2月といえば? |行事・イベント編
2月は1年でもっとも短い月ですが、イベントや行事が盛りだくさんの月です。2月を代表する行事やイベントとしては、次のようなものが挙げられます。
・節分・豆まき・恵方巻き(2月2日~4日ごろ)
・立春(2月3日~5日のいずれか)
・バレンタインデー(2月14日)
それぞれの行事・イベントの過ごし方、由来について紹介します。
節分・豆まき・恵方巻き
節分(せつぶん)とは、季節の変わり目を指す言葉です。一般的には立春(りっしゅん)の前日を指し、その年によって変わりますが、2月2日~4日ごろになります。
節分のときは、病気や災害を鬼に見立てて、魔を滅する意味のある豆を投げて追い払います。神社では節分祭を実施していることもあるため、足を運んでみるのもよいでしょう。
なお、昔の暦では、立春が1年の始まりと考えられていました。立春前日の節分は1年を締めくくる日とされ、新年に向けて無病息災を願ったのです。節分は、中国から伝わった「追儺(ついな)」と呼ばれる儀式が由来といわれており、その追儺が平安時代の宮中行事のひとつとなって毎年大晦日に儀式が行われるようになりました。追儺が民間にも広がり、鬼の形でわかりやすく病気や災害を表現し、翌年を穏やかに過ごすための豆まきをするようになったようです。
また、節分のときには、太い巻き寿司をその年の恵方を向いて食べることがあります。好きな具材で手づくりしてみるのも楽しいでしょう。定番のお刺身以外にも、とんかつや焼肉などの肉料理を細長く切ったり、レタスや豆などでサラダをつくって巻いたりするのもおすすめです。
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立春
立春は春が始まる日で、節分の翌日にあたります。節分が2月2日~4日ごろのため、立春は2月3日~5日ごろです。寒さは厳しい時期ですが、春が始まったと感じるだけでも、気持ちが明るくなるのではないでしょうか。
また、立春は節分の翌日1日を指すだけでなく、節分の翌日から始まる約15日間を指すことも。そもそも立春は1年を24に分けた「二十四節気(せっき)」のひとつで、次の二十四節気である雨水(うすい)まで続きます。
禅寺などで、左右対称の四文字の「立春大吉(りっしゅんだいきち)」というお札を見たことがある方もいるかもしれません。これは家の入口などに貼るお札で、邪気を払う効果があるとされています。また、家の入口以外にも、勉強部屋などの大切な部屋の入口に貼ることもあるようです。
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バレンタインデー
2月14日はバレンタインデーです。ローマ皇帝クラウディウスに反抗し、殺されたとされている聖人バレンティヌスに由来したイベントといわれています。クラウディウスは結婚した兵士は士気が弱まると考え、結婚を禁じました。しかし、聖人バレンティヌスは皇帝に秘密で結婚の司祭を務め、愛の尊さを説いていたため、クラウディウスの怒りを買って2月14日に殺されたとされています。
かつて、日本ではバレンタインデーに女性から男性にチョコレートを贈ることが一般的でした。しかし、近年ではジェンダーを問わず気持ちのこもったプレゼントを贈る日となっている傾向にあります。今年は誰に何を贈ろうかと考えるだけでも、楽しい日を過ごせそうです。
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2月といえば? |旬の食べ物編
2月には旬の食べ物も多数あります。旬の食べ物は、その季節を食から感じられるだけでなく、栄養が豊富に含まれていることも多いため、ぜひ意識的に食べてみてはいかがでしょうか。2月にぜひ食べたい旬の食べ物としては、次のものが挙げられます。
・キャベツ
・わかさぎ
・フキノトウ
それぞれの栄養素や食べ方について紹介します。
キャベツ
キャベツは出荷時期によって種類が分けられており、夏に種を蒔いた冬キャベツが2月ごろに旬を迎えます。
キャベツには、ビタミンCやビタミンK、食物繊維などの豊富な栄養素が含まれています。たとえば、ビタミンCにはコラーゲン生成や鉄分吸収をサポートする役割があり、健やかな皮膚や健康維持に欠かせません。
キャベツは千切りにして、フライやハンバーグなどの脂っこい食べ物の付け合わせとして使われることも多いですが、メインとしても使えるマルチな食材です。
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わかさぎ
わかさぎ(公魚)は、通年出回っている魚ですが、冬から春にかけて味わいが濃くなり、さらにおいしくなるといわれています。骨や内臓を取り除かなくても、丸ごと食べられるのもわかさぎの特徴です。
脂質は多くはありませんが、DHAやEPAなどの人体ではほとんどつくられない成分が含まれています。また、カルシウムやタンパク質も豊富なのもうれしいポイント。
旬のわかさぎのおいしさを余すところなく食べるには、唐揚げや天ぷらなどの揚げ物がおすすめです。また、時間に余裕があるときは、揚げたてを甘酢につけて南蛮漬けにしてみるのもよいでしょう。
フキノトウ
フキ(蕗)のつぼみであるフキノトウは、抗酸化作用があるといわれるビタミンEや、貧血予防が期待される鉄・葉酸などが豊富に含まれる食材です。
独特の苦みはポリフェノール類によるもので、抗酸化作用があり、精神的ストレスの緩和などにも効果が期待できるといわれています。和え物などのさっぱりとした料理に使うときは、アクを抜いて、苦みを抑えるようにしましょう。天ぷらとして食べることが一般的ですが、さっとつくれる炒め物もおすすめです。
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2月といえば? |見頃を迎える花編
2月には、見頃を迎える花も多数あります。身近に見られる花としては、次のものが挙げられます。
・梅
・福寿草
それぞれの花について詳しく見ていきましょう。
梅
梅は1~4月ごろに開花時期を迎えます。桜や桃と比べると早く咲くため、早春を感じさせる花としても知られています。花弁が丸く愛らしいだけでなく、白や桃色、赤色の華やかな色が楽しめることも特徴です。
福寿草
「朔日草(ついたちそう)」や「元日草」などの別名でも呼ばれ、古くから福を招く縁起のよい花として親しまれています。お椀のような形に花が開き、明るい黄色をしたものが多いですが、白やオレンジ色の花もみられます。
2月といえば? |イメージカラー編
2月のイメージカラーとしては、雪の白を思い浮かべる方も多いかもしれません。雪が水分を含んで青みを持ったような「藍白(あいじろ)」や、「紅梅色」「若草色」などの芽吹きを感じさせる色も2月らしい色といえるでしょう。淡さのなかにも華やかさがある色を選ぶことで、春を迎えるうれしさを表現してみるのも素敵です。
2月を楽しみつくそう
2月は28日(うるう年は29日)しかない短い月ですが、イベントや行事が多く、楽しみの多い時季です。ただし、まだまだ寒さは強いため、油断をすると風邪を引いてしまう可能性も。2月を楽しく過ごすためにも、栄養バランスのよい食事や運動を意識して、健康な生活を心がけてください。
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