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2023.06.05

コンセプトとは何? テーマとの違いや、コンセプト作りのポイントを解説

「コンセプト」とは、概念や観念という意味を持つ言葉。ビジネスでよく使われる用語です。しかし、コンセプトそのものが何を指すのか、明確に知っている人は少ないかもしれません。この記事では、コンセプトの概要やコンセプト作りのポイントを解説します。

コンセプトとは、何のこと?

商品やサービスの紹介でよく使われる「コンセプト」。頻繁に使われている言葉ではあるものの、コンセプト自体の意味を聞かれて、はっきりと説明できる人は少ないかもしれません。仕事などで「コンセプトが大切」と言われるけれど、コンセプトとは何かが明確にわかっていないと、困ることも出て来そうですよね。

コンセプトは、ビジネスシーンで重要視されています。特に、プロジェクトの推進においては、コンセプト次第で変わると言われるほど。コンセプトの意味を理解すると、仕事がよりスムーズに進むかもしれません。

コンセプトとは、概念や考え方の軸のこと

コンセプトとは、次の意味を持つ言葉です。

▷コンセプト【concept】
概念。観念。
創造された作品や商品の全体につらぬかれた、骨格となる発想や観点。「―のある広告」

(『デジタル大辞泉』©SHOGAKUKAN Inc.より)

上記から、コンセプトとは、物事における基本的な考え方や視点のことを指すのがわかりますね。基本的にコンセプトは統一的で、不変なものとされています。つまり、何かしらのプロジェクトにおいて、重要視したい世界観や価値観の軸となるのが、コンセプトということです。

コンセプトと似ている言葉とは?

ビジネスにおいて、コンセプトと似ている言葉がいくつかありますよね。特に「テーマ」は、コンセプトと混同されがちです。言葉の意味を誤解していると、仕事に影響が出ることもありますので、それぞれの意味を知っておくことをおすすめします。

ここからは、「テーマ」の意味や、コンセプトとの違いを解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

「テーマ」とは?

コンセプトと意味は異なるけれど、イメージは似ているという言葉の筆頭が「テーマ」でしょう。テーマは「主題」や「伝えたいこと」を意味します。テーマは「企画主旨」「企画意図」と呼ばれることもあることから、プロジェクトの土台や前提に。

たとえば、あるプロジェクトのテーマが「都会にいながらハワイを感じられるカフェを作る」だとします。このテーマを実現させるために、「ハワイを彷彿させる内装やインテリア、メニュー作り、ホスピタリティ」というコンセプトを掲げ、プロジェクトをスタートさせるのです。

もし、カフェ作りの過程で判断に迷うことがあれば、コンセプトに立ち戻り、表現したい価値観や世界観を確認すれば良いということですね。

会議で議論する同僚たち
(c)Shutterstock.com

ビジネスで必要とされるコンセプトとは?

ビジネスで何かしらのプロジェクトを進める際、コンセプトは欠かせません。コンセプトはビジネスにどのようなメリットをもたらすのか、見ていきましょう。

コンセプトとは、ブレを起こさないための軸

プロジェクトを立ち上げて進めていくプロセスでは、さまざまなアイデアや意見が出されます。しかし、すべてのアイデアや意見を取り入れるとなると、プロジェクトの企画主旨にブレが生じてしまいがちです。

この時にコンセプトがしっかり固まっていれば、都度、コンセプトに立ち返り、アイデアを検討することができます。出されたアイデアが良いものであっても、コンセプトに沿わないのであれば、それは採用しない方がいいですよね。

このように、しっかりとコンセプトを固めておくと、プロジェクトを進めるうえでブレが生じにくくなり、なおかつ、判断基準にもなってくれるということです。

コンセプトとは、社員のやるべきことを明確にするもの

コンセプトがあると、実現のために何をすればいいかが自然と明確になります。先の「都会にいながらハワイを感じられるカフェを作る」で言えば、まずやるのは、ハワイを感じさせるアイテム探しやメニュー作りになりますよね。また、接客も「ハワイを感じさせるようなスタイル」を目指すことになります。

コンセプトを決めておくことで、トップの目指したいことや方向性、テーマが社員に明確に伝わりやすくなるのです。

コンセプトとは、キャッチコピーにつながるもの

コンセプトがあると、ターゲットとなる消費者の心にささるようなキャッチコピーを考えることができます。キャッチコピーは、コンセプトを端的に表すもの。ターゲット層にささるキャッチコピーになりますから、それだけヒットにつながりやすくなるということです。

コンセプトとは、プロジェクトの成功率を高めるもの

コンセプトを考える際、市場や競合のリサーチ、戦略の分析などを行うことでしょう。総合的な観点から、さまざまな視点で検討を重ねることは、それだけ需要をつかみやすくします。また、他社との差別化をどのように図るかも検討するため、自社の独自性も明確に。

このようなプロセスを経ることで、自社の強みや弱みも明確になり、先を見越した戦略を立てやすくなります。そうすると、ビジネスの成功率はおのずと高くなるということです。

ハートから繋がるいろとりどりの糸
(c)Shutterstock.com

コンセプトを考える時のポイント

コンセプトを考える時のポイントを解説します。コンセプトを考える時は、次のことを意識して検討してください。

コンセプト設定は、ターゲットを明確に

コンセプトを作る時、「自分がしたいこと」「自分が作りたいもの」にのみフォーカスしがちです。しかし、コンセプトの役割を考えると、最優先すべきはニーズでしょう。まずは、その商品やサービスが「誰に向けたものか」を明確にし、ターゲットを絞ることからはじめてください。ターゲットを決めると、ニーズや課題が明確になります。

また、ターゲットが「あらゆる人」「誰にでも使ってもらえる」だと、それはコンセプトにはなりません。このように作られたコンセプトはどこか曖昧なため、プロジェクト推進過程でブレが生じやすくなるからです。

ゴールを明確に見据える

コンセプトは、ゴールを明確に見据えたうえで検討する必要があります。ゴールとは、「結果的にターゲットにどう行動して欲しいのか」ということ。ここを想定しなければ、プロジェクトが現実味に欠けた内容になる恐れがあるのです。

コンセプトを考える際は、コンセプトを考えるうえで必要になる要素をまとめておくといいですね。これをチーム内で共有しながら、進めていくのが効果的でしょう。

喫茶店でメモを書く
(c)Shutterstock.com

最後に

ビジネスシーンで頻繁に出てくる「コンセプト」とは、概念や考え方の軸という意味。テーマと混同されがちですが、コンセプトとは意味が異なります。主題である「テーマ」を実現させるために考えるのが「コンセプト」と捉えておくと、わかりやすいかもしれませんね。コンセプトはビジネスにさまざまなメリットをもたらします。ぜひ活用してくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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