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2021.09.25

大人なら知っておきたい!「月下氷人(げっかひょうじん)」の意味とは? 使い方や類語についても解説

「月下氷人」という四字熟語は、ビジネスシーンではあまり使われることがないため耳慣れない言葉ですが、結婚式場やゲームサイトで使われているので、どのような意味なのか気になりますよね。ここでは、「月下氷人」の意味や使い方、類語について紹介していきます。

【目次】
「月下氷人(げっかひょうじん)」とは?
「月下老人」との違いとは
「月下氷人」の使い方を例文でチェック
「月下氷人」の類語にはどのようなものがある?
最後に

「月下氷人(げっかひょうじん)」とは?

(c)Shutterstock.com

「月下氷人」という言葉を聞いたことはありますか? ビジネスシーンではあまり使われることがないため、耳慣れない方も多いのではないでしょうか。「月下氷人」は、結婚式場や、ゲームサイトで使われることが多い言葉です。全く違う2つの場面で使われることのある言葉なので、混乱しやすい言葉でもあります。

「月下氷人」の意味とは

「月下氷人」とは、一言でいうと「仲人」(なこうど)という意味です。ちなみに「月下氷人」は<げっかひょうじん>と読みます。「月下氷人」は、仲人のように結婚の仲立ちをしたり、披露宴では、新郎新婦にそれぞれ付き添ったりする役割でした。

現在では、仲人が立ち合いをし、挙式まで付き添ってお世話をするケースがあまりないので、自然と「月下氷人」という言葉が使われることも少なくなってしまったのです。

「月下氷人」の由来とは

「月下氷人」は、「月下老人(げっかろうじん)」と「氷上人(ひょうじょうじん)」がひとつになって出来た言葉と言われています。「月下老人」も「氷上人」という言葉も聞き慣れない単語なのではないでしょうか。「月下老人」とは、『続幽怪録(ぞくげんかいろく)』という書物に登場する人物の名です。

月光の下で、袋に寄りかかりながら書物を読んでいる老人がいました。そこを通りかかった韋固(いこ)という人物が、老人の寄りかかっている袋から出ている赤い紐について質問をします。

すると、老人は「この紐で足を繋げば、どんな男女であっても夫婦の縁で結ばれるのだ」と答えました。結果的に、韋固は本当に赤い紐を結んだ女性と結婚することになりました。このことから、男女の縁を結ぶ人のことを「月下老人」と呼ぶようになったのです。

一方で「氷上人」ですが、「氷上人」は『晋書索紞伝(しんしょさくたんでん)』に登場する高名な占い師の事です。令狐策(れいこくさく)という人物が、「氷上人」に自分が見た占いの夢占いを依頼しました。すると「氷上人」は、「その夢は、あなたがある人物の結婚の仲介をすることの前兆である」と述べたのです。

翌日、実際に令狐策は知人に仲人を頼まれた、という話が『晋書索紞伝』にあり、そこから「氷上人」が仲人のことを示すようになりました。

「月下老人」との違いとは

(c)Shutterstock.com

「月下老人」や「氷上人」は、実際に中国の文献に登場する人物ですが、「月下氷人」はそうではありません。『続幽怪録』や『晋書索紞伝』の「月下老人」と「氷上人」の話を知った日本人が、その二つの言葉を混同したことで「月下氷人」という言葉が生まれました。

したがって「月下老人」は、中国の歴史書に登場する人物、「月下氷人」は、中国の歴史書に基づいて日本で作られた言葉、という違いがあります。

「月下美人」との繋がりは?

「月下美人」という言葉は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。「月下氷人」と「月下美人」、漢字一文字違いで似ている四字熟語ですが、この二つの言葉に繋がりはありません。

「月下美人」は、初夏から秋にかけて大きくて非常に美しい白い花を咲かせるサボテン科の植物の名前です。また、1年の間で1回も開花しないこともあり、花の姿を見られることは滅多にありません。ですが、そのことがかえって儚くミステリアスな花でもあります。ぜひ機会があれば調べてみてください。

「月下氷人」の使い方を例文でチェック

意味自体は簡単でしたが、成り立ちが少し複雑な「月下氷人」。初めて聞く方も多いかもしれません。例文を用いて、「月下氷人」の使い方を確認しましょう!

1:「以前は、世話好きの親戚のおばさんが月下氷人となって、男女の仲を取り持ったものだが、最近ではそういった話をあまり聞かなくなった」

「社長になる」や「有名人になる」と同じように、「月下氷人になる」という使い方が出来ます。

2:「私の両親の月下氷人は、父と母の共通の同僚であると聞いている」

「月下氷人」は「仲人」という意味なので、置き換えて表現することも出来ます。

3:「私が、彼と彼女の月下氷人を務めるとは夢にも思わなかった」

「月下氷人になる」と似た使い方で、「月下氷人を務める」という言い方が可能です。「務める」という動詞を使うことで、仲を取り持つというニュアンスが強くなります。

「月下氷人」の類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

「月下氷人」は四字熟語かつ使われる場面が限られているので、使い方のバリエーションがあまりありません。ですが、「月下氷人」の類語には、日常生活や、ビジネスシーンでも使えるような表現があるので、参考にしてみてください。

1:橋渡し役

「橋渡し役」とは、2つ以上の組織や、人物の間に立って、良好で円滑な関係を築くことが出来るよう働きかけを行う役割を持っている人のことを指します。「月下氷人」のように、恋愛における関係を取り持つだけでなく、ビジネスや友好関係など、さらに広い範囲で用いることができるため、汎用性が高い言葉です。

2:仲介役

「仲介役」も、「橋渡し役」と似た意味を持っています。当事者同士の間を取り持ったり、話をまとめたりする役割があります。「橋渡し役」と同様に、恋愛面以外でも、ビジネスシーンや日常生活においても使われることの多い言葉です。

「橋渡し役」との違いは、当事者同士が利害関係などで衝突した際に、間に入って問題を解決するという役割も担っている点になります。

3:介添え

「介添え」は、<かいぞえ>と読みます。最近では、「ブライダルアテンダー」と呼ばれることも多いです。「ブライダル」という言葉が含まれていることからも分かるように、結婚式で花嫁の衣装や行動のサポートを行うことを「介添え」と言います。「介添え人」は、花嫁のドレスケア、行動のサポートだけでなく、会場内の誘導やタイムテーブルの管理なども行う大切な役割です。

新郎新婦にとっても大切な人であると同時に、プランナーや司会者などのスタッフとの取次も担っているので、非常に重要なポジションになります。

最後に

今回は「月下氷人」について、意味から由来、使い方まで詳しく解説しました。四字熟語は、漢字の意味から言葉の意味を推測できる場合も多いです。しかし、「月下氷人」は漢字を見ただけでは意味を推測することが出来ないため、使われる機会も少なく難しいと敬遠されがち。だからこそ、機会があればぜひ、使うことにチャレンジしてみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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