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「嫌われている気がする」と感じたことがある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数118名(未回答含む)。
まずは、どのくらいの人が「嫌われている気がする」と感じたことがあるのか、100人の女性にリサーチ。結果は「ある」…56.8%、「ない」…43.2%となり、半数を超える人がネガティブな感情を抱いた経験を持つと判明しました。
「嫌われている気がする」と感じた理由やきっかけとは

では、どんなときに「嫌われている気がする」と感じてしまったのか、その理由やきっかけについて具体的なエピソードを教えてもらいました。うっすら感じるレベルから、これって間違いないよね…と思ってしまう理由まで、さまざまあるようです。
なんとなく
これ、と断定できるような理由はないものの、その場の雰囲気で「いい印象を持たれていない」と感じてしまった人も。一度そう感じると、相手と接するたび不安になり、ますますよそよそしい関係になってしまいますよね。打ち解けるきっかけも失ってしまいそう。
「なんとなくそんな気がする」(20代・和歌山県)
「なんとなく、直感で」(30代・埼玉県)
「なんとなく避けられてる」(30代・滋賀県)
態度が冷たい
周囲の人と比べて、自分に対する態度が冷たいと思った人も。ぶっきらぼうな対応をされたり、話をしていてもつまらないといった態度をとられたりすると、一緒にいるのも怖くなってしまいそう。しっかり目を合わせて話してくれないなどポジティブな表情が見えない場合、本当は話したくないんだろうなと感じてしまうのも納得かも。
「態度がとげとげしいから」(30代・東京都)
「心なしか、周りと自分に対する対応に差があったから」(30代・千葉県)
「表情。本当に笑ってる感じがしなかった」(30代・島根県)
「私と話しているときに不機嫌そうな態度だったため」(20代・埼玉県)
「態度に出してくる人だから。あからさまだから」(30代・愛媛県)
悪口・陰口を言われた
自分に対する悪口や陰口を聞いてしまい、嫌われていることを確信したとの体験談も。シチュエーションによっては特定の人にだけ言われているのか、周りの人たちから言われているのかなどが把握しづらく、居心地の悪い思いをしてしまいそう。なぜ悪口を言われるのか、まったく身に覚えがないと深く傷ついてしまいます。
「周りから陰口を言われたとき」(20代・神奈川県)
「悪口を言われたとき」(30代・秋田県)
「特に悪いことをしていないが、親しくない人たちに悪口を言われた」(20代・北海道)
無視される
「おつかれさまです」など日常的な挨拶をしたときに無視されると、動揺しますよね。一度であれば声が小さくて気づかなかった、何か考えごとをしていたなどの理由も考えられますが…。ずっと無視してくるようならば、対応に困るばかりです。思いきって、上司や周りの人に相談するのもアリかもしれません。
「挨拶を無視されるので」(30代・大阪府)
「話しかけて無視されたとき」(30代・大阪府)
「挨拶を返してもらえなかったとき」(30代・新潟県)
言い方で
会話をしているとき、いちいち意見を挟まれたり、話を否定されたりすると、私のことが嫌いだからなのかなぁと自信をなくしてしまうもの。ちょっと意地悪な感じの言い方をされると、しゃべるのが怖くなってしまいそう。
「意見を言ってくるから」(30代・岐阜県)
「言葉にトゲがある」(30代・愛知県)
「ひとこと多いから」(30代・沖縄県)
避けられている
たとえば同じテーブルについた途端、急によそよそしい態度をとられる・自分と逆の方向に座っている人と話をされる・席を立たれる、なんて経験をした人も少なくないのでは。こんなことをされたら、嫌われているかもと不安を覚えるのも当然です…。
「避けられているから」(30代・三重県)
「相手が自分を避けるような態度をとっていたから」(30代・大阪府)
「避けられている気がしたから」(30代・宮城県)
会話が弾まない
意外と多かったのが、なぜか会話が弾まないからとの理由。嫌われているというよりも、興味関心がなかったり、接点が少ないので共通項が見つけにくいといった要因が大きそう。ただし、元々はよく話していた人なのに、急に話をしてもらえなくなったのであれば、ちょっと心配ですね。
「あまり話しかけられない」(20代・静岡県)
「話が急に弾まなくなったり、だんだん話す機会が減ったりしたとき」(20代・愛知県)
誘われない
知らない間に、みんなで飲みに行っていたとか、ランチのときに声をかけられないと、嫌われているのではと不安な気持ちにもなるものです。たまたまなのかもしれませんが…そのときの会話の内容がわからないと、その後の話にも加わりにくく、ますます置いてけぼり感を覚えてしまいそう。
「飲みとかに誘われづらいとか、なんとなく」(30代・埼玉県)
「誘われることが少ない」(30代・埼玉県)
人から嫌われないようにする対策は?

「嫌われているかも」と感じるのはやはりストレスですよね。そこで、ストレスを排除するために、嫌われないようにする対策について聞いてみました。どんな心がけが必要なのでしょうか。
言い方や言葉選びに気をつける
普段からハキハキしていたり積極的な人は、つい言葉が強くなってしまうことも。その場合、ソフトな口調を心がけたり、やさしい言い回しになるよう気をつけるのが得策です。また、調子に乗って口外してはいけないことを口にしたり、相手に対して失礼な言葉づかいにならないよう注意を払うのも鉄則。常に「自分が言われたらどう思うか」と考えながら発言する癖をつけましょう。
「あまり強い口調で話さない」(30代・大阪府)
「言葉に気をつけている」(20代・宮城県)
「失言をしないようにする」(30代・北海道)
「失礼なことを口にしない。相手の話に耳を傾ける」(20代・長野県)
「とりあえず言葉を選びながらしゃべるようにしている。言われてイヤなことを言わないようにしている」(20代・山梨県)
笑顔を心がける
なるべく笑顔でいることを心がけていれば、ポジティブな魅力がついてくるはず。相手が負の感情を持っていたとしても、それを抑えることができるかもしれません。また、明るく親切に対応することも大事です。イヤだと思われることも減り、いい印象を与えられるでしょう。
「とにかく親切にする。笑顔でいる」(30代・埼玉県)
「笑顔で挨拶!」(30代・愛知県)
「いつも笑顔で、悪口を言わない」(30代・東京都)
「笑顔で話すようにしている」(30代・新潟県)
「明るく笑顔で接したり、悪い印象を与えないようにしている」(30代・栃木県)
思いやりを持つ
「思いやりを持つこと」は人間関係の基本といえます。誰かにしてもらってうれしかったことや、ありがたいと感じたやさしさなど、人から受けた思いやりを自分の中にストックしておきましょう。逆に、されてイヤだったことも然りです。いつか役に立つときが来ます。
「されて嬉しいことをする」(30代・愛媛県)
「自分のものさしだけで考えず『ほかの人ならどう思うか』『第三者視点ならばどうするのがいちばんよさそうか』を考えて行動や発言をしている」(30代・北海道)
「常に人にやさしくする」(20代・和歌山県)
「自分がされたり言われたらイヤなことはしない、言わない」(20代・愛知県)
挨拶をする
「挨拶をしたら無視された」なんてエピソードもありましたが…本当に無視していたとしたら、あなたでなく相手に問題があります。本来挨拶とは、それだけで心が通い、好意的に感じてもらえるもののはず。人間関係の潤滑油となる行為でもありますので、それぞれの立場に応じた挨拶を身につけ、積極的に声をかけるようにしましょう。
「挨拶することと愛想をよくする」(20代・埼玉県)
「挨拶や礼儀をきちんとする」(30代・神奈川県)
目立たない
嫌われないため、ときには「出る杭」にならないようにするのも手。ある程度、納得のいく方向に話し合いがまとまっている場面であれば、そこにひとこと足すようなことはせず賛同しておくのが賢い選択。つい、自分が話の中心になりたいと考えてしまう人は要注意です。
「意見を言わず同調する」(30代・岐阜県)
「おとなしくしておく」(30代・東京都)
ほどよい距離感で接する
会社での飲み会や合コンでもそうですが、相手との距離感を測ることも大切です。早く打ち解けたいからと、いきなり馴れ馴れしくしたり、プライベートなことを聞いたりするのはマナー的にもNG。嫌われないため、まず最初は表面上の話に留めておくのが無難です。
「あまり馴れ馴れしくしない」(30代・新潟県)
「深入りしない」(30代・京都府)
「明け透けに話さないようにする」(30代・神奈川県)
ちょうどいい気づかいで〝気持ちのいい関係性〟を目指そう
さまざまなエピソードに「私も!」と共感した人が多いのではないでしょうか。もしくは冒頭のアンケート結果にも表れているとおり、意外と誰にとっても〝あるある〟なことで「私もあるけど、まあ誰でもそんなものだよね」とあまり気にしていない人もいるかと思います。
そのように割りきれるならいいけれど、嫌われているかもしれない相手と落ち着いて接するのが難しくなってしまった…と困っているなら問題です。
そんなときは、嫌われないようにする対策をチェックして、意識的に対応の仕方を変えてみましょう。すると、案外嫌われている訳でもないことが判明した…なんてことも起こりうるかもしれません。
もちろんこの対策は、これから新しく出会う人にも有効なはず。仕事でもプライベートでも、無駄に気をつかうことのない、気持ちのいい関係性を築くことに取り組んでみましょう。きっと、人生が大幅にラクになっていくはずです。
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