福井県立図書館司書 宮川陽子さんの“聞く力の極意”
必要な情報を“聞き出す”努力
〈宮川陽子さんの極意〉
1. 相手の主張を、まずは丸ごと信じてみる
2. 相手がもっている情報を“なんでもいいから”引き出す
さまざまな角度からアプローチをして記憶を引き出す
利用者が探している資料や本の題名は、うろ覚えや覚え違いをしていることも多く、必要な情報を“聞き出す”努力が不可欠です。有名な本と似た題名を言われると、つい「覚え違いではないか」と疑ってしまうこともありますが、実はそのような本が実在することも多いため、まずは利用者の言うことを信じるようにしています。
「子供のころ好きだった本」など、曖昧な記憶から探す場合は「絵本ですか?」「分厚さは?」など、質問を重ねます。さまざまな角度からアプローチすることで、利用者自身が思い出してくれることも多いんですよ。
2022年Oggi4月号「仕事ができる! の近道は『聞く力』だった」より
イラスト/竹田匡志 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
「聞き上手」のお手本、聞き方のコツはこちら!
-
働く私に、今「聞く力」が必要! 聞き上手になるための心得5
-
「聞き上手」のお手本はBIG BOSS・新庄剛志さん「ライバルにも“聞く耳”を…
-
「聞き上手」のお手本は安住紳一郎さん「遮らず否定せず、話を聞いて発言…
-
「聞き上手」のお手本はマツコ・デラックスさん「謙虚に聞き、驚き、共感…
-
「聞き上手」のお手本は松岡修造さん「相手の話を聞き逃さない、“前のめり…
-
「聞き上手」のお手本はエッセイスト・阿川佐和子さん「的確な質問で本音…
-
「自力では出せない言葉を導くこと」インタビュアーが考える聞き上手にな…
-
元養護教諭が実践する、相手に安心して話をしてもらうコツ〈プロフェッシ…
-
元銀座No.1ホステスの公認心理士が教える、“聴く力”と“聞く力”の違い〈プ…
-
〈プロフェッショナルの“聞く”極意〉「共通点を探し、価値観を共有する」…
-
〈プロフェッショナルの“聞く”極意〉僧侶が教える、相手とより深い関係性…