」(ライターK)
お値段以上の口コミ化粧水! 大正製薬【薬用ローション】で保湿&美白ケア
アユーラ|リズムコンセントレートウォーター
カサつく肌もすぐに潤うほどの高浸透力の化粧水。脱水状態にある肌を瞬時に回復させることと、未来もずっと潤うキープ力の両方を重視。肌のコンディションを整えてくれる。
【乾燥肌に】長時間うるおいキープ!【アユーラ】の超保湿化粧水
花王|キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム[医薬部外品]
・2021年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【マスク肌荒れ】部門 第1位
・2020年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【乳液&クリーム】部門 第3位
敏感肌ケアといえばキュレル、がOggi読者の定番! 肌にもともと備わっているセラミドの働きをサポートすることで、弱ったバリア機能を強化。
〈読者の口コミ〉
「周りの友人も肌荒れしたら『キュレル』に頼る、という人が多い」(IT・30歳)
「肌が弱っていてもピリピリせず、優しく包み込んで潤してくれるお守り的存在」(公務員・25歳)
「『キュレル』のミストと一緒に使用。2ステップでも、ものすごくしっとり」(事務・32歳)
「マスクでどうしようもない肌荒れを救ってくれたのはこれでした」(医療・28歳)
イハダ|薬用バーム[医薬部外品]
2021年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【マスク肌荒れ】部門 第3位
繰り返す肌荒れは、とろける薬用バームが頼りに。高精製のワセリンがベタつかずなめらかに密着。低刺激設計を追求し、無香料、無着色、アルコール無添加。
〈読者の口コミ〉
「ひどくなりそう、と思うような肌荒れもこれを使うと落ち着くので、常備しています」(金融・34歳)
「赤みが出た肌にも優しいのがうれしい」(営業・30歳)
マスク摩擦の肌荒れに! Oggi読者が選んだケアアイテムは…【ベストコスメランキング2021】
ミノン|アミノモイスト モイストチャージ ミルク
2020年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【乳液&クリーム】部門 第1位
ゆらぎ肌にうれしいこっくりとしたテクスチャー。長時間キープの保湿力。
〈読者の口コミ〉
「みずみずしいのに夜まで全然乾かない保湿力に感激」(IT・32歳)
「マスクゆらぎ対策にライン使いしています」(専門職・27歳)
SHISEIDO|アルティミューン パワライジング コンセントレートⅢ
2021年Oggiベストコスメ 美容のプロが選んだ【マスク肌荒れ】部門 第3位
明るさやハリ感もトータルで底上げ。巡りを強化し、炎症を起こした肌を鎮静しながらエイジングケアにもアプローチ。
〈美容のプロのレビュー〉
「肌疲れが解消して、メイクのりもアップ」(ヘア&メイクアップアーティスト・岡田知子)
「肌が満たされ、丈夫になっていく気がします」(美容エディター・松村有希子)
マスク摩擦の肌荒れに! Oggi読者が選んだケアアイテムは…【ベストコスメランキング2021】
エスティ ローダー|アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス
2020年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【美容液】部門 第2位
いつも調子のいい肌を保つ美容液がさらなる進化! 朝起きた時のハリと潤いを実感! マスク生活の味方。
〈読者の口コミ〉
「リニューアルしたと知り、久しぶりに使ってみたらやっぱりよかった!」(事務・35歳)
「マスクでゴワつきに悩んでいた肌が、すぐにやわらかく。人気の美容液はやっぱりすごい! と感激」(専門職・28歳)
アユーラ|リズムコンセントレートα
2020年 Oggiベストコスメ 読者が選んだ【美容液】部門 第3位
マスク肌荒れやニキビ対策に支持が集中。殺菌効果の高いコウヤマキエキスを配合した、ニキビに悩む人に人気の高い美容液がリニューアル。
〈読者の口コミ〉
「以前からの愛用者ですが、新しくなって浸透力が上がり一層ファンに」(公務員・31歳)
「ニキビが減りました!」(IT・28歳)
マスク肌荒れ対策にも活躍! Oggi読者が選んだ【ベストスキンケアアイテム】12選
肌にいい【食べ物】でインナーケア
最後に紹介するのは、インナーケアとして取り入れたい食材です。スキンケアで潤いを与えるのはもちろん、内側からも肌にいいものを摂取してあげれば、より早く肌トラブルにアプローチすることができます。どんな成分が必要なのかもあわせて確認していきましょう。
美肌を目指すおすすめ成分
ビタミンC
メラニン色素の生成を抑えて美肌効果に期待大! コラーゲンの生成にも必要な成分です。
ビタミンA
肌の潤いや弾力を与える作用をもつ成分。
β-カロテン
体内で必要量がビタミンAに変換されます。
カテキン
β-カロテン・ビタミンCともに抗酸化作用があり、美肌の相乗効果が期待できます。
ゴーヤ
教えてくれたのは、国際中医薬膳師・大木さと子さん。
ゴーヤは「ビタミンC」が豊富。キュウリやトマトに比べると5倍ものビタミンCが含まれています。さらにゴーヤのビタミンは熱を加えても壊れにくい性質が。脂溶性ビタミンのビタミンAも含むため、油での調理が相性バツグンです。ゴーヤは紫外線ダメージケアにもお役立ち。
アーモンド
アーモンドのビタミンE含有量は、全食品中でもトップクラス。ビタミンEは強力な抗酸化作用をもち、酸化ストレスから体を護ってくれる。またビタミンEは、“美肌のビタミン”としても知られており、血行促進作用など、アンチエイジングを含め若々しさを保つためのさまざまな作用が期待できる。
【医師が回答】アーモンドで? ダイエットや美肌が叶うって本当ですか?
蜂蜜
マヌカハニーが喉の殺菌に良いのは有名。蜂蜜には肺や皮膚や腸を潤す効果があります。喉の不調のほか、肌の乾燥や便秘が気になる人に。
鮭
鮭には、老化を早める活性酸素のダメージから体を守るアスタキサンチンが多く含まれていて、その抗酸化作用はトップレベル! ビタミンCの6000倍、ビタミンEの1000倍と言われるほど。
シミの原因となるメラニン色素生成抑制したり、鮭の皮に多く含まれるビタミンB2が、老化を進行させる過酸化脂質を分解して、皮膚の成長を促します。
ブロッコリー
ブロッコリーは強い抗酸化力をもち、体内で必要な分だけビタミンAにかわるβカロテンのほか、「ビタミンC」も豊富に含まれています。ビタミンCには免疫力アップや美肌づくりに加え、鉄の吸収を助けたり、ストレスから体を守ったりする効果も。
ついやりがち!? ブロッコリーの栄養を摂りたいなら避けるべき行為
キウイフルーツ
メラニン色素の過剰生成を抑えたり、抗酸化作用や抗ストレス作用の働きなど、肌サイクルやエイジングケアに役立つ「ビタミンC」を豊富に含むキウイ。
黄色い果肉が特徴の「サンゴールドキウイ」には、一個にレモン8個分以上のビタミンCが含まれています。
ハトムギ
漢方の生薬で別名「ヨクイニン」。ハトムギは、美容成分としても沢山の製品に使われています。肌の水分代謝を促進し、余分な老廃物の排出をスムーズにする効果が期待できます。
Oggi専属読者モデルが重宝する美肌食材【ハトムギ】お茶ではなくまるごと食べる!?
最後に
今回は、乾燥肌対策として取り入れてほしい習慣やスキンケアアイテムを紹介しました。肌の乾燥の原因には、紫外線によるダメージや冷暖房による空気の乾燥も。これから夏に向けて暑くなる季節ですが、汗をかいた皮膚の下では、肌の乾燥が進んでいるかもしれません。暑い季節も肌への潤いケアを忘れないでくださいね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com