「Let’s have a toast!」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
本日ご紹介するのは、こんな表現!
「Let’s have a toast!」
“toast”といったら、あのキツネ色に焼いたパンのことでしょ? ならば、「さあ、トーストを食べましょう」って意味? と思うかもしれませんね。
ですが、実は“toast”は不可算名詞(数えられない名詞)なのです!
そのため、「トーストを食べましょう」ならば、“a”をつけずに「Let’s have toast!」というのが正解。
ちなみに“bread”(パン)も、英語では不可算名詞として扱われているんですよ! (話が逸れてしまうので、これについては、また別の機会に☆)
では、「Let’s have a toast!」の意味とは……?
前回の記事はこちら>>「You’re dressed to the nines.」と言われたら? 9番目まで着た… じゃない!? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
実は“toast”には「乾杯」という意味があるのです!
そのため「Let’s have a toast!」は「乾杯しましょう」という意味合い。
由来は諸説あるようですが、古代ヨーロッパの祝いの席で、焼いたパンの欠片を飲み物に入れて飲んでいたことからきているんだとか。
ex. 「Let’s have a toast to our success of the project.」(我々のプロジェクトの成功に乾杯しよう)
ちなみに、“have”の代わりに“make”を使ってもOKです^^。
「乾杯!」の掛け声としては、以下のような表現が使われますよ!
・Toast!
ex. 「Toast to your promotion!」(あなたの昇進に乾杯!)
・Cheers!
※複数形にして、間投詞的に用いて
ex. 「Cheers to a great new year!」(素晴らしい新年に乾杯!)
・Here’s to ~
ex. 「We have achieved the sales goal this fiscal year. I appreciate your great work. Here’s to the next!」(今期は売上げ目標を達成することができた。お疲れさま。来期に乾杯!)
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この連載「大人の英語塾」では、意外と知らない英単語の意味や、勘違いしやすい英語のイディオムなどを、サッと隙間時間にでも読める内容でお届けしています。思わずクスッとしてしまう英語ならではのユニークな表現から、海外ドラマでよく登場するあのセリフまで盛りだくさん! Oggi.jpにて定期的に配信していますので、ぜひ覗いてみてくださいね♡
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。