目次Contents
ショートケーキのカロリー・糖質・脂質はどれくらい?
6号(18cm)のいちごショートケーキを8等分したうちの1切れ(1人前)を、120gとした場合のカロリー・糖質・脂質量は以下の通りです。
ショートケーキ1個 | |
---|---|
カロリー | 377kcal |
糖質量 | 41.8g |
脂質量 | 14.7g |
1切れでもかなりの高カロリー・高糖質・高脂質。大きめにカットされたショートケーキなら、400kcal・500kcalを平気で超えてしまうでしょう。
ショートケーキとその他スイーツのカロリーを比較!
ショートケーキとその他スイーツのカロリーを比べてみましょう(すべて100gあたりで比較)。
カロリー | |
---|---|
いちごのショートケーキ | 314kcal |
ホットケーキ | 253kcal |
シュークリーム | 211kcal |
タルト | 247kcal |
ベイクドチーズケーキ | 299kcal |
レアチーズケーキ | 349kcal |
プレーンドーナツ | 341kcal |
アップルパイ | 294kcal |
どれもスイーツだけあって、決して低カロリーではありません。その中でも、とくにショートケーキは高カロリーであることがわかります。
少しでも太りにくい食べ方はある? ショートケーキを食べる前にできること
低糖質ショートケーキを選ぶ
最近では、糖質制限中の人でも食べやすい低糖質ショートケーキが売られています。生地に小麦粉ではなくおからパウダーが使われていたり、砂糖不使用だったり。生クリーム控えめのものなら、脂質もカットできます。
味わいに多少の変化はあるかもしれませんが、どの商品もおいしく食べられるよう工夫して作られています。お店で見かけた場合はぜひ一度試してみましょう。
フルーツたっぷりのショートケーキを選ぶ
フルーツにも糖質は含まれるため油断は大敵ですが、フルーツたっぷりのショートケーキなら糖質・脂質爆弾であるスポンジ生地や生クリームの量を相対的に減らせる可能性が高いでしょう。フルーツに含まれるビタミンやミネラル、食物繊維も摂れるのでおすすめです。
ただし、シロップ漬けフルーツがたっぷりのったショートケーキには注意してください。
活動量の多い日中に食べる
ショートケーキを食べるなら、おすすめの時間は午後14〜16時あたり。日中は活動量が多く代謝も高めになり、この時間帯がもっとも太りにくいとされています。
逆にお風呂に入りくつろぎタイムへ移行する夜は、活動量が少なくエネルギー消費が低下します。ここでショートケーキを食べると、摂取したカロリーが消費されず脂肪として蓄積されやすくなってしまいます。
それだけではありません。遅い時間の食事は寝るまでに消化し切れず寝つきが悪くなったり、睡眠の質を下げたりする恐れもあります。睡眠不足は食欲が増すホルモンを増加させ、体重増加につながる可能性大なので、睡眠を邪魔するリスクが高い夜の食事は避けるのが無難です。
ダイエット中にショートケーキを食べてしまった… その後できる対策は?
その後の食事でカロリーコントロールをする
人が太る原因はカロリーだけではありませんが、通常、摂取カロリーが消費カロリーを上回ると残ったエネルギーが脂肪として蓄えられます。つまりショートケーキを食べても、他でカロリー調整できていれば極端に太る心配はしなくていいということ。
もちろん、何を食べるかは重要です。1日の必要摂取カロリーを超えていなくても、お菓子ばかり食べていては血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンが多く分泌されます。インスリンには体に脂肪を蓄えるはたらきがあり、結果として太りやすくなると考えられます。
お菓子類には脂肪や糖の燃焼に必要な、ビタミンやミネラルといった栄養素の摂取も期待できません。例えばビタミンB1は糖質を燃焼する際に必要な栄養素です。脂肪の代謝にはビタミンB2やB6、ナイアシンなどが必要です。
ショートケーキを食べてしまった後は、ビタミンB群を多く含むアーモンドやアボカドなどの食品、食物繊維が多い野菜やきのこ、これらが入ったスープ、低脂肪高タンパク質な魚や鶏肉、大豆製品をメインにカロリーコントロールをしてみてください。
運動をしてカロリー消費する
摂り過ぎた糖質や脂質は、エネルギー源として肝臓に24〜48時間程度とどまると言われています。この間に消費できなかった分が、体脂肪へと変化していくのです。
つまり、48時間以内に食事でカロリー調整したり、運動で消費したりすれば、体脂肪として体に蓄えられるのを防げる可能性が高いということ。ショートケーキを食べてしまった日を含め、2日以内に運動で余分に食べた分のカロリー消費を狙いましょう。
ショートケーキ1人前は377kcalでしたね。これを運動だけで消費しようとすると、体重50kgの人は1時間40分歩かなければいけない計算になります。できれば、食事でのカロリーコントロールと合わせて行いましょう。
うっかり食べを防ぐ環境を作る
ダイエット中にショートケーキを食べてしまったことに後悔し自暴自棄になるくらいなら、食べたものは「今自分の身体が欲しているものだったんだ」と割り切り、次回食べ過ぎないような環境作りに専念しましょう。
例えば過食につながるストレスを抱えていないか、糖質依存を招く菓子パンやお菓子を家にストックしていないか、一食抜いて次の食事でまとめて食べることは多くないか。自分が甘いものをやめられない理由や、食べ過ぎてしまう根本原因を考えるのです。
原因がわかったら、対策を考えます。食べること以外でストレス発散の方法を見つける、パンやお菓子の代わりに野菜たっぷりのサンドイッチを選ぶ、空腹と満腹の振れ幅が大きくならないよう工夫する、など。
間に合わせのお菓子を口に入れないよう、ナッツ類や干し芋のようなヘルシーなお菓子を用意しておくのもGOOD。ストレス緩和につながる高カカオチョコレートもおすすめです。
ショートケーキは食べる前後で運命が決まる!
カロリー・糖質・脂質、すべてが高いショートケーキは、太りたくないなら食べないに越したことはありません。でも、どうしても我慢できない、うっかり食べてしまった、という場合でも大丈夫。選ぶショートケーキや食べる時間帯、食べてしまった後の行動を、少しだけ変えてみましょう。ダイエット中はできるだけ控えてほしいですが、食べてしまったからといってダイエット継続が不可能になるわけではありません。前後の行動を工夫し、食欲に負けそうなとき、負けてしまったときを乗り切ればよいのです。
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフィットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。