【目次】
・【種類別】チーズのカロリーってどれくらい?
・チーズの糖質量は高い? 低い?
・ダイエット中も食べていい? チーズに含まれる栄養素とは
・ダイエット中のチーズの食べ方ポイント
【種類別】チーズのカロリーってどれくらい?
チーズは「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分けられます。
ナチュラルチーズは牛や羊などの乳を凝固させて熟成したもの。カマンベール、クリーム、チェダー、パルメザン、ブルー、マスカルポーネ、モッツァレラがナチュラルチーズに当たります。
一方プロセスチーズはよくスーパーで見かけるスライスチーズやナッツ入りチーズ、6Pチーズなどが該当します。ナチュラルチーズを溶かし再度成形したもので、加熱により乳酸菌が死滅。熟成が進まないので保存性に優れています。
それではそれぞれのチーズのカロリーを見ていきましょう(すべて100g)。
チーズのカロリー比較一覧
◆ナチュラルチーズ
・カマンベールチーズ… 291kcal
・クリームチーズ… 313kcal
・チェダーチーズ… 390kcal
・パルメザンチーズ… 445kcal
・ブルーチーズ… 326kcal
・マスカルポーネチーズ… 273kcal
・モッツァレラチーズ… 269kcal
◆プロセスチーズ… 313kcal
パルメザンチーズがもっともカロリーが高く、モッツァレラチーズが低めであることがわかりました。しかしこうして一覧で見ると、どれも全体的にカロリーは高めです。
牛乳やヨーグルトとのカロリー比較
チーズには牛乳の栄養が濃縮されていますが、同じ乳製品としてカロリーを比較するとどれくらい違うのでしょうか?
普通牛乳(100g)… 61kcal
プレーンヨーグルト(100g)… 56kcal
牛乳やヨーグルトと比べると、チーズはかなり高カロリーになっています。
チーズの糖質量は高い? 低い?
カロリーはどの種類のチーズも高めであることがわかりましたが、糖質はどうなのでしょうか? 種類別で比較していきます。
チーズの糖質比較一覧
◆ナチュラルチーズ
・カマンベールチーズ… 0.9g
・クリームチーズ… 2.3g
・チェダーチーズ… 1.4g
・パルメザンチーズ… 1.9g
・ブルーチーズ… 1.0g
・マスカルポーネチーズ… 4.3g
・モッツァレラチーズ… 4.2g
◆プロセスチーズ… 1.3g
マスカルポーネチーズやモッツァレラチーズは比較的高めですが、カマンベールチーズやチェダーチーズ、ブルーチーズやプロセスチーズは割と低めであることがわかりますね。
牛乳やヨーグルトとの糖質比較
糖質量も、牛乳やヨーグルトと比較してみましょう。果たしてチーズの糖質量は高いのか低いのか、どちらでしょうか。
普通牛乳(100g)… 4.8g
プレーンヨーグルト(100g)… 4.9g
カロリーは圧倒的にチーズの方が高かったのに対し、糖質は牛乳やヨーグルトに比べるとかなり低めです。
白米や食パンに比べるとチーズの糖質は圧倒的に低い
普段の食生活になじみがある白米や食パンとも比べてみましょう。
白米(100g)… 33.1g
食パン(100g)… 40.0g
こうしてみると、チーズはやはり糖質が低い食品だということがわかります。
高カロリーではあるものの糖質が低めのチーズ。ではその他の栄養素についてはどうなのでしょうか? 次の章で解説していきます。
ダイエット中も食べていい? チーズに含まれる栄養素とは
ダイエット中に気をつけたい、食事。チーズにはどんな栄養素が含まれているでしょうか。
タンパク質が豊富
チーズにはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は筋肉だけでなく臓器、髪や爪、肌など、健康にも美容にも関わってくる栄養素です。
種類別チーズに含まれるタンパク質量は以下(100g)。
◆ナチュラルチーズ
・カマンベールチーズ… 19.1g
・クリームチーズ… 8.2g
・チェダーチーズ… 25.7g
・パルメザンチーズ… 44.0g
・ブルーチーズ… 18.8g
・マスカルポーネチーズ… 4.4g
・モッツァレラチーズ… 18.4g
◆プロセスチーズ… 22.7g
種類によってタンパク質量も変わりますが、チーズは優れたタンパク質食品です。タンパク質の優れた摂取源として知られる納豆でさえ、100g中に含まれるタンパク質量は約16.5g。
チーズは脂質も高めなので食べ過ぎには注意が必要ですが、正しく食べればダイエット中の栄養補給にピッタリな食材と言えます。
ビタミンAやB2
チーズにはビタミンAやビタミンB2も多く含まれています。
ビタミンAは皮膚や目の粘膜保護、免疫力の向上、ビタミンB2は皮膚や髪、爪などの細胞再生、脂質の代謝サポートなど、発育の促進や疲労の回復に関与しています。
ダイエット中もぜひ積極的に摂りたい栄養素です。
カルシウム
チーズにはカルシウムも豊富に含まれています。
100gあたりのカルシウム含有量は以下。
◆ナチュラルチーズ
・カマンベールチーズ… 460mg
・クリームチーズ… 70mgl
・チェダーチーズ… 740mg
・パルメザンチーズ… 1300mg
・ブルーチーズ… 590mg
・マスカルポーネチーズ… 150mg
・モッツァレラチーズ… 330mg
◆プロセスチーズ… 630mg
こちらもチーズの種類によって差があるものの、カルシウム豊富な食品として知られている普通牛乳のカルシウムが100gあたりおよそ110mgなので、総じてチーズの方がカルシウム含有量が高いと言えます。
カルシウムは歯や骨の形成に関わっている私たちの体にとって重要なミネラル。筋肉や血液、神経にも関与しており、多くの年代で不足しがちな栄養素なので積極的な摂取をおすすめします。
ダイエット中のチーズの食べ方ポイント
太りづらい種類のチーズを選んで食べる
チーズと一口に言っても、お伝えしてきた通りチーズの種類によってカロリーや糖質、含まれる栄養素の量が異なります。
ダイエット中にチーズを食べるならカロリーや脂質、塩分が低めの種類のチーズを選んで食べることをおすすめします。
ダイエット中でも食べやすいおすすめのチーズは、例えば以下の種類のもの。
・カッテージチーズ
・プロセスチーズ
・カマンベールチーズ
逆にダイエット中は控えめにした方が良い種類のチーズは以下。
・クリームチーズ
・パルメザンチーズ
食べるチーズの種類を確認した上で、上手に取り入れましょう。
一日の摂取目安量を守る
いくら糖質が少なくタンパク質が豊富だからといって、チーズだけで栄養を補おうとするのはNG。ダイエットの基本は、さまざまな食品からバランスよく栄養素を取り入れることです。
チーズの種類によってカロリーや脂肪量が変わるので適量も一概には言えませんが、市販で売られているなじみあるプロセスチーズであれば、およそ50〜60gほどを目安に摂取することが推奨されます。
食べ過ぎには十分注意しましょう。
お菓子代わりの間食として取り入れる
ついついお菓子に手が伸びてしまいがちな人は、チーズを間食として上手に取り入れることをおすすめします。
低糖質なチーズは食後の血糖値の上昇が緩やか。食事と食事の間につまむことで空腹感を緩和し、食事のやけ食いを防いでくれる可能性もあります。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。
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