「He’s all mouth.」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
英語には、「そうきたかぁ~」と思わずにはいられないユニークな表現がたくさんあります。
今回ご紹介するのも、そのまま訳してしまうとちょっと不思議なこんなフレーズ!
「He’s all mouth.」
直訳すると、「彼=すべて口」になってしまいそうですが、それではさっぱりわかりませんね。妖怪か何かを想像してしまいそうです。
すべて口とはどういうことの例えなのか考えてみてくださいね!
前回の記事はこちら>>「What an itsy-bitsy cat!」と言われたら…? どんな猫? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
「He’s all mouth.」で「彼は口ばかり(口先だけ)だ」という意味になるんです!
「He’s all talk (and no action).」や、先日ご紹介した「He talks the talk.」と近い表現ですね。
「all +体の部位」でできているイディオムには、他にもいろいろとありますよ。いくつかご紹介していきたいと思います。
・「I’m all ears.」
:これも「He’s all mouth.」と同じように考えてみましょう。私=すべて耳ということで、「しっかり聞いている」ということを表す表現。「I’m listening.」と同義で、「どうぞ話してください」と相手の発言を促すフレーズです。
・「I’m all thumbs.」
:親指って他の指に比べてちょっとばかり動きが鈍いですよね。そのことから、「私はひどく不器用です」というニュアンスに。「I’m clumsy.」と言い換えることが可能。また、「I’m all fingers and thumbs.」も手先が不器用なことを表しています。
・「He’s all arms and legs.」
:これも彼=すべての腕と脚となりますが、想像できそうですね! 「彼はひょろひょろしている(手足が長い)」ということ。つまり、「He’s tall and slender.」ということですね!
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この連載「大人の英語塾」では、意外と知らない英単語の意味や、勘違いしやすい英語のイディオムなどを、サッと隙間時間にでも読める内容でお届けしています。思わずクスッとしてしまう英語ならではのユニークな表現から、海外ドラマでよく登場するあのセリフまで盛りだくさん! Oggi.jpにて定期的に配信していますので、ぜひ覗いてみてくださいね♡
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。