マウント女子の特徴や心理とは？
自己肯定感が低い
人気心理カウンセラー・山根洋士さんによると、上から目線でマウントをとってくる女子の行動の裏には「自己肯定感の低さ」が隠れていると言います。
山根さんによると、自己肯定感の低さはさまざまな反応パターンとして現れますが、マウンティングもその反応のひとつで、さらに自己肯定感めの人の反応は以下の3パターンに分かれるそう。
1. 順応反応タイプ
自己肯定感の低さがそのまま行動に出るタイプです。リーダー的なポジションはできるだけ避けて、自分より他人を優先してしまいがち。故に本当に欲しいものが手に入れることができず、物事を心から楽しめないことも多いでしょう。ストレスが溜まりやすいタイプ。
2. 逆転反応タイプ
自己肯定感の低さを相手に悟られたくないため、逆の行動に出るタイプ。過剰に自信があるように見せたり、ブランド物で自分を飾ったり。人に弱みを見せるのが苦手なので、完璧な自分を振る舞おうとします。周囲が求めている以上にちゃんとしようとしてしまい、無理をしがち。
3. 抵抗反応タイプ
自分の自己肯定感の低さを認めることができず、抵抗するような態度を取ったり他の人に攻撃的になったりします。人のミスを過剰に指摘したくなったり、SNSのコメント欄で自分のほうが優れていると過剰にアピール＆リプライしたりします。自分に余裕がなく、疲れやすいタイプ。
マウンティング女子はこの自己肯定感が低い人の中でも「抵抗反応タイプ」なのだとか。逆転反応タイプと抵抗反応タイプは一見似ていますが、抵抗反応タイプの行動はカウンター型。相手の言動に反応して、つい攻撃的な態度をとってしまうそう。
〈自己肯定感低めの人の生態3〉マウントをとる人は自己肯定感が低めな人！【心理カウンセラー監修】
嫉妬深い
嫉妬深い女性もマウントをとりがち。
嫉妬とは「自分より優れたものを羨んだり、妬んだりする気持ち」や「やきもち」という意味。嫉妬深い人というのは、こういった感情を抱きやすい人や激しく嫉妬する人のこと。
プライドが高く、さらには疑い深くて慎重な人が多いよう。思い込みも激しいので、相手の何気ない言葉でプライドが傷つけられたと思ってしまうこともあるようです。
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上から目線でアドバイスしてくる
マウンティング女子は、人にアドバイスするとき「親切心」からしません。相手よりも自分のほうが優れていることを確認するためにアドバイスします。
そのため、すべて上から目線。
友人や同僚に仕事のやり方やヘアスタイル、ファッションに対するアドバイスをして、自分の優位さを示そうとするのです。
承認欲求が強い
自己顕示欲が強く、常に注目されたいのもマウンティング女子の特徴。
これには「一番になりたい」や「負けたくない」などといった心理が隠れており、自慢話が多くなったり自己主張が強くなったります。
インスタグラムのようなSNSが重視される現代。マウンティング女子は増える一方かもしれません。
八方美人
ときには自分をけなして相手に慰めてもらおうとするマウント女子もいます。
「私には慰めてくれる人がいる」「私は愛されている」などと、自分の存在価値を確認しています。
友人や同僚には強気なのに、自分を慰めてくれる男性には甘えたり自虐的になったり、相手によって態度を変える八方美人タイプは少なくないのです。
「マウンティング」その意味と“する人”の心理とは？ 男子女子それぞれの特徴や対処法も
マウント女子への対処法＆撃退方法
スルーが一番！
スルースキルは現代人にとって非常に大切なもの。マウント女子だけでなく、苦痛を感じるさまざまな情報をスルーすることができる力は、自分を守る立派なスキルです。
マウント女子への対処法でも、やはりスルーが一番。
可能なら相手と関わらなくていいように距離を置くべきですが、それが難しいのならいちいち相手にせず適当に聞き流すこと。
相手の気が済むまでマウントさせ、適当に相槌を打ち聞き流しておくと、やがて相手は満足して離れていきます。
マウンティングの要素になるこちらの情報提供をしないことも大切です。うっかり話してしまうとその情報を使いマウンティングがエスカレート。
一定の距離を保ち、自分の情報を相手に明かさないよう注意してください。
「マウンティング」その意味と“する人”の心理とは？ 男子女子それぞれの特徴や対処法も
負けてあげる
マウントをとる人が求めているのは「周囲からの承認」。
マウントをとられたら「そうだね、あなたの能力は本当に素晴らしいと思うよ」と認めてあげるのもいいかもしれません。
そして「じゃあ、このリストをまとめてくれないかな。私はこういうのできないから」と仕事をお願いしてしまいましょう。
不快だとはっきり伝える
「それはマウントです」「とても不快です」「やめてください」とはっきり相手に伝えるのも有効でしょう。
マウントをとる人は、怒らなそうな人を選んでそうしてくる人も多いので、あえてビシッと言うのも◎。普段大人しい人がキッパリものをいうのは効果絶大です。
「何でそんなこと言うんですか？」「今、忙しいのでやめてもらえますか」など丁寧に、かつ短い言葉で攻めるのがよいでしょう。
あなたのそのはっきりとした口調にびっくりして、何も言えなくなってしまうはず。
「マウントをとる」人に要注意！ 共通する特徴と覚えておきたい上手な対処法
マウント返しで二度とマウントされないようにする
修羅場になるのは避けたいので頻繁にするのはおすすめしませんが、もう限界と感じたここぞというときは「マウント返し」をするのも効果的かもしれません。
たとえば自慢話や幸せアピールには、それを上回るような幸せアピールで返す、相手が自慢をおり混ぜた悩んでいるフリの相談をしてきたときは、とことん同情して相手にはできないだろう提案をしてみる、など相手がマウントをとってしまったことを後悔するような内容で回答する方法です。
マウントにマウントで返されたら、通常ならもうこの人にはマウントをとらないでおこう… と思うもの。
それでもマウントで返してきてあなたを不快にするようなら、完全にスルーするか関わりを断ちましょう。
あるある！ 女子同士のマウントエピソード
「お口に合いましたかぁ〜？」
「私の勤めるところは大所帯の上に女子達が強い！ 女って団結するとものすごいパワーになるんですよね。だから必然的にある程度グループができるので、マウント合戦も強烈！
受付内でも仲良しグループに分かれていて、毎日マウント合戦ともっぱらの噂です。
とある日、私は更衣室で彼と行った高級レストランの話を仲良しのスタッフとしていました。するとそれを聞いたとある女子スタッフが『あぁ〜あそこのフレンチ美味しいですよね〜。でもジビエ料理がメインだからNさんのお口に合いましたかぁ〜？ 私はもうすっかり飽きちゃって』
お前の店かよ！ と心の中で突っ込まずにはいられませんでした。けれど何だろ、この悔しい気持ちは…」（29歳・歯科助手／Nさん）
「S先生！ がんばれぇ〜！」
「私が保育士時代一番苦手だったのがピアノ・お歌の時間と保護者対応。ピアノとお歌の時間では伴奏を弾きつつ子供たちに指導ができる先生もいますが、私はピアノと歌を同時になんて無理！ ある日、隣の組と合同でお歌の時間があったのですが、隣組の先生が私が園児を指導するようにと指示してきたんです！ しかもレッスン中にはマウントまで！
『あれぇ〜、S先生お歌とピアノが止まっちゃうねぇ〜。S先生！ がんばれぇ〜！ じゃあ私と替わった方がいいと思うお友達、手をあげてぇ〜。わぁ〜こんなにたくさん！ 私の方が上手ってことなのかなぁ〜？』
とっととピアノも歌も替われ！ と感情をぶち撒けたかったですが、子供の前。その先生、園児たちよりも子供っぽい人だなって思ったマウントでした」（31歳・元保育士／Sさん）
「いいなぁ〜財布にやさしくて」
「とにかくやたら高級嗜好の先輩がいるんです！ 私たちは制服上下の支給はあるものの、パンプスとストッキングは各自負担。ある日私はその先輩と2人で受付をすることがあり、横並びでカウンターに座っていました。すると私の足元を見てこう言うんです！
『Kちゃんのパンプスはノーブランド？ いいなぁ〜財布にやさしくて。ほら私、お高めのイタリアブランドしか合わない足だからお財布に痛いのよね』
はいはい、大手スーパーでサンキュッパで購入しましたけどなにか(怒)？ 一方それはそれは上品なパンプスを履いていた先輩。ちょっぴり羨ましく思っちゃったマウントです」（29歳・受付嬢／Kさん）
「私は高級靴しか合わないの」って何!? 職場で勃発！ 女同士のマウント合戦をのぞき見
