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「生理中」のデートはどうする?
「生理中」とはいえ、彼氏とのデートは中止にしたくないと思うのが女性心理。では、どのようなデートプランを立てれば、無理なく楽しいひとときを過ごすことができるのでしょうか? 「生理中」のデートの過ごし方についてアンケートを取りましたので、紹介していきます。
※20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
おうちデート
「生理中」のデートでの定番といえば、おうちデート。特に生理痛が重いときは、なるべく外出は控えたいですよね。
おうちデートなら、好きなタイミングでトイレに行くこともできるし、少し眠くなってもお昼寝できるので安心。動画配信サービスで好きなアニメや映画を観たり、一緒にゲームを楽しんだりなど、穏やかにふたりの時間を過ごせそうですね。
「おうちデート。動画配信コンテンツ等で見たい動画をゆっくりまったり見る」(30代・神奈川県)
「どちらかのお家でまったり映画を見たり、ゲームしたり」(30代・新潟県)
「お家でまったり。デリバリー取って、本を読んだりゲームしたり」(30代・東京都)
「体調が悪いなら、そもそもデートはしない。体調が問題ない時でも自宅などの室内デートを提案する」(20代・神奈川県)
「自宅で料理をしたり、映画を見たりする。できるだけ、疲れないように外出を控えたデートをする。そもそも生理中はデートを避ける」(30代・富山県)
映画鑑賞
「生理中」はあまり体を動かしたくないもの。映画館ならばムードもあってリラックスできるので、「生理中」のデートに向いていると感じる人も多いのかもしれませんね。
ただし、座り続ける時間が長いと経血の漏れが気になったり、トイレに行きにくいことがストレスになったりする可能性も。人によっては、生理が重い日は避けた方が良いかもしれません。
「あまり動くと気を使い、身体も疲れるため映画などがいい」(30代・兵庫県)
「映画とか、トイレもあってあまり動かなくて済むところに行きたい」(30代・京都府)
「映画を見たり散歩をしたり一緒にご飯を作ったり、日常の延長でできることを楽しむ」(30代・東京都)
「映画鑑賞などあまり動かないものを選ぶ」(30代・埼玉県)
「映画館デートやカフェでゆっくりする」(30代・福岡県)
水族館
水族館ならば室内なので、気温・服装を気にすることもなく「生理中」でも快適なデートができそう。
きれいな魚をうっとり眺めたり、ショーや体験コーナーを楽しんだり。イベントも盛り沢山なので、生理の憂鬱な気持ちも忘れてしまいそう。
「身体をあまり動かさないような、お店巡りや水族館など」(30代・茨城県)
「水族館。トイレもあるし服に気をつけなくてよさそうだから」(30代・大阪府)
「身体に無理にならないように、水族館や映画館など、ゆっくり楽しめる場所なら嬉しいと思います」(30代・神奈川県)
カフェ
カフェでゆっくりおしゃべりしながら過ごすのも最良なデート。最近では、動物系のカフェや漫画が充実したネットカフェなど、選択の幅も広いのが嬉しいですね。
生理中は、飲み物のチョイスも重要なポイント。カフェインは体の冷えを招いてしまう可能性も考えられるので、体を温めやすいと言われている根菜類を入れたスープや豆乳ベースの温かい飲み物などがあれば、それらを選んでみて。
「あまり動かなくて良いようにカフェなどでゆっくりすごす」(20代・東京都)
「近場のカフェでお茶」(30代・千葉県)
「カフェでお茶をする。ゆっくり出来るしトイレにも行きやすい」(30代・滋賀県)
「カフェでデート」(30代・大阪府)
買い物
ショッピングモールなどの、大型商業施設などでのデートも女性から好印象。
清掃が行き届いている広いトイレが近くにあるのも心強いですよね。また、ちょっと疲れたら座れるスペースやカフェなどで休憩できるところも◎!
「簡単にウィンドウショッピング」(30代・愛知県)
「すぐ休める環境があるところで遊ぶ。(買い物)」(30代・千葉県)
「ウィンドウショッピング」(20代・東京都)
「そこまで混んでない場所で長居せずに軽く買い物をするデート」(30代・長野県)
身体を冷やさない場所
「生理中」でもデートは満喫したい! という方は、プラネタリウム、足湯、美術館など身体を冷やさない場所を選ぶと失敗も少ないでしょう。
一緒にいる楽しさでさらに心までポカポカ温まり、ふたりの絆も深まるかも。
「いかに体を冷やさないか考えて、場所選び」(30代・岐阜県)
「体を動かさず冷えない範囲で、普段と変わらずに過ごせばいい」(30代・北海道)
「飲食店の場合は、寒くない場所で刺激物や冷たいものは頼まない」(20代・愛媛県)
「室内など温かい場所が良い。待ち時間やトイレに行けない時間をできるだけ避けたい」(20代・愛知県)
無理してデートしない
あまりに生理が重くて会うことすらも難しい場合は、無理せずデートを中止にするのも選択のひとつ。
その分ビデオ通話などを利用して、少しでも一緒に過ごしている雰囲気を味わってみるのはいかが?
「ゆっくり休む」(20代・福岡県)
「無理してデートしない」(30代・大阪府)
「精神的にも不調になるなら、デートは中止の方がいいのかなと思う」(20代・福岡県)
「つらいのでそもそも人と会わない。静かに一人でゆっくり過ごしたい」(20代・神奈川県)
「生理中」のデートでの注意点とは?
普段とのデートとは違い「生理中」のデートだからこそ、気をつけておくべき注意点もあります。いざというときに慌てないよう、ここで紹介するポイントを確認して、万全の対策で臨むようにしましょう。
お手洗いに行きやすい環境を選ぶ
「生理中」のデートで1番気になるのは、近くにトイレがあるかということ。長時間トイレに行けない時間が続くと、不安から楽しめなくなってしまいますよね。
トイレの場所や規模が明確な、普段から行き慣れている場所をデートコースに選ぶと安心です。
「お手洗いが近くにあるかどうか。ゆっくりできる場所があるかどうか」(20代・大阪府)
「トイレが綺麗な場所。暖かい場所。動かなくて良い場所。座れる場所」(20代・東京都)
「ちょくちょくトイレにいく。漏れて服につくほうが恥ずかしい」(30代・愛知県)
「あまり動かないで、出かける時はお手洗いが近くに有るところにする」(30代・神奈川県)
「身体に負担がない、ゆったり過ごせるスケジュールが良いと思う」(30代・熊本県)
服装に配慮する
「生理中」のデートの場合は服装にも注意が必要。
ゆったりしたシルエットのロング丈のボトムスなど、締め付け感の少ない服装がおすすめ。さらに中にレギンスやスパッツなどを組み合わせると、経血の漏れや生理用品のズレも気にしなくて済みそう。
また、経血が漏れてしまった際に白やパステルカラーのボトムスを履いていると目立ってしまうので、赤や黒など暗い色を合わせると万が一の場合も安心。
「あまり薄い色の服を着ない、痛み止めを持ち歩く、デリケートゾーン用のシートを使う」(20代・東京都)
「お腹を締め付けないスカートを着る。身体、特に足首と腰を冷やさないようにサンダルなどは避ける」(30代・東京都)
「万一、血がついても目立ちにくい色の服にする」(30代・長野県)
「血液が表面化しないように、下着には気を付け、万が一のために、黒のスカートやパンツを着用」(30代・富山県)
経血が漏れないようにする
経血が漏れないように、経血量に見合った生理用品を使用し、こまめにトイレに行くことを心掛けて。
サニータリーショーツやタンポン、月経カップなどを正しく使用すれば、経血漏れがしにくくなるかもしれません。いくつもの対策を重ねるなど、自分の体調に合わせて工夫してみましょう。
「経血が漏れないこと」(30代・埼玉県)
「もれないようにすること。デートになると変える暇がないと思う」(20代・愛媛県)
「血液がもれないようにする」(30代・広島県)
「横漏れに注意する」(30代・埼玉県)
持ち物の確認をしておく
「生理中」のデートで大切なのは、持ち物の事前準備。
生理用品はもちろん、痛み止め・ウェットティッシュ・カイロ・ひざ掛けなど必要なものは人それぞれ。自分の日頃の生理の様子を考えて、持ち物を用意しておくことが重要です。いざとなればデート中に購入もできますが、デートの時間を大切にするためにも、できることなら事前に準備しておくのが吉。
「ナプキンのサイズを大きいのに。替え用は何個か忍ばせておく」(30代・東京都)
「痛み止めを準備しておく」(20代・北海道)
「痛み止めを準備する。黒系のスカートやボトムを着る」(30代・熊本県)
「ナプキンを多めに持っていく」(30代・愛知県)
適度な温度調節を心がける
「生理中」は身体を冷やさないようにしたほうが良いことは、多くの女性が理解していると思います。とはいえ、逆に温めすぎてしまうのもNGなことはご存じですか?
デリケートゾーンは特に蒸れやすいので、温めすぎると、ニオイやかぶれ・湿疹などの肌トラブル、感染症などの原因にもなりうるのです。その季節に合った適切な服装を選んで。
「いかに体を冷やさないか」(30代・岐阜県)
「寒くない、トイレが常備、短時間」(30代・千葉県)
「おなかを冷やさないようにする」(20代・東京都)
「暑すぎて蒸れないようにする」(20代・静岡県)
体調について共有する
男性的にはデートの日に生理が被ってしまった場合、いつもより体調が優れないという旨を伝えて欲しいと感じている人が多いよう。事前に彼女の体調を知っていれば、デートコースを変更したり、トイレの時間を配慮できるのかもしれませんね。
デートコースを決める際、生理が被るとわかっていれば、当日バタつかないように事前に伝えておくのもOK!
「いつもより心身共に不調であることを、自身もパートナーも心得ておくこと」(30代・東京都)
「生理だということを伝える」(20代・北海道)
「男性は気づかないので、少しでも異変を感じたら我慢せずに休みたいとか帰りたいとか伝える」(30代・千葉県)
「心身ともに変動が激しくなりやすいことを説明して、自分でコントロールしづらさがあることを理解してもらうようにします」(30代・東京都)
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「生理中」のデートで彼氏に幻滅したエピソードは?
生理中はイライラしやすくなる女性も多いですが、それを抜きにしても「え?」と耳を疑うような、彼氏からのアンビリバボーな発言に頭を抱えている人も! ここでは、「生理中」のデートで彼氏に幻滅したエピソードについて紹介します。
1:「でも、病気じゃないじゃん?」
「先日、久しぶりに生理痛がひどくて、さらにはなんだか気分も憂鬱だったんですけど、デートをドタキャンするのも悪いと思って、無理して行ったんです。そしたら、案の定、デート中もお腹が痛くてテンションが上がらなくて。
ところが、そんな私を彼は労わるでもなく『でも、病気じゃないじゃん?』と言ってきました。思わず耳を疑いましたし、そんな冷たいことを言う人だなんて、思いもしなかったからショックで…」(28歳・女性/アパレル)
生理痛のツラさはなかなか男性にはわからないと言われるけれど、「お腹が痛い」と言っている彼女にこの言葉を告げるのは、ちょっとヒドイかも…。真実だとしても、そんなふうに言われてしまえば、イライラも募りがちです。
2:「元カノはそんなこと言ってなかったし、単なる言い訳?」
「今の彼は、ちょっとデリカシーに欠けるところがあるんですけど、普段はあまり気にしないようにしています。
それで、この前の生理のときに、私はやたら肌荒れしているうえに、お腹も痛いし頭も痛いしで、コンディションが最悪だったんですよね。
そしたら彼は、そんな私に『なんか顔色悪いな〜。夜遊びしてんじゃねーの?』と言い放ちました。私が『生理だから』と答えたら、なんと彼は『ふーん。元カノはそんなこと言ってなかったけど。単なる言い訳?』って言ってきたんです!
さすがの私も、あまりのデリカシーのない発言にキレました…」(28歳・女性/ネイリスト)
生理のときには不調を感じる女性も多いのに、あからさまに否定する発言を聞けば、冗談だとしても不愉快ですよね。しかも元カノの話まで出てくるとは…。
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「生理中」のデートで彼氏をもっと好きになったエピソードは?
下着ブランド「Angellir(アンジェリール)」を展開するシーオーメディカルが、全国の28歳の女性300人を対象に「28歳女性の実態調査」を実施。生理中のパートナーの神対応をピックアップしてみました。
Q.「生理中」に彼氏や配偶者がしてくれてうれしかった“神対応”は?
・温かい飲み物を用意して、室内で楽しめるデートを提案してくれた。
・腹痛で食欲が無くぐったりしていたときに、私の好きなお菓子やスイーツを買ってきて食べさせてくれた。
・今日は家事何もしなくていいよと言ってくれた。
・生理痛がひどいとき、予定をキャンセルしても嫌な顔をしないで心配してくれた。
・生理で気分が落ち込んでるとき、静かに話を聞いて背中をさすってくれた。
・イライラしているのを理解してくれて、ひどいことを言ってしまっても受け止めてくれた。
「パートナーが特別なことをしてくれる」ことより「自分が何かをしないことを許してくれる」ことに感激し、神対応と感じることが多かったようです。
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最後に
生理がきたことによって、体がだるくて情緒不安定になったり、経血が気になってデートを楽しめなかったり… という女性も多いかと思います。
「せっかくのデートなのに…」と落ち込んでしまうかもしれませんが、そんなときこそ彼氏に頼って身体に負担のないデートプランを一緒に考えてみましょう。
男性が女性の生理のつらさを理解するのは難しいと思うので、恥ずかしがらずに自分の気持ちを伝えることも彼に対する優しさなのかもしれません。
また、体験談から「彼氏の優しい一面を知って、愛を再確認できた」という意見もあげられていたので、「生理中」のデートも案外悪くないのかも。
デートを満喫するためにも、ふたりでゆったりとした素敵な時間を過ごせるよう心掛けて。
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