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2022.03.16

よく聞く「エビデンス」ってどんな意味? 例⽂・類語も紹介

最近、ニュースやインターネットなどで、「エビデンス」という言葉が多く使われています。「エビデンス」とは「根拠」という意味です。今回は「エビデンス」を取り上げ、場面に応じた意味の違いだけでなく、類語である「ファクト」や「プルーフ」との違いを解説していきます。

「エビデンス」の意味とは?

(c)Shutterstock.com

「エビデンスが求められます」「エビデンスに基づく…」など、最近「エビデンス」という言葉をよく見聞きしませんか? カタカナ語だと意味のイメージがつきづらく、実はいまいち意味を理解していない、なんて方も少なくありません。そこで今回は「エビデンス」を取り上げ、その意味や使い方などを解説していきます。

意味

「エビデンス」は、英語の「evidence」がカタカナ語として定着し、生まれた言葉です。意味は「証拠、物証、形跡」ですが、一般的には「根拠、証拠」という意味で用いられます。もともと、医療業界の言葉で、医学界では「臨床結果や検証結果」として使われていました。それが、様々なビジネスシーンでも使われるようになり、今に至ります。場面によっては多少意味合いが異なることもあるので、使用する際には注意しましょう。

業界別の「エビデンス」の意味

「エビデンス」という単語は、IT業界、医療業界、金融業界など分野に応じて意味が変わってきます。一つずつ押さえていきましょう。

1:IT業界における「エビデンス」

IT業界における「エビデンス」は「根拠」という意味です。具体的に指すものとして、メールやログファイル、録音記録や議事録、契約書などが挙げられます。ただし、IT業界独特の意味合いとして、「システムが正常に稼働しているかどうかを示すデータ」「きちんとテストしたのかを証明する書類」のことを「エビデンス」と表現します。

2:医療業界における「エビデンス」

医療業界において「エビデンス」は、「薬や治療方針に対する科学的根拠」という意味合いで使用されています。単なる根拠ではなく、科学的根拠がなければならないのが医学です。治療法や薬が病気に対してどのくらい有効かを臨床試験などの研究を重ね、その結果が「エビデンス」となります。

ちなみに「エビデンス」という語の登場機会が増えた背景には、医療分野で「イービーエム(EBM)」と呼ばれる新概念が注目されたことが関係しています。「イービーエム(EBM)」とは「Evidence-Based Medicine」の頭文字をとったもので、「(科学的)根拠に基づいた医療」と訳される言葉です。90年代に北米を中心にして広まった言葉で、日本でも90年代後半より浸透してきました。

3:金融業界における「エビデンス」

金融業界では、「エビデンス」とは「公的な証明書類」という意味です。契約時に必要な、健康保険証や運転免許証などを指します。「契約者のエビデンスをください」という文章の場合、契約者の証明書の提出が求められているという意味になりますよ。

使い⽅を例⽂でチェック

「エビデンス」の使い方を例文とともに確認していきましょう。

1:「今日の会議についてエビデンスが欲しい」

社内ミーティング等で聞かれるこの言葉は、「議事録を残しておくように」という意味です。口頭のやりとりだけでは、トラブルを招く可能性もあるので、文字で記録します。会議などの記録を見える形で残すことを「エビデンスを残す」と表現するのです。他にも、ビジネスシーンで見られる「エビデンス」の例文としては「議論の認識が異なるため、先方にエビデンスの提出を依頼する」が挙げられます。

2:「この治療法が良いと判断できるエビデンスです」

医療業界で使われる言い回しです。先述した通り、医療業界では、ある治療法がその症例に対して効果的だと判断できる科学的根拠を「エビデンス」と言います。生命のやり取りをする現場では、研究や治験などによって客観的な裏付けが取れているものを示すことが必要不可欠です。

他にも、医療業界で見られる「エビデンス」の例文としては、「エビデンスがある治療薬かどうかを担当医に確認する」「エビデンスを出すための研究にはいくつかの方法がある」などが挙げられます。

3:「明日の契約でエビデンスを取ってくるのを忘れないように」

「エビデンスを取る」という使い方では、「エビデンス」は契約書や見積書などの書類を指します。「エビデンスを取る」は営業活動の場面で使われる表現です。また、客先訪問の場面で「エビデンスを残す」という使い方の場合は「交換した名刺など、訪問した履歴や証拠」という意味を持ちます。

(c)Shutterstock.com

類語や⾔い換え表現は?

「エビデンス」に似た意味合いで使われるカタカナ表記の言葉がいくつかあります。ここではそのうち3つの類語を紹介するとともに、その違いを解説していきます。

1:「ファクト」

「ファクト(fact)」とは、「事実、実際にあったこと」を意味する言葉です。実際に起こった事実という意味の「ファクト」を補足するのが「エビデンス(証拠)」、という関係にあります。「エビデンス」は仮説の検証結果、効果を証明するもの、会議で話し合った記録(議事録)といった「証拠」や「証明」の意味です。しかし「ファクト」の場合はあくまで「事実」だけで、その証拠となる意味合いはありません。

2:「プルーフ」

「プルーフ(proof)」とは、「証明、証拠」を意味する言葉です。英語の場合には「proof」は「決定的な証拠」を、「evidence」は「事実を明らかにするための証拠」を意味するため、両者の使い分けがなされるという見解もあります。しかし、カタカナ語の場合はほぼ同義となり、明確な使い分けはありません。

3:「ソース」

「ソース(source)」とは、「源、出どころ」を意味する言葉です。情報の信憑性を確認したい時に「この情報のソースはどこにある?」といった形で使用されますよ。「エビデンス」が「何らかの確証を得られている事実(根拠)」を指しているのに対して、「ソース」は「情報源」そのものを意味しています。意味の違いを理解して使用しましょう。

最後に

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今回は、カタカナ用語で、馴染みがない方も多いかもしれない「エビデンス」を取り上げ、その意味や業界別の使い方などを解説していきました。「エビデンス」の他にも、ビジネスシーンでは「デバイス」や「デフォルト」といったカタカナ表記の言葉がよく用いられます。知っておくことで周囲とのコミュニケーションがより円滑になることもありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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