ソフトクリーム1個あたりのカロリー・糖質・脂質量は？太りにくい食べ方があるなら知りたい！

ソフトクリームのカロリー・糖質・脂質量

まずは、ソフトクリーム1つ（コーンは含まない）を120gと仮定した場合の、カロリーと糖質・脂質量を見てみましょう。

ちなみにこちらは、シンプルなバニラ味の場合。フレーバーやトッピングによっては、さらにカロリーアップが予想されます。

その他デザートとの比較

ケーキやプリン、ゼリー… etc. スイーツのなかではどれが一番高カロリーなのか、ソフトクリームと比べてみましょう。すべて100gあたりの数値で比較します。

この中ではソフトクリームは比較的低カロリー。小麦粉やお砂糖の使用量が多いデザートほど、高カロリーのようです。

市販ソフトクリームのカロリーを比較

ここではコンビニやスーパーでよく見かける、市販ソフトクリームのカロリーを紹介します。量はそれぞれ異なり1個分を、2024年5月現在の公式ホームページ情報を元にカロリーを記載します。

ソフトクリームを食べるとき、少しでも太りにくくするには

コーンなし、カップで食べる

ソフトクリームのコーンは軽いソフトな食感のものから、しっかりとした歯応えがあるワッフルコーンまでさまざま。使われている材料や形状、大きさもそれぞれなので一概には言えませんが、少なく見積もってもコーンだけで30kcal以上は見ておいたほうがよいでしょう。存在感ある大きめワッフルコーンの場合は、それだけで100kcal近くある場合もあります。

コーンの主原料は小麦粉なので、コーンを食べるとカロリーだけでなく糖質量もアップすることは必須。最後までおいしく食べられるのは嬉しいことですが、ダイエット中はカップのソフトクリームを選んで摂取カロリーを抑えましょう。

低カロリー・低糖質のソフトクリームを食べる

ダイエット中も罪悪感なく食べられる、低カロリー&低糖質をうたったスイーツを販売しているお菓子メーカーもあります。ソフトクリームも例外ではなく、カロリーを極力抑え、糖質カットを叶えた商品はゼロではありません。

ただし、中毒性のある人工甘味料を使用しているものも少なくないので、食べ過ぎには注意。可能な限り、「天然甘味料」を使ったものを選ぶと良いでしょう。

他の食事でカロリー調整をする

ソフトクリーム（120g）を食べた場合のカロリーは175kcalでした。これは同量の白米のカロリーとそれほど変わりません。

ソフトクリームを食べた日はごはんの量を少し減らしたり、脂質が多いお肉や揚げ物類ではなく、ヘルシーな野菜たっぷりのおかずにしたりと、他の食事でカロリーを調整してみましょう。

ただし、ソフトクリームと白米、またはおかず類で含まれる栄養素はそれぞれ異なります。糖質や脂質が多いソフトクリームを食べると、これを代謝するために大量のビタミンとミネラルが使われ、体内はビタミン・ミネラル不足になってしまいます。

ソフトクリームをはじめとするスイーツには、代謝に重要なビタミン・ミネラル類の含有は期待できません。つまり、糖質や脂質の代謝のためにビタミン・ミネラルを日々の食事で摂取する必要があります。したがって、ソフトクリームを食べてしまったからといって、安易に食事を抜くのも考えもの。

「ソフトクリームを食べてもごはんを抜けばOK！」という軽率な考えでスイーツに手を出すのではなく、あくまで食べてしまった日の応急処置として調整してみてください。「他の食事でカロリー調整さえできれば、ソフトクリームはいくら食べても太らない」という意味ではないのでご注意を。

ただ冷たいデザートが食べたいのなら「氷菓」を選ぶ

実はアイスは4種類に分けられます。その4つとは「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」。市販のアイスクリームなら、パッケージの裏に書かれているのでチェックしてみましょう。

これらは乳固形分と乳脂肪分の割合によってどこに属すか分けられるのですが、ソフトクリームが属す「アイスクリーム」は、もっとも乳脂肪分が多い部類です。

4つの中では「氷菓」がもっとも低カロリーかつ低脂肪。果汁や砂糖が添加されているため、食べても太らないとは言えませんが、ソフトクリームよりもカロリーは抑えられます。ソフトクリームをピンポイントで食べたいのではなく、ただ冷たいデザートが食べたいのなら、さっぱりとした氷菓を選びましょう。

ソフトクリームはほどほどに楽しもう

「口の中でとけていくし、そんなに高カロリーではないでしょ？」と思っていた方もいるかもしれませんが、ソフトクリームは1つで200kcal近くある立派なスイーツです。ダイエット中定期的に食べて良いのものではありません。どうしても我慢できないときは太りづらい食べ方を参考に、工夫とセットで楽しんでくださいね。

りの

栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフィットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行（渡航国数50カ国以上）。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。