「頭の回転が速い」とは?
とても優秀で、どんな頼みごとでもこなし、次々とたくさんの仕事をさばく人っていますよね。職場などでもそんな「デキる人」を褒めるとき、「頭の回転が速いよね、あの人は」などというような言い方をするかもしれません。
では、「頭の回転が速い」とは、具体的にはどのようなことを指しているのでしょうか? そもそも、頭の回転が速い人とは、豊富に持っている知識から、素早く的確な解を導き出すことができる人。「頭の回転」というのは、言い換えれば、頭の中の引き出しを検索するスピードが速く、その精度が高いことを指しているのです。
具体的には「納得できるアイデアを複数素早く提案できる」「その後の展開を先読みして前もって的確な手を打てる」「助けが必要な人のサポートに素早く対応できる」などが頭の回転が速い人の特徴といえます。かっこいいですよね!
頭の回転が速い人の特徴を紹介
では、ここで「頭の回転が速い」ということを分解して考えてみましょう。頭の回転が速い人は、以下に挙げるような能力・スキルに優れているといえそうです。
1:ものごとを理解するのが速い
頭の回転が速い人は、書類を読んでいても、人と話をしていても、相手が言わんとすることをササッとキャッチすることができます。相手が少々まどろっこしい話し方をする人であっても、要点を瞬時につかむのです。
これには、話し手の理解も早めるというメリットもあります。「あ、それってこういうことですよね」と端的にまとめてもらえると、相手も頭の整理がたちどころにできてしまうのです。
2:記憶力に優れている
頭の回転が速い人は、往々にして記憶力がいい人が多いです。先ほども述べましたが、頭の回転が速い人というのは、頭の中に豊富に蓄積された情報の中から、瞬時にかつ的確に必要な情報を検索することができます。なので、それなりのデータ量が必要なのです。
頭の回転が速い人は記憶力がいいので、多くの人がスルーしてしまうような事柄も、驚くほどしっかりと頭の中に記録しています。うらやましいのは、その記録を何の苦もなくできる人が多いということ。本人も意図していないほど自然に物事を覚えていくので、自然に頭の中のデータ量が増えていくのです。
3:優先順位をつけるがうまい
特に仕事においては、優先順位をつけて進めていくことが求められますよね。頭の回転が速い人は、物事の優先度を判断するのがとても得意です。やらないといけないことが次々にやってきて困ってしまうようなシーンでも、余裕の笑みを浮かべて、どんどん仕事を片付けていく…。それができるのは、優先順位をつけるのがうまいからです。
4:話がわかりやすい
頭の回転が速い人は、説明がとても上手です。難しい話も例え話を使ったりなどして、わかりやすく解説してくれます。その例えのうまさは抜群! 日常の中に出てくるものや身近な物に例えるので、大人同士はもちろん、子どもにもわかるように説明してくれます。
さらに、頭の回転が速い人はユーモアセンスのある人が多いので、話を聞いていてとても楽しい! 頭の回転が速い人はみんなの人気者でもあることも珍しくありません。
5:好奇心が旺盛
知りたいことを知ろうとするのと、興味のないことを嫌々覚えるのとでは、どちらが身につきやすいでしょうか? 答えは当然前者ですね。頭の回転が速い人は、好奇心が旺盛なので、どんなことでも「知りたい」という意欲を持って取り組めます。結果的に、身につくのが速く、また記憶にも残りやすくなるのです。好奇心の旺盛さが、頭の回転が速い人の頭の回転をさらに速めているのでしょう。
頭の回転を速める方法はある?
すぐにとは言わなくても、少しずつでいいから頭の回転を速めていきたいですよね。そんなときには、頭の回転が速い人の習慣を真似てみることから始めましょう。
1:早く寝る
頭の回転を速くするには、まず、頭の状態を良好に保たなければなりません。そのためには十分な睡眠が不可欠。脳をしっかり休ませることで、日中のパフォーマンスが上がるのです。
夜、意味もなくスマホで検索し続けたり、ドラマを見続けたりしていませんか? まずは、早く寝ることから始めましょう。
2:運動を欠かさない
体を動かすと、血行が良くなり、脳を活性化します。ハードな運動でなくても大丈夫。ウォーキングや軽いジョギング、家でできる筋トレ、ヨガなどで構いません。
さらに、頭の回転が速い人の多くは朝の時間帯に運動をしているようです。朝は急な用事が入りにくい時間帯なので、習慣化するにはいい時間帯ですね。
運動は健康のためにも大切なこと。できることから始めてみましょう。
3:日記をつける
日記をつけることは、自分の体験や考えを文章にしてまとめるトレーニングになります。仕事の報告書だと、わかりにくかったり間違っていたりすると人に迷惑がかかりますが、日記なら大丈夫。自分しか見ないので、思う存分練習ができますね。
また、日記をつけようと思うとその日にあったことを覚えておくようにもなりますし、起きた出来事についての自分なりの意見をまとめるようにもなります。毎日少しずつでいいので続けてみてくださいね。
ちなみに、日記といってもノートである必要はないですよ。スマホのメモ機能などを使ってもOKです。
最後に
本記事は、頭の回転を速めるための3つの習慣をご紹介しました。誰にでも、そして今日からでも始められそうな簡単なことばかり。ぜひ、トライしてみてください。3か月後には、違ったあなたになれているかもしれません。
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