女性300人に調査! 肌トラブルの対策をしている?
■肌トラブルが起きやすい時期は「冬」
まず、「毎年、肌トラブルを繰り返す季節・時期があるか」を聞いてみると、「冬」(28.6%)が最も多い回答に。その後、「冬から春」(26.3%)、「秋から冬」(25.6%)が続きました。今まさに「秋から冬」にかけて、4人に1人が繰り返し肌トラブルを起こしていることが判明。
■肌トラブルの症状は「乾燥」が最も多い
次に、「肌トラブルを繰り返してしまう」と回答した人に「具体的な症状」を質問したところ、「乾燥」(69.0%)、「肌荒れ」(54.1%)、「ニキビ」(44.0%)という結果に。年代別にみてもると、20代は「ニキビ」、30代は「肌荒れ」40代は「かゆみ」の割合が目立ち、年代で悩みの傾向が異なることがわかりました。
■肌トラブルの対策はしてる…?
調査結果では、「対策をしたいができていない」が48.5%でした。年代別に見ると40代は60.7%にのぼり、全体と比べると対策できていない人が多い結果に。繰り返す肌トラブルをどう対処したら良いか、理解していない人が多いようです。
美容家 岡本静香さんが乾燥肌対策についてアドバイス
乾燥肌…自分で対策したい気持ちはあっても、具体的な方法が分からないとそのままにしてしまいがち。そこで、今回、美容家の岡本静香さんに乾燥肌対策について聞きました。
「敏感肌とは、少しの刺激でもかゆみ、ピリピリ感などを感じやすい肌状態のことをいいます。また、肌の赤みや、パーツごとの急激な乾燥なども挙げられます。外部刺激から肌を守るバリア機能としても作用している、角層が乱れた状態、という説もあります。
原因として、ストレス、紫外線、乾燥、急激な温度変化など様々なことが言われています。敏感肌かどうか、を個々で判断するのは難しいところですが、自分自身で普段よりも調子が良くないと心細く感じる時は、肌が敏感な状態と言って良いと思います。
乾燥肌が繰り返す原因は、はっきりせず、正しいスキンケアが分からないためなかなか治りにくいというのがひとつの理由です。かゆみが多少治まったかも? と、また刺激を与えてしまうことで、敏感な状態に戻ることも。
繰り返す敏感肌の対策として、まずかゆみや赤み、乾燥を感じたら、その時の肌に合った優しいスキンケアに変えることが大切です。ひりひりするような化粧品は避け、優しい使い心地でしっかりと保湿力があるアイテムを使って丁寧にケアしましょう。摩擦は刺激を与えるので、なるべくこすらず、手の平を温めながら包み込むように保湿してください。
肌を清潔に保つため、使うタオルや枕カバーを綺麗にすること、たっぷり水分をとってよく眠ることも肌の回復力をぐんと高めます。」
ちょうど今の時期、敏感肌に悩んでいる人が多いのでは? 優しいスキンケアに変えたり、タオルや枕カバーの清潔を保ったりとできる対策を確実にしていきましょう。
初出:しごとなでしこ
教えてくれたのは…美容家 岡本静香さん
美容家。数々の美容誌やTVに出演の他、自身で発信するコラムやSNSは、心と美容をつなげる希望ある文章が話題を呼んでいる。美容家の枠を超え、現代の女性たちの力強い味方。
著書に『ふつうに過ごすだけでキラキラ変身していく』(ダイヤモンド社)、『岡本静香のすっぴん美容』(光文社)ほか。