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2024.03.12

面目躍如の意味とは? なんと読む? 正しい使い方や例文、類義語・対義語も紹介

面目躍如とは、世間の評価や名声にふさわしい活躍をするという意味です。よく似た言葉には、本領発揮や面目一新があげられます。今回は、面目躍如について詳しい意味や正しい使い方を解説します。類義語・対義語も紹介しますので、参考にしてください。

面目躍如とは?

面目躍如とは、「めんもくやくじょ」と読みます。「めんぼくやくじょ」でも間違いではありません。「面目」と「躍如」という2つの言葉を組み合わせた言葉です。

ここでは、面目躍如の意味と、言葉の由来を解説します。

評判通りの活躍をすること

面目躍如とは、世間の評判通りの活躍をすることや、生き生きとした様子を表す言葉です。実力を発揮し、世間の期待や評価に十分に応えるだけの活躍をすることを指します。名声・評価が、これまでよりもさらに高まるという意味で使うこともあります。

面目躍如:その人本来の姿が生き生きと現れているさま。

(小学館 デジタル大辞泉より)

基本的に他の人の活躍について使う言葉です。

デスクトップモニターを見てガッツポーズして喜ぶ3人の写真
(C)Adobe Stock

言葉の由来

面目躍如は「面目」と「躍如」という2つの言葉で成り立つ言葉です。「面目」はもともとは顔という意味で、それが転じて「世間からの評価」「物事のありさまという意味になっています。単体でも使われる言葉で、世間に合わせる顔がないという意味の「面目ない」や、名誉を高めるという意味の「面目を施す」という使い方も。

「躍如」は、「生き生きとして勢いがある」という意味。これら2つの言葉を合わせたのが「面目躍如」という四字熟語です。

面目躍如の例文

面目躍如は、「面目躍如を果たす」「面目躍如たる活躍」といった使い方をします。ここでは、例文をいくつかみていきましょう。

・チームは連敗が続いていたが、大事な試合で勝利し、面目躍如を果たした
・彼は地元の選挙で前回は落選したものの、今期は当選を果たして面目躍如となった
・彼女は仕事でミスばかりしていたが、今年に入ってから高い成果を上げて面目躍如たる活躍をみせている
・彼が面目躍如の活躍をしたおかげで、部署の成績は飛躍的に上がった

面目躍如の類義語・言い換え表現

面目躍如には、次のような類義語があります。

・本領発揮(ほんりょうはっき)
・面目一新(めんもくいっしん・めんぼくいっしん)
・名誉挽回(めいよばんかい)

このほか、「体裁が保たれる」という意味の「面目が立つ」も類義語といえます。評価を受ける点で面目躍如と似ていますが、その状態に留まり、面目躍如のような「活躍する」という意味はありません。

ここでは、面目躍如の類義語を3つみていきましょう。

チーム、チームワーク、ビジネス、サクセス、成功、万歳、バンザイ、喜ぶ、目標、達成、成長、ガッツポーズ、グループ、企業、経営、マネジメント、挑戦、チャレンジ、合格、シルエット、人材、競争、社会、発展、仲間、団結、パートナー、同僚、スタートアップ、ダブルエクスポージャー、合成、多重露光、技術、テクノロジー、未来、展望、プロフェッショナル、イノベーション、開発、イメージ、コピースペース、構想、設計、戦略
(C)Adobe Stock

本領発揮

本領発揮とは、自分の持っている能力や持ち味などを存分に出すという意味の言葉です。本領発揮の「本領」は、本来の能力や長所を指します。「発揮」は持っている力や特性などを外に表すという意味です。

仕事やスポーツなど能力の発揮を求められるさまざまな場面で、最大限の力を発揮できたときに使われます。

〈例文〉
・彼は負けられない重要な試合で本領発揮し、見事に金メダルを獲得した
・彼女は第一志望校の試験で緊張してしまい、本領発揮できなかった

面目一新

面目一新とは、世間の評判や信用がこれまでとは変わってよくなるという意味です。また、外見や内容がまったく新しく変わるという意味もあります。

評価が高くなるという点で、面目躍如と似ているといえるでしょう。面目一新はこれまでの評価はあまり高くはなく、何らかの事情によってがらっと評価が改まるというニュアンスがあります。

〈例文〉
・彼はこれまで遊んでばかりいたが、入試も近くなってきて気持ちを改め、勉強に打ち込んだ。その結果、試験に合格し、面目一新となった
・毎年最下位だったチームはメンバーを入れ替えたことで勝てるようになり、面目一新を果たした

名誉挽回

名誉挽回とは、一度は信用や評判を失ったが、その後の言動によって取り戻すという意味です。名誉挽回の「挽回」とは、「元に戻す、回復する」という意味があります。

面目躍如は世間の評判通りの活躍をするという点で名誉挽回とは異なりますが、評価を上げるという点では共通しているといえるでしょう。

「汚名挽回」という言葉がありますが、これは誤用です。正しくは「汚名返上」で、意味は名誉挽回と同じです。

〈例文〉
・彼は大きなミスにより評価を下げたが、名誉挽回を目指して熱心に働いている
・その会社はあまりにも大きな不祥事を起こしたため、しばらくの間は名誉挽回が難しそうだ

面目躍如の対義語・対照表現

面目躍如の対照的な表現もみていきましょう。対義する意味を「評価が下がる」という点に着目すると、次の言葉があげられます。

・不面目(ふめんぼく)
・面目が立たない(めんぼくがたたない)

不面目は、「面目を失う、名誉が傷つけられる」という意味。面目が立たないは、「自分を評価してくれている人の期待に応えられない」「名誉が保たれない」という意味で使います。

ソファに座り頭を抱えている人の写真
(C)Adobe Stock

面目躍如と対照的な言葉について、実力を発揮できないという点に着目した場合、不完全燃焼(ふかんぜんねんしょう)という言葉もあげられます。本来の力を出し切れず、思うような成果を得られないという意味です。

面目躍如の意味を正確に覚えよう

面目躍如は、世間の評判通りの活躍をするという意味の四字熟語。また、名声や世間体がこれまでよりもさらによくなるという意味もあります。よく似た言葉としては、本領発揮や面目一新など。細かいニュアンスや使うシーンは異なるため、それぞれの意味を押さえましょう。

対照的な表現には、「不面目」や「面目が立たない」という言葉があげられます。例文も参考に、面目躍如を正しく使えるようにしましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(C)AdobeStock

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