【目次】
・冷え性の原因とは?
・漢方で冷えを改善する方法について
・正しいお風呂の入り方、知っていましたか?
・血流改善のためのマッサージで備える
・冷え性を改善するおすすめアイテムも
冷え性の原因とは?
冷え性の根本的な原因は、手足などの末梢部分の血管が過度に収縮して血行が悪くなること。
この血管の運動を司るのが自律神経で、寒い時期には自律神経の中の交感神経が優位に働いて血管を収縮させ、血流による熱の放出を抑える仕組みが作動します。一方、暑い時期には副交感神経が優位に働き、血管を拡張することで体温を放出。
このため、自律神経の働きが乱れてこのような血管の運動が正常に行われなくなり、血管が過度に収縮した状態が続くと、身体の一部や全身が冷たくなってしまい、冷え性に。
主な要因
・ストレスや疲れ
・睡眠不足
・女性ホルモンバランスの乱れ
・過度なダイエットによるエネルギー不足
・痩せ体型による筋肉量の減少
・過剰な冷房に長時間当たることなど
夏でも冷え性! 1年中OLを悩ませるその正体は? 女医が回答
まずはとにかく「お腹」を冷やさないことが大切!
お腹~腰回りの冷えはまさに女性の大敵。お腹の内側には、様々な臓器が集中してのでこの内臓の働きが冷えによって弱ることは何よりも防ぎたいもの。お腹を温めることは全身の体温、代謝に影響するので、気を付けて。
【ここを温めるべし!】この秋にマスターすべき冷え予防キーワードは“3つの首”
漢方で冷えを改善する方法について
症状の原因となる「体質」を改善する
体のエネルギー不足による人は…
人参養栄湯(にんじんようえいとう)や十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
血行の悪さによる人は…
加味逍遙散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体内に水分が溜まりがちな方は…
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
ストレスが溜まりがちな方は…
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、抑肝散(よくかんさん)、四逆散(しぎゃくさん)、香蘇散(こうそさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
女医が教える働き女子の大敵【冷え性 むくみ】に効く漢方。薬局で購入可能!
正しいお風呂の入り方、知っていましたか?
【1】ぬるま湯でゆっくり浸かる
42℃以上の熱いお湯のほうが結果的に早く身体が冷えてしまうことがわかっています。なので、40℃までのぬるい湯でより長く体を温めることが大切。
【2】半身浴より全身浴
半身浴の方が、身体が湯船に浸かっている面積が狭い分、身体が温まりにくく、全身浴の方が、発汗量が多くなるため冷え性改善には効果的。
【3】10~15分程度湯船に浸かる
血流を良くして冷え性を改善するには、熱すぎない40℃のお風呂に肩まで全身浴で10~15分入ることが基本です。この基本的な入浴法で血流が改善。40℃を超える熱いお風呂は入浴時に血圧の急上昇を引き起こすだけでなく、体温も急上昇させた後、すぐに体温が下がるので、結果として温まりが長く続かないので注意。
シャワーを使ってプチ温冷交代浴も効果的
40℃のお風呂に2~3分浸かったあと、シャワーで30℃のちょっとぬるい湯を冷えの気になる手足へ1分かける“プチ温冷交代浴”もおすすめ。
40℃、30℃を3回繰り返すことで血管が広がる、縮むを繰り返し血流が良くなる。最後は40℃の湯船に入って終了。
寒い・冷え性のダブルパンチ【医師監修】風呂&マッサージで簡単に解消したい!
血流改善のためのマッサージで備える
【1】手のツボ押しマッサージ
親指と人差し指の間にある「虎口(ここう)」
反対の手の親指と人差し指で挟み込み、グリグリと力を入れながら指先の方に10回程度引っ張ります。自律神経を整えて血流促進、手足を温める効果が期待できます。
人差し指〜小指の間にある「指間穴(しかんけつ)」
ここも虎口と同様に刺激を10回程度入れます。自律神経を整える効果が。
手首の真ん中にある「陽池(ようち)」
手首を反らせた時にできる線の真ん中あたりにあるくぼみ。ここもグリグリと1分ほど揉みます。上半身の冷えに効くツボです。
【2】耳マッサージ
耳やその周りを優しくこね回すようにマッサージすると、短時間でも毛細血管の血流がよくなり顔がフワーッと温かくなります。全身のツボが100個以上も密集している耳はマッサージすることで、不調の改善に効果的。
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【3】脚のツボ押しマッサージ
心臓から遠い「脚」は、血液の循環が悪くなりやすい場所。こまめにツボを押してあげて血流をよくすることが大切です。
\How to/
1. 足首をふくらはぎにかけて両手で掴んでグッと押し上げる。気持ちいいと感じる程度に力を入れます。
2. 指全体で脚をつまむようにして足首からふくらはぎに押し上げます。
3. 脚の裏側を両手の親指を使って足首からふくらはぎにかけて押し上げます。
4. 骨盤のすぐ下、脚の付け根を30秒間押します。椅子に座ると力が入れやすく、しっかりとツボを押せる。これを1セットとし、1日に3回を目安に行います。
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冷え性を改善するおすすめアイテムも
【1】桐灰|足の冷えない不思議な靴下 つま先インナーソックス
くつ下の中の熱を逃がしにくく、温かさが持続する足冷え専用保温靴下。外出時に辛いつま先に重宝。くつ下・タイツの中に履くから目立たずあったかい。
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【2】ラサンテ|3次元シルクパンツ 3分丈
(写真:3)おなかも覆うシルク素材のパンツは保温性抜群。継ぎ目がないのでしなやかで心地いいフィット感がうれしい。冬は温かく、夏は涼しいので、一年中快適に過ごせる。
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【3】ホットタブ重炭酸湯 薬用ホットタブ 重炭酸湯Classic[医薬部外品]
重炭酸温浴法は、効率よく体の芯まで温まる温浴法。ホットタブシリーズは、重炭酸入浴を家で気軽に楽しめるように「重曹」と「クエン酸」を錠剤化した重炭酸入浴剤。有効成分が温浴効果を高め血行を促進、冷えや肩こりなどの諸症状を緩和する。
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【4】バース|中性重炭酸入浴剤[薬用]
お湯を中性にすることで、炭酸泉の有効成分である重炭酸イオンが多く、長く湯中に溶け込む。重炭酸イオンを豊富に含んだお湯は温浴効果を高めてくれる。
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【5】蒸しショウガ
ショウガを蒸すと温め成分が10倍になり、身体を温めてくれます。
【3STEPで簡単! 蒸しショウガの作り方】
1. 皮が付いたままのショウガを薄くスライスする。
2. オーブンで80〜100℃で1時間加熱しながら水分を飛ばす。
3. 細かく刻む。
紅茶などに入れることで、おいしく簡単に取り入れられて体もポカポカに。
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【6】ヒハツ
内臓を温めるためにおすすめの食材が、スパイスの「ヒハツ」。ヒハツは胡椒科のスパイス。中国では漢方として、インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、昔から体の冷えをとり、長寿を促すものとしてもっともよく使われている薬草のひとつ。
目安は1日たった1グラム、小さじ1/2程度で十分。今までコショウをかけていたもの、たとえばスープなどにヒハツにひとふりするだけでオーケー。習慣づけると血流もよくなり、内臓温度が上がります。
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【7】なつめ
なつめは栄養価が高く、鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、葉酸やナイアシンなどのビタミンB群、食物繊維などが豊富。冷え性に効果的な女性に欠かせない成分が凝縮されている。
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