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BEAUTY

2020.01.29

寒い・冷え性のダブルパンチ【医師監修】風呂&マッサージで簡単に解消したい!

冷え性を予防・改善に効くお風呂の入り方やマッサージ術を紹介。正しい知識をつけて、冷え対策をしましょう。入浴科学者・早坂信哉先生が監修した、リンナイの調査結果をもとに紹介します。

毎日の冷えを予防・改善!

気温もぐっと低くなり、就寝前や起床時の冷えが気になりますね。リンナイでは、入浴科学者・早坂信哉先生監修のもと、冷え性と入浴に関する意識を調査しました。チェックリストもついているので、日頃の行動と比較しながら読んでみて。

◆冷えと入浴の知識チェック

まずは、冷えと入浴について、正しい知識を持っているかチェック! 20~60代の男女1,000人が答えた結果も紹介します。

お風呂上がりは常温の飲み物を飲むのは良いこと?

(c)Shutterstock.com

正解:○(正解率:66.2%)

【解説】
冷たい飲み物を飲むことでせっかくお風呂で温まった身体が冷えてしまいます。お風呂上がりは常温の飲み物を飲んでください。

お風呂のお湯は、ぬるま湯より42℃以上の熱いお湯のほうが体が良く温まり、冷え性に良い

(c)Shutterstock.com

正解:×(正解率:77.0%)

【解説】
42℃の熱いお湯のほうが結果的に早く身体が冷えてしまうことがわかっています。40℃までのぬるい湯でより長く体を温めましょう。

冷え性の人はお風呂上がりに靴下を履くと良い

(c)Shutterstock.com

正解:×(正解率:55.3%)

【解説】
手足からの熱の放散があると眠くなることがわかっています。靴下を履いて寝ると手足から熱が逃げず、結果としてよく眠れないのです。なので眠るときは靴下ははかないようにしましょう。

半身浴より全身浴のほうがたくさん汗をかくので良い

(c)Shutterstock.com

正解:○(正解率:34.5%)

【解説】
半身浴のほうが、身体が湯船に浸かっている面積が狭い分、身体が温まりにくく、全身浴の方が発汗量が多くなります。

お風呂は30分入るよりも10分入ったほうが健康効果が高い

(c)Shutterstock.com

正解:○(正解率:53.2%)

【解説】
長すぎるとのぼせ(浴室熱中症)になってしまいます。40℃なら10~15分程度湯船に浸かるのがおすすめです。

いくつ正解できましたか? 早坂先生は「半身浴より全身浴の方が汗をたくさんかく、というのは、正解率がわずか約3割。この結果に驚きでした。多くの人はお風呂のことをあまり知らずに、毎日の入浴をしていることが分かりました。“お風呂リテラシー”をもっと上げる必要がありそうです」と話します。

毎日何気なく入浴している方も多いかと思いますが、より正しい知識をもって入浴をおこなうことで、更なる健康効果が期待できるかもしれません。ぜひこの機会に、正しい入浴方法をチェックしましょう。

冷え性におすすめのお風呂の入り方

冷え性の根本的な原因は手足の末梢の血流が悪くなることで起きます。血流が悪いために、温められた血液が十分に手足の先まで届かず、結果として手足が冷え、不快に感じるように。お風呂には、そうした“冷え”を改善する効果があります。早坂信哉先生に“冷え性におすすめのお風呂の入り方”を教えてもらいました。

◆40℃のお湯に全身浴で10~15分が基本

(c)Shutterstock.com

血流を良くして冷え性を改善するには、熱すぎない40℃のお風呂に肩まで全身浴で10~15分入ることが基本です。この基本的な入浴法で血流は改善します。40℃を超える熱いお風呂は入浴時に血圧の急上昇を引き起こすだけでなく、体温も急上昇させた後、すぐに体温が下がりますので、結果として温まりが長く続きません。

また、長く入り過ぎますと、のぼせ(熱中症)を引き起こしますので、長くても15分以内で、額に汗をかいたら湯船から出るのが良いタイミングです。

◆シャワーを使ってプチ温冷交代浴も効果的

(c)Shutterstock.com

基本的にはお風呂に入れば冷えは改善しますが、ちょっとしたひと工夫でさらに改善します。40℃のお風呂に2~3分浸かったあと、シャワーで30℃のちょっとぬるい湯を冷えの気になる手足へ1分かける“プチ温冷交代浴”がオススメです。

40℃、30℃を3回繰り返すことで血管が広がる、縮むを繰り返し血流が良くなります。最後は40℃の湯船に入って終了します。また、炭酸系入浴剤も血管を広げ、血流を良くしてくれますので、オススメです。

冷え性に効く簡単マッサージ術

マッサージは、手足の末梢に滞った血液やリンパ液を体の中心に戻すようなイメージでやってみてください。

皮膚を指の腹で優しく押しながら末梢から体の中心部へ移動させ、腕や脚であれば手で包むようにして掴み、体の中心へ向かって滑らせます。湯の中でやっても構いませんし、洗い場でせっけんをつけてすべりを良くしておこなうのもよいですよ◎

◆1:手・腕は血液を押し上げるイメージで

(c)Shutterstock.com

最初に指スジ(腱)の間を反対の手の指の腹で軽くもみほぐします。手首を軽く掴んでからひじの内側へ流します。次に、ひじの内側をよく揉みほぐします。さらに、ひじから脇の下へ、血液を押し上げるイメージで手を動かします。

◆2:足・ふくらはぎは両手を使ってもみほぐす

(c)Shutterstock.com

足の指のスジ(腱)の間を、手の指の腹で軽くもみほぐします。その後、足首を両手で掴んでから膝裏に向かって流しましょう。両手を交互に動かしながら移動させるのが効果的です。脚の外側と内側もおこないましょう。膝裏のくぼみを少し強めに押すと気持ちが良いです。

◆3:太ももは圧をかけてほぐす

まず、内側と外側にそれぞれ手で圧をかけてほぐします。そして、膝から脚の付け根に向かって軽くもみほぐしながら流しましょう。体の内側、外側だけでなく、表側、裏側も丁寧におこなってください。

睡眠の90分前に、40℃のお風呂に10分の全身浴することが大事だそうですよ。今回紹介した方法をぜひトライしてみて!

【調査概要】
調査時期:2019年10月5日~10月6日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~60代 男女 計1,000人
調査エリア:全国47都道府県
リンナイ調べ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

早坂 信哉 先生

東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!? TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『最高の入浴法 お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案』(大和書房)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。


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