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2024.03.26

獅子奮迅とは激しい勢いで物事に対処すること|読み方・意味・類語・言い換え表現・対義語

「獅子奮迅」とは激しい勢いで物事に対処することを指し、座右の銘としても人気がある言葉です。今回は詳しい意味や語源・由来、「獅子奮迅の活躍」といった使い方・例文などを解説します。類語・言い換え表現や対義語も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「獅子奮迅」とは? 読み方などの基礎知識を解説

「獅子奮迅」は、ビジネスシーンや日常生活で耳にすることのある言葉で、読み方は「ししふんじん」です。このうち、「獅子」とはライオンのことを指します。周りを圧倒するような勢いで物事をおこなう人のことなどを表現する、四字熟語です。

それでは、獅子奮迅の詳しい意味や語源・由来、「獅子奮迅の活躍」などの使い方・例文を解説します。

獅子奮迅の意味

獅子奮迅の意味は、「激しい勢いで物事に対処すること」です。「獅子」とは古来から百獣の王と呼ばれているライオンのこと、「奮迅」とは勢い激しくふるい立つことを指します。

しし‐ふんじん【獅子奮迅】
獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に対処すること。「獅子奮迅の働きをする」

出典:小学館 デジタル大辞泉

つまり、ライオンが奮い立って暴れまわるようなイメージがある言葉です。勢いよく何かに取り組むさまや、華々しい活躍、周りを圧倒する勢いで物事をおこなう人などを表します。

ライオンのイラスト
(c)Adobe Stock

獅子奮迅の語源・由来

獅子奮迅の語源・由来は、仏教の経典だといわれています。中国唐の時代の仏教経典である「大般若波羅蜜多経」の第52巻に、獅子奮迅の由来とされる表現が確認されているようです。その後、お釈迦様だけではなく、より広い対象を指した四字熟語として使われるようになりました。

「獅子奮迅の活躍」などの使い方・例文

それでは、実際の使い方を簡単な例文で確認しましょう。

・倒産も目前かと思われていたが、社員たちの働きによってなんとか持ち直した。まさに獅子奮迅の活躍だ
・彼女の獅子奮迅の活躍により、今回のプロジェクトは大成功を収めました
・彼はまだ入社2年目だが、営業成績が周りから抜きんでている。獅子奮迅の働きをしてくれていて、今後も楽しみだ

このように、「獅子奮迅の活躍」や「獅子奮迅の働き」などの形で使われることが多いです。ビジネスシーンや芸能界、スポーツ界などで、目覚ましい活躍をする人に使います。

獅子奮迅の関連語もチェック!

あわせて、獅子奮迅の関連語も確認しましょう。

獅子奮迅の類語・言い換え表現や対義語表現は、以下のとおりです。

<類語・言い換え表現>
・疾風怒濤(しっぷうどとう)
・猪突猛進(ちょとつもうしん)
・面目躍如(めんもくやくじょ・めんぼくやくじょ)

<対義語表現>
・春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)

また、「猛烈(もうれつ)な」「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」「激動」「破竹の勢い」なども、獅子奮迅の類語・言い換え表現だといえるでしょう。

それでは、これらの関連語の意味を解説します。

走る人の写真
(c) Adobe Stock

類語・言い換え表現1:疾風怒濤

疾風怒濤(しっぷうどとう)とは、「激しく吹く風と、激しく打ち寄せる大波」のことです。「人やものごとが激しく荒れ動く様子」「時代や状況が大きく変わる様子」などのニュアンスを含んで使います。

勢いの激しいさまであることは獅子奮迅と同じであるものの、疾風怒濤は主体的というより時代や環境による困難を表す傾向がみられます。また、ゲーテを中心とした18世紀後半の文学革新運動を表す言葉でもあります。

類語・言い換え表現2:猪突猛進

猪突猛進(ちょとつもうしん)は、獅子奮迅と同様に動物をたとえに使った表現です。猪(いのしし)の突進のように「周りのことや状況を考えずに勢いよく突き進んでいく様子」を意味します。

猪突猛進は、勢いよく進んでいく様子であることが獅子奮迅と似ている言葉です。しかし、猪突猛進と表現する場合には、「無謀」「向こう見ず」「他を省みない」などのネガティブなニュアンスが含まれる場合も。言い換える際は、意味の違いに注意して使い分けましょう。

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類語・言い換え表現3:面目躍如

面目躍如は、「めんもくやくじょ」とも「めんぼくやくじょ」とも読みます。「生き生きとしているさま」や、「本人が持つ実力を存分に発揮して周囲の期待に応えている状態」を指す言葉です。

面目躍如を用いる場合には、対象となる人の活動そのものよりも、結果として本来の活躍をして成功を収めたという点に重点をおいているといえるでしょう。

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対義語表現:春風駘蕩

一方で、獅子奮迅の対照的な表現には春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)などが挙げられます。

春風駘蕩とは、「穏やかで物事に動じず、のんびりした様子や状態」「そのような人柄」を表す四字熟語です。もともとは「春風がのどかに吹く様子」を表現していたものの、意味が転じて現在の使い方をするようになりました。

先述のとおり、獅子奮迅は「ライオンのように激しく行動し活躍する様子」を指します。そのため、「ゆったりしている状態」を指す春風駘蕩は、獅子奮迅とは対極にある様子だといえます。

春風駘蕩は、ビジネスシーンなどで「焦らずチャンスを待つ状態」にも使えます。春風駘蕩と表現される状態の人が、「獅子奮迅の活躍」と表されるような華々しい活躍をする可能性もあるでしょう。まったくの正反対だとはいえない可能性があることに注意が必要です。

獅子奮迅という言葉を正しく理解しよう

獅子奮迅とは、ライオンが奮い立って暴れまわるように「激しい勢いで物事に対処すること」を指す四字熟語です。華々しい活躍や周りを圧倒する勢いで物事をおこなう人などを表します。

「獅子奮迅の活躍」や「獅子奮迅の働き」といった形で、ビジネスシーンなどで使われることが多いです。

類義語・言い換え表現は、「疾風怒濤(しっぷうどとう)」「猪突猛進(ちょとつもうしん)」などです。また、対照表現には、「春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)」などがあります。

言葉の詳しい意味や使い方・例文、関連する表現などを確認し、多くの言葉を正しく使えるようになりましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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