自分の名前にも“Mr.”や“Ms.”を付ける!?
中学の英語で習う“Mr.”や“Ms.”といったお馴染みの敬称。
日本語の「~さん」に近いニュアンスだと思っている方も多いかと思います。
もちろん、たとえば田中さんを呼ぶのに“Mr. Tanaka”と使って全く問題ありません。
では、この文はどうでしょうか?
「Hello, I’m Ms. Sato.」
自分の名前に“さん付け”!? と違和感を覚える人も少なくないのでは。
でも実は、この言い方はおかしくないのです!
前回の記事はこちら>>「apples and oranges」の意味は? リンゴとオレンジ… じゃない!?
自分の名前に“Mr.”や“Ms.”を付けるというのは、特にはじめましての場合や、電話で応答する場合などによく見られます。
またビジネスメールや手紙などで、自分の性別を明確にするという目的でも使われるのです。
念のため、“Mr.”や“Ms.”の使い方をチェックしておきましょう!
◆Mr.
“Mister”の略で男性に対して使う敬称。イギリスではピリオドを付けず「Mr」とするのが一般的。意味は、~さま、~さん、~氏、~先生、~殿など。
ex. “Mr. Tom brown”(トムブラウンさん)
ex. “Mr. brown”(ブラウンさん)
基本的に苗字もしくはフルネームの前に使い、“Mr. Tom”のように名前だけに付けることはしません。
また、官職名の前につけて呼びかける際に使われるケースも。
ex. “Mr. Chairman!”(議長!)
ex. “Mr. President!”(大統領!)
◆Ms.
既婚、未婚に関係なく女性に対して用いる敬称。
ex. “Ms. Jane Brown”(ジェーンブラウンさん)
ex. “Ms. brown”(ブラウンさん)
ちなみに、既婚女性に対しては「Mrs.」、未婚女性に対しては「Miss」のように使い分けると聞いたことがある人もいるかもしれませんが、最近ではそのような区別はせず、女性には誰であっても「Ms.」と呼ぶのが主流です。
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。