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2026.02.24

「推敲」とは? 意味と由来、校正・訂正・添削との違いを整理

「推敲(すいこう)」とは、「文章を吟味して練り直すこと」。企画書やプレゼン資料などをより良い形に書き直すことは「推敲」といえるでしょう。この記事では、「推敲」の意味や由来、使い方、類語、英語表現、よくある疑問と回答を紹介します。

この記事のサマリー

・「推敲」は文章や字句を十分に吟味し、読み手に伝わる表現へ丁寧に練り直すことです。
・「校正」は、印刷でゲラ刷りを原稿と照合して、誤りを正すことを意味します。
・「添削」は他人の文章を直す行為のことです。

書き上げた文章を読み返し、「なんだか硬い」「言いたいことが伝わりにくい…」と感じたことはありませんか? そんな時に役立つのが「推敲」です。

メールや企画書でも使える、表現を磨く手順も紹介。校正・添削・改稿との違い、英語での言い方、NGな使い方まで、混同しやすい点をすっきり整理します。読み直しの精度が上がりますよ。

「推敲」の意味や由来とは?

まずは、ビジネスシーンでも度々行われる「推敲」の意味をしっかりと押さえておきましょう。

(c)Shutterstock.com

意味

「推敲」は、「すいこう」と読みます。意味は、「詩や文章を十分に吟味して練り直すこと」です。主に、出版業界や文章を書く職業についている人の間で使われる言葉ですが、ビジネスシーンでも使われることはあります。

辞書では次のように説明されていますよ。

すい‐こう〔‐カウ〕【推×敲】
[名](スル)《唐の詩人賈島(かとう)が、「僧は推す月下の門」という自作の詩句について、「推す」を「敲(たた)く」とすべきかどうか思い迷ったすえ、韓愈(かんゆ)に問うて、「敲」の字に改めたという故事から》詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。「―を重ねる」「何度も―する」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

例えば、企画書やプレゼンの内容など「どう書いたら上司やクライアントの心を掴めるだろう」と何度も文章や言い回しを書き直すことがあるでしょう。そのような修正作業も「推敲」となります。

由来

「推敲」は、中国の詩人・賈島(かとう)の逸話に由来するとされる言葉です。賈島が「僧推月下門」という詩句で、「推す」を「敲(たた)く」にするべきか迷い、韓愈(かんゆ)に相談して「敲」に改めたという話が伝えられています。

この逸話から、詩文の字句や文章を十分に吟味して練り直すことを「推敲」と呼ぶようになりました。「苕渓漁隠叢話」の故事によるものです。

参考:『故事俗信ことわざ大辞典』(小学館)

使い方を例文でチェック!

ビジネスシーンにおいて、「推敲」とはどのように使われるのでしょうか? 「推敲する」「推敲を重ねる」などの言い回しをマスターしましょう。

クライアントへ送るメールは推敲する必要がある。

「推敲」そのものは名詞ですが、「(文章を)推敲する」というように動詞として使われるのが一般的です。そのほかにも、現在進行形で「推敲している」、過去形で「推敲した」ということもできます。

納得がいくまで推敲を重ねたおかげで、卒業論文が高く評価された。

「推敲」は、「重ねる」という言葉とセットで使われることも。そもそも「推敲」という言葉自体に、「文章を何度も練り直す」という意味が含まれていますが、もっとたくさんの練り直しをした、または大変苦労して作り上げたということを強調したい場合に「推敲を重ねる」といいます。

締め切りが迫っているが、この資料にはまだ推敲の余地がある

「余地」とは、「ゆとりや余裕」のこと。今以上に文章のクオリティが上がる可能性がある場合や、もっと文章の内容を練り上げる必要があるという状況で使用されます。

(c)Shutterstock.com

類語や言い換え表現は?

「推敲」には、似たような意味を持つ言葉が多いため、使い分けに悩む人も多いのではないでしょうか? ここでは、文章の修正に関わる類語をピックアップして紹介します。「推敲」との意味の違いに着目しましょう。

校正

「校正(こうせい)」とは、「文字や文章を比べ合わせ、誤りを正すこと」。印刷物の仮刷りと原稿を照らし合わせて、誤植や体裁の誤りを直すことです。

「校正」の目的はあくまでも、「誤字・脱字の修正」なので、「推敲」が持つ「文章表現をより良くしていく」作業は含まれません。また、「推敲」は、詩や小説などを書いた作家本人が行いますが、「校正」は、編集者や校閲の担当者が行う作業という点が異なります。

訂正

「訂正(ていせい)」とは、「文章や文字の誤りを正しく直すこと」。「校正」と同じく、「誤りを直す」作業なので、「文章を練り直す」という意味は含まれません。また、「校正」は主に出版業界などで使われますが、「訂正」は「今の発言を訂正する」というようにより幅広い場面で使われる言葉だといえます。

添削

「添削(てんさく)」とは、「他人の文章や答案を改め直すこと」。必要な語句を追加したり、削ったりする作業のことを指します。自分自身で文章を修正する「推敲」とは違い、他人が文章を直すことが「添削」の特徴。

学校で先生が生徒の答案に赤ペンで修正を加えることなどがいい例ですね。そのため、自分が書いた文章に対して「添削する」という言葉は使用できません。

参考:『使い方の分かる 類語例解辞典』、『デジタル大辞泉』(ともに小学館)

英語表現とは?

「文章を推敲する」は、英語では“polish”(磨く)や “improve”(改善する)を使うと表しやすいでしょう。

例文:
I need to polish this article before I submit it.
(提出する前に、この記事を推敲しないと。)

I’m trying to improve the flow of this paragraph.
(この段落の流れをよくするよう推敲しています。)

(c)Shutterstock.com

「推敲」に関するFAQ

ここでは、「推敲」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 推敲とは、結局何をすること?

A. 文章を十分に吟味して練り直すことです。

Q2. 校正と推敲は、どう違う?

A. 校正は誤字脱字や表記ゆれなど「誤りを正す」作業です。推敲はより適切な文章にするために練り直したり、書き直したりすることを意味します。

Q3. 添削と推敲は、同じ意味?

A.添削は他人の文章に手を入れて直すこと。推敲は自分の文章を、自分で練り直すことを指します。

最後に

「推敲」とは、自ら文章を吟味して練り直すこと。もっといい表現がないか試行錯誤しながら書き直していく作業のことをいいます。上司からプレゼン資料などの出来を尋ねられた時に「もう少し推敲を重ねてみます」といえば、仕事への熱意を伝えられるでしょう。

「校正」や「訂正」などの意味も合わせて覚えて、適切な場面で正しく使い分けてみてくださいね。

TOP・アイキャッチ画像/(c)Adobe stock

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