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2022.08.23

よくある「二重敬語」例を一覧で紹介!「二重敬語」がなぜダメなのかも解説

「二重敬語」とは、同じ種類の敬語を2回使うこと。丁寧に言おうとしたために、「二重敬語」になっていることも少なくありません。当記事では、よくある「二重敬語」例の一覧や、古文における「二重敬語」、「二重敬語」がなぜダメなのかについても紹介します。

「二重敬語」とは?

日本人であっても、敬語は難しい日本語ですよね。しかし丁寧に言おうとしたために、「二重敬語」になっていることも少なくありません。「二重敬語」を使うと、「日本語を正しく使えない人だ」と思われてしまうおそれがあるため、ビジネスシーンでは特に注意したいもの。まずは「二重敬語」とは、何なのかを解説していきます。

意味

「二重敬語」とは、わかりやすく言うと、同じ種類の敬語を2回使うこと。例えば、「おっしゃられる」という表現は、「おっしゃる(尊敬語)」と「〜れる(尊敬語)」を重ねて使っているため、誤りです。また、「拝見させていただきます」という表現は、「拝見(謙譲語)」と「させていただく(謙譲語)」と、謙譲語を2回使っているため、「二重敬語」になります。

同じ種類の敬語を重ねて使わなければ「二重敬語」にならないので、例えば「拝見(謙譲語)」+「します(丁寧語)」で成り立っている「拝見します」という表現は間違いではありません。

ファイルをみている女性
(c)Shutterstock.com

「二重敬語」はなぜダメなの?

なぜ「二重敬語」がダメなのかは、いくつか理由があるようです。まず挙げられるのは、日本語が間違っていることからマナー知らずと思われてしまうから。また、あまりに丁寧すぎる表現は、逆に「見下されている」というイメージを与えてしまうことも。ビジネスシーンにおいては、「二重敬語」を使わないように特に注意をしたいものですね。

現代では「二重敬語」は誤りとされていますが、古文では「二重敬語」はよく使われていた表現です。特に天皇や中宮(天皇の妻)などに対して、より高い敬意をあらわす「二重敬語」を「絶対敬語」と言います。

「二重敬語」のパターンと例文を紹介!

ここでは、よく使ってしまいがちな「二重敬語」のパターンやフレーズを紹介します。それぞれなぜ「二重敬語」になるのか、また正しい言い換え表現についても解説しますので、チェックしてみてください。

1:「お(ご)〜なる」+「れる(られる)」

もっとも使ってしまいやすい「二重敬語」は「お(ご)〜なる」+「れる(られる)」のパターン。「お(ご)〜なる」も「れる(られる)」も、両方とも尊敬語なのでこの表現は間違いです。例えば、「取引先の方がお見えになられました」「お菓子をお召し上がりになられますか?」はNG。正しくは、「取引先の方がお見えになりました」「お菓子をお召し上がりになりますか?」です。

2:「謙譲語」+「させていただく」

誤用が多いのが「させていただく」という表現。「させていただく」は「させてもらう」の謙譲表現であるため、「させていただく」とそのほかの謙譲語を重ねて使うのも「二重敬語」に。例えば、「先生の講演を拝聴させていただきます」「ありがたく頂戴させていただきます」などは、「拝聴」も「頂戴」も謙譲語で、「二重敬語」になります。それぞれ「先生の講演を拝聴します」「ありがたく頂戴します」と言い換えましょう。すこし心もとない気もしますが、これが正しい表現です。

3:「ご連絡させていただく」

ノートパソコンを見て悩む女性
(c)Shutterstock.com

「させていただく」の誤用表現で多いのが、「ご連絡させていただく」というフレーズ。メールや電話などで、よく使ってしまいがちな表現ではないでしょうか? 「連絡」に接頭語の「ご」をつけることで謙譲表現になっているので、「させていただく」と併用すると「二重敬語」になってしまいます。

ただし、「ご連絡させていただく」は現在では広く使われている表現のため、使っても問題ないという意見も。しかし不安な場合は、「ご連絡します」「連絡いたします」などを使うといいでしょう。

敬称の「二重敬語」にも注意!

上記で挙げた「二重敬語」のパターンのほかに、ビジネスシーンで注意したいのは敬称を重ねて使ってしまうこと。例えば、「社長様」「部長殿」など。社長や専務、部長、課長などの役職には、すでに尊敬の意味合いが含まれています。そのため、役職に「様」「殿」をつけるのは「二重敬語」になってしまうのです。シンプルに「社長」「○○部長」という表現で問題ありません。

使われがちな「二重敬語」一覧

続いて、よく使ってしまう「二重敬語」をピックアップして紹介します。それぞれ、正しい敬語表現も紹介しますので、もし間違って使っていた場合は、それらに言い換えましょう。

○と×の札を持つ女性
(c)Shutterstock.com

<「二重敬語」一覧>
×おっしゃられた → ○おっしゃった
×お帰りになられました → ○お帰りになりました
×お見えになられました → ○お見えになりました
×お読みになられましたか? → ○お読みになりましたか?
×伺わせていただきます → ○伺います
×拝見させていただきます → ○拝見します
×頂戴させていただきます → ○頂戴します

使用しても問題ない「二重敬語」とは?

本来は「二重敬語」ですが、広く使われるようになったために、誤用ではなくなった「二重敬語」もいくつかあります。それぞれ言葉の成り立ちや、例文も紹介しましょう。

1:お召し上がりになる

「お召し上がりになる」は、「お〜なる(尊敬語)」と「召し上がる(尊敬語)」で成り立っている表現ですので、本来は「二重敬語」です。しかし、現在では広く使われている表現のため、間違った表現ではないとされています。

例文:こちらでお召し上がりになりますか?

2:お伺いする

「お〜する(謙譲語)」と「伺う(謙譲語)」で成り立っている「お伺いする」も「二重敬語」です。ただし使用が一般化しているため、こちらも誤用ではありません。

例文:明日、10時に御社へお伺いします。

3:拝見いたす

「拝見いたす」は、「拝見(謙譲語)」と「いたす(謙譲語)」で成り立っているため、「二重敬語」です。しかしこちらも使用して特に問題はありません。

例文:打ち合わせの資料を拝見いたします。

最後に

よくある「二重敬語」のパターンも紹介しましたが、「当たり前のように使っていた…」というフレーズがあったのではないでしょうか?

できるだけ丁寧に話そうとして、「二重敬語」になってしまうことはよくあること。しかし、ビジネスシーンにおいては、「二重敬語」は失礼と思われてしまうこともあるので、当記事を参考にして、正しい敬語表現を使えるようになりましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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