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2023.02.19

仕事のやる気が出ないときの対処法は? やる気を出すための7つのヒント【専門家監修】

仕事のやる気が出なくて悩んでしまうというのは誰にでもあることですが、その状態が長引くのは避けたいですよね。今回の記事では、仕事のやる気が出ないのはどんなケースがあるのかや、対処のためのヒントを紹介します。

仕事のやる気が出ないのはどんなとき?

「仕事のやる気が出なくて出勤するのがつらい」「納期が迫っているのにやる気が出なくて進まない」。このようなことで悩む人は多いです。その人が怠けている、能力がないといったことが原因ではなく、誰にでも起こりうることですよね。

しかし、仕事のやる気が出ないのが長引くのは避けたいもの。対処のためにもまずは原因を探ってみましょう。仕事のやる気が出ないときには、どのようなケースがあるのでしょうか。

ケース1:仕事自体が原因

仕事のやる気が出ないケースとして、仕事自体が原因になっているということがあります。

・仕事内容に興味がない
・自分のやりたい仕事ではない
・仕事内容が自分の適性や希望と合っていない
・仕事がマンネリ化していて、発展性を感じない
・がんばっても思うような成果や評価を得られない

上記のようなことが続くと、仕事のやる気はそがれてしまうでしょう。仕事は1日の大半を使って取り組みますから、気持ちのコントロールも難しくなりますよね。

ケース2:人間関係が原因

職場の人間関係が良くなく、やる気が出ない原因になっているケースもあります。

・上司や同僚、部下と上手く接することができていない
・同じ部署のスタッフと打ち解けられていない
・職場や取引先などに苦手な人がいる
・部署内で自分が浮いている気がする
・相談できる人がいない

これらがあると、職場にいる間は常に我慢や緊張が続くことになります。このような緊張感は心身を疲れさせてしまいます。

ケース3:自分自身の問題

プライベートが充実しているかどうかも、仕事のやる気に影響するでしょう。

・健康面に不安を抱えている
・プライベートの人間関係に不安や悩みがある
・トラブルを抱えている

また、自分自身の考え方や捉え方が仕事のやる気を低下させていることもあります。

・常に受け身の姿勢で仕事をしている
・失敗をすべきではない、仕事はこうあるべきなど常に自分にプレッシャーをかけている
・自分や他者に対してとにかく厳しい
・過度に周りと自分を比べてしまう
・周囲に頼ることができず、自分だけで解決しようとする

自分の現状がどうか、冷静になって再考する機会を持つのもいいかもしれません。

ケース4:環境が原因

職場環境がやる気を低下させているケースもあります。

・仕事内容に見合った報酬が得られていない
・仕事に集中できる環境が用意されていない
・長時間労働が当たり前になっている
・社内全体の士気が低い
・社風に合わない
・ハラスメントが蔓延している

オフィス自体の環境、報酬、職場全体の雰囲気や社風なども、仕事のやる気に大きく影響します。特にパワハラやモラハラ、セクハラなどが蔓延していると、やる気がそがれるだけでは済みません。しかし、個人の力だけで事態を改善するのは難しいことが多々あります。

パソコンの前でうつむいて悩む女性
(c)Shutterstock.com

仕事でやる気を出すためのヒントは7つ

仕事でやる気が出ないケースは多々ありますが、それを長引かせないためにも、自分ができることから取り組んでみましょう。

ここからは、仕事でやる気を出すために役立ちそうなヒントを7つ紹介します。

ヒントその1:まずは休もう

仕事のやる気が出ない場合は、まずしっかりと休みましょう。やる気が出ないことで心も体も休めていないかもしれません。仕事のことを考えない時間を持ち、自分を労いましょう。

家にいたら仕事のことを考えてしまうという場合は、プチ旅行がおすすめです。知らない土地や好きな場所で過ごす時間は、よい気分転換になるでしょう。

ヒントその2:運動を取り入れる

無理のない範囲で運動を取り入れるのもおすすめです。ランニングやウォーキング、宅トレなど気軽にできて費用もかからないものからはじめてみましょう。運動をすると体を動かすことに意識が向きますから、他のことを考えない時間を作ることができます。また、体が程よく疲れることで睡眠の質が上がり、心身共にリフレッシュすることもあります。

ヒントその3:成功している人の話を聞いて、取り入れる

世の中には、仕事で成功している人の本や情報がたくさんあります。そのような人の考え方には心地よく生きるヒントがたくさん詰まっていますので、それに触れてみるのもいいですね。また、身近にいる尊敬する人の話を聞くのもいいでしょう。

見聞きしたことでできそうなことがあれば、取り入れてみては。もしかしたら、何かが変わるかもしれません。

本を読みながらお茶を飲む
(c)Shutterstock.com

ヒントその4:使う言葉を意識して変える

仕事や日常生活で、自分がどのような言葉をよく使うかを知り、ネガティブなものがあれば変えていくのもいいですね。自分が発した言葉はすべて、自分自身も聞いています。だからこそ、意識して元気の出る言葉を使ってみましょう。

「今日は良い1日になる」「失敗しても大丈夫」など、自分の元気が出る言葉を使うようにすると、本当にそうなるような気がして気持ちが落ち着くということも。ぜひ試してみましょう。

ヒントその5:将来について見直しをする

やる気が出ないときだからこそ、将来について見直す時間を持ちましょう。5年後や10年後のなりたい自分をイメージしながら、そうなるにはどう行動すればいいかを考え、書き出していきましょう。文字で可視化することにより、自分の考えや気持ちが整理され、進みたい方向が明確になるでしょう。

ヒントその6:人に相談してみる

信頼できる人に相談するのもおすすめです。話すことで気持ちが整理され、本当に困っていることは何かが見えてくるかもしれません。また、その人の体験談やアドバイスが気づきや励ましになるということも。上司や先輩、他社や異業種で信頼できる人がいたら、思い切って気持ちを打ち明けてみては。

ヒントその7:働く環境を変えてみる

働く環境を変えてみるのも、仕事のやる気が出る要素があります。まずは気軽にできるデスク周りの整理からはじめてみては。物を整理することは、気持ちや考えの整理につながります。

自分自身で仕事の目標を立ててみるのもいいですね。目標達成に意識を向けることで、自然と仕事のやる気が出ることもあります。

何をやってもやる気が出ない場合は、思い切って部署異動や転職を考えてみましょう。仕事の環境を大きく変えることで、今まで以上にやる気を出して仕事に取り組めるかもしれません。ただし部署異動や転職は周りにも影響しますから、その点は十分に意識しましょう。

転職を選んだ場合、選考で転職理由を聞かれることが多々あります。明確に答えられるよう、事前にしっかり準備してください。

会議で発表する女性
(c)Shutterstock.com

最後に

「仕事のやる気が出ない」これは誰にでもあることです。やる気の出ない原因を探り、改善できそうなところから変えていきましょう。仕事のやる気を出すには小さなことを変えていくのが近道です。生活習慣や考え方、捉え方などを見直してみましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

益田瑛己子

ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)と就職支援をメインに活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。
ライター所属:京都メディアライン

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