漢方の生薬【ハトムギ】でインナーケア
美容成分として有名なハトムギ。ハトムギ成分の化粧水なんかもたくさんあるし、お茶の成分として含まれているものもあります。爽健美茶にも、入っていますね。
ハトムギは漢方の生薬で、別名「ヨクイニン」と呼ばれます。「ヨクイニン」はハトムギの皮を除いた種子の部分の事で、身体の内側から働きかけて、肌の水分代謝を促進し、余分な老廃物の排出をスムーズにする効果があるそう。ターンオーバーの手助けをしてくれて、整えてくれる、美肌にとっても有効といわれる生薬です。
ハトムギ茶もとても良いと思うのですが、やはりハトムギそのものを食べるのが一番ハトムギの持つ栄養分、メリットを享受できるのではないか… と思い、私はハトムギそのものを食べています。
もともと、君島十和子さん著書の「食べるコスメ」という美容によいレシピがたくさん紹介されているレシピ本で、ハトムギ入りのポトフが紹介されていて作ったのがきっかけ。(君島十和子さん大好きで、著書全部熟読しているのです…!) もちもちしていて、プチプチした触感が美味しい…!と思い、ポトフだけじゃなくもっと普通にサラダなどに入れて食べたいな… と思って手軽に食べられる方法を考えました。
◆ハトムギを美味しく楽しく食べたい
もともと、ハトムギは乾燥していて、カチカチの状態で売っているのですが、食べるためには、お米のように炊かなければいけません。色々なサイトで調べて実際に試したのですが、芯が残らないように、ふっくらもちもちで「プチっ」とした触感を残すためには、
[1] 鍋に水を入れて一晩寝かす
[2] 30分程度、弱火で鍋に蓋をして、煮る(炊く)
この方法が一番美味しく食べられました。
▲これがひたしている状態です。一晩寝かす、それだと朝、火を使って炊く前提になってしまうので、私は週末の朝につけて、日中出かけて、夜時間があるときに、炊いています。
▲全体に水を吸ってふっくらした状態。一粒一粒がふっくら、コロンっとした状態になります。味はほとんどありません。
一度に大量にハトムギを炊いておいて、小分けにして冷凍。必要な時に必要な分だけ解凍して食べています。1人暮らしでご飯を一度に3合くらい炊いて1食分ずつラップして冷凍するのと、同じ要領で作り置きしています。こんな感じで小分けにしてラップしています。そして冷凍庫へ。
◆ハトムギの食べ方
実際に食べるシーンとしては、野菜スープ(これも作りだめしているのですが)に入れて食べたり、お味噌汁に入れたり。あとはサラダにトッピングするのも大好きです。ハトムギ自体の味はほぼないので、基本的に何にでも合います。
そして、プチプチっとした触感を楽しみながら結構よく噛んで食べるので、スープ、サラダに加えるとかなり満足感があります。普段の晩御飯、会社から帰宅してささっと用意するときなんかは、スープとハトムギだけ。結構おなかいっぱいになりますし、この食事メニューだと、ダイエットという意味でもとても良いと思います。
継続するには、手軽に摂取できるような工夫をする、というのがとても大事だと思います。たまに思いついたときにたくさんハトムギを食べても、一気に肌がキレイになるということはないので、コツコツと、こまめに回数多く、食べる事が自動的に習慣になってしまうような、そんな仕掛けを毎日の中にくみこんでいくイメージです。
そして、そうやって生活習慣の中に取り込んで継続していくことが、肌に与える影響は、1か月に1回のスペシャルケアよりも、かなり大きいと私は思っています。
ハトムギ自体は、なかなか普通のスーパーだと売っているのを見つけるのが難しいのですが(成城石井だとありました…!)楽天市場、Amazon、なんかで1,000円以下でかなり手軽に購入することができるので、お金のかからない、でもインナーケアとして確実に効果を感じている方法として、お勧めです^^
おうちごはんは美容視点ですが、外食時は思いっきり…( *´艸`)
(※筆者注:掲載している画像は筆者の私物です。文中の効果は、筆者の個人的な感想です。)
オッジェンヌ 大枝千鶴
2015年からOggi読者モデル「オッジェンヌ」として活動。営業職という仕事柄、通勤服は好感度が最重要事項。最先端のIT企業で働きながらも歌舞伎と着物が大好きという古風な33歳。一級きもの講師。Instagramアカウントはこちら:chizuruoeda