唇荒れはうるおいリップで対策しよう
乾燥や紫外線など、唇は即ダメージを受けやすいデリケートなパーツ。唇が荒れてしまう原因や対策、唇トラブルをケアする際に使いたいリップを紹介します。
〈POINT〉
・唇が荒れる原因はひとつじゃない
・直接ケアとインナーケアで予防と改善を
・唇荒れの予防とケアにぴったりのリップを使う
唇荒れの原因で考えられること
唇荒れを引き起こしてしまう原因を理解することで、速やかな対処ができるはず。唇が荒れてしまう行動をしていないかチェックしてみましょう。
唇の乾燥
外気やエアコン、紫外線が原因で起こる乾燥もあれば、口呼吸による乾燥も考えられます。
気づいたら口がぽかんと開いていること、あなたにもありませんか?
口呼吸は唇の乾燥を招くだけでなく、風邪のような感染症にかかりやすくなったり、アレルギー疾患の悪化、虫歯・歯周病、口内炎の悪化を招いたりすることもあります。

さらには睡眠の質の低下や猫背、顔のシワ・たるみ・二重あごの原因にも…!
唇荒れしやすい人は、口呼吸になっていないかどうか日常的に意識し、できるだけ鼻呼吸をするように意識しましょう。
何気なく「口ぽかん」してない!? 実は病気を引き寄せる可能性が…<医師が解説>
口紅の成分
普段使っている口紅に含まれる成分が合っていない可能性も考えられます。
口紅にはタール系色素やパラベン、アルコール、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、合成香料といった成分が配合されていることが多くありますが、これらは人によっては刺激を感じやすい成分とも。
しっかりケアしているのに唇が荒れる… という方は、このような成分が配合されていない、低刺激の口紅を試してみるのもよいかもしれません。
摩擦
口紅を塗る人は、クレンジングの仕方に問題がある場合も。
顔をクレンジングするとき、勢いで唇をゴシゴシこすっていませんか? ティッシュで無理やり拭き取っていませんか?
クレンジングだけでなく摩擦そのものが、唇によくありません。マスクでこすれたり、唇を噛んだりするのも唇の刺激になります。
また、口紅を落とし切れておらず、残った口紅が唇荒れの原因になることもあるため、口紅のようなポイントメイクは専用のリムーバーやクレンジング綿棒で、丁寧に優しく落とすことを心がけましょう。
口紅で唇が荒れるのはなぜ? 原因になる成分は? 対処法とおすすめリップ一覧
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唇荒れを予防&改善に導く方法
唇荒れは直接的なリップケアから、生活習慣の立て直しというインナーケアで予防・改善を狙いましょう。改善が見込めるリップでケアを丁寧にしてもなかなか改善しない場合は、インナーケアも取り入れたいところ。まずは丁寧なリップケアを心がけましょう。
薬用・医薬品リップでケアする
日常的な乾燥予防ではなく、荒れをしっかりケアしたいのであれば、使用するリップの選び方を見直してみてはいかがでしょう。
リップクリームは通常「化粧品リップ」「薬用リップ」「医薬品リップ」の3種類があります。
化粧品リップは保湿や色付けなど、美容目的に使用されるアイテムですが、薬用・医薬品リップは有効成分が含まれており、唇荒れの修復や予防、特定の症状の治療・緩和に効果的とされています。
唇荒れが気になっている人が手に取りたいのは「薬用リップ」または「医薬品リップ」。購入前にどの種類のリップなのかを、しっかりチェックしましょう。
リップクリームのおすすめ9選! 保湿力が高い逸品や荒れを防ぐ薬用アイテム
生活習慣を見直す
寝不足や栄養不足は、一刻も早く改善しましょう。
これらは唇だけでなく健康・美容面全体によくありません。睡眠時間をしっかり確保できるよう、生活リズムを整えることはもちろん、ジャンクフード、お菓子、特定の食べ物のみの食事を見直し、少しずつバランスのいい食事内容に変えていくことが必要です。
具体的にはビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEを意識的に摂取するのがおすすめ。にんじん・ブロッコリー・アボカド・納豆・卵・レバーなどを、いつもの食事にプラスしてみましょう。
ポイントはこれらの食材をただひたすら食べるのではなく、あくまでバランスを意識すること。さまざまな食材からさまざまな栄養素を摂るのが理想です。
肌荒れ改善って何をすればいい? インナーケアからスキンケアまで初心に戻ったアプローチ
刺激成分が配合されていない口紅を使う
どんなにケアしても、毎日使う口紅に含まれる成分が刺激になっているなら、唇荒れはなかなか改善できないでしょう。
最近では発色がよく、カラーバリエーションも豊富なリップアイテムが多数展開されています。アルコールやパラベンといった唇の刺激になりがちな成分を含まないアイテムを使って、ケアしながら血色感をプラスするのも一つの方法です。
唇荒れや乾燥におすすめのリップ
カサカサの唇をケアしたり、うるおいを与えたりするのにおすすめのリップをピックアップ。日中の使用はもちろん、寝る前の集中ケアにもぴったりなアイテムです。
ロート製薬 メンソレータム ヒビプロLP[第3類医薬品]6g ¥1,320
![ロート製薬 メンソレータム ヒビプロLP[第3類医薬品]6g ¥1,320](https://oggi.jp/wp-content/uploads/2025/06/DMA-hibipuro-1.jpg)
治りにくい唇のひび割れ、口角炎、口唇のただれに。アラントイン・パンテノール・ビタミンE誘導体が患部にぴったり密着して修復。なめらかな唇へと導く。
30年後のキレイのために、投資すべきケアは? 働く私たちの【美容よもやまトーク】
THREE バランシング ヴァーサタイル リップ マスク ¥3,520

天然由来成分が、唇を集中的にケア。濃密ヴェールでうるおいをラッピングして、内側からふっくらうるおう唇へ。
マキアージュ ドラマティックエッセンスリップケア[医薬部外品] ¥2,420
![マキアージュ ドラマティックエッセンスリップケア[医薬部外品] ¥2,420](https://oggi.jp/wp-content/uploads/2025/02/DMA-maquillage-1.jpg)
唇の荒れを防ぐ、薬用有効成分のグリチルレチン酸ステアリルを配合。濃密な美容オイルで唇をコートしてうるおいを閉じ込め、長時間しっかり保湿。
美容プロが春リップのお悩み解決!〝塗り直し・唇荒れ・くすみ〟の対処法は?
オルビス リリースバイタッチ リップマスク ¥1,320

2種類の植物性保湿成分配合で、乾燥にゆらぎにくい柔らかな唇を叶えるリップマスク。体温でじんわりととろけて密着。就寝前の集中的なケアにおすすめ。
出張先で大活躍♡ ヘアや衣類のケア、乾燥対策などの【便利グッズ】
カネボウ化粧品 センサイ トータルリップトリートメントスティック ¥6,380

乾燥から唇を長時間守り抜く、唇用美容液。オイルバームが唇にじんわりなじみ、柔らかな状態へ。かためのテクスチャーで、気になる縦ジワに密着して目立ちにくく。就寝前の集中ケアに。
成分、処方、使い心地… 本当にいいものを知る研究員が選ぶ、実力派の「逸品コスメ」
最後に
肌と同じくバリア機能を高めるには保湿力がやっぱり大事。なかなかカサつきが改善されない場合は、薬用リップや医薬品リップで重点的なケアを取り入れてみましょう。唇への直接的なケアはもちろん、インナーケアにも目を向けて健やかな唇を目指してくださいね。



