識者&読者が推薦! ほめ上手な著名人
才能には惜しみない評価を
ミュージシャン・俳優 星野 源さん(41歳)
「周囲への気配りはもちろん、才能のある人を惜しみなく評価する姿が印象的」(原さん)
ほしの・げん/音楽活動のほか、ドラマやバラエティ番組など多方面で活躍中。過去、ラジオで「相手をほめると、自分も楽しくなる」と発言。
“ほめて伸ばす”を体現
青山学院大学陸上競技部監督 原 晋さん(55歳)
「選手の可能性を信じてあとは本人に任せる。まさに“ほめて伸ばす”を体現しています」(船見さん)
はら・すすむ/今年の箱根駅伝では同校を2年ぶり6度目の優勝に導いた。選手の育成方針は「強みをほめてあげること」。
前向きになれるアドバイスを
美容家 神崎 恵さん(46歳)
「インスタライブで、ファンからのコメントと向き合い前向きになれるアドバイスをしてくれる」(34歳・公務員)
かんざき・めぐみ/“美しすぎる40代”として人気。恋愛や子育ての場面では“とにかくほめまくる”ことをモットーにしているのだそう。
嫌味のないストレートなほめ方 モデル アン ミカ(50歳)
「嫌みなく、ストレートに相手をほめる姿がかっこいい!」(32歳・事務)
モデルとして活動しながら、執筆活動やコスメのプロデュース、TV番組出演など活躍は多岐にわたる。歯に衣着せない発言が幅広い層に人気。
なぜ「ほめる」ことが必要不可欠とされているのか
“正解のない時代”を生きているからこそ、ほめることが原動力になる
〈ほめることが重要視される理由〉
・“プロセス”を重要視するようになったこと
・プロジェクト単位でチームがつくられる働き方が増えたこと
「Z世代と呼ばれる20代前半の世代は、何が起きるかわからない“正解のない“時代を生きています。だからこそ、結果だけではなくプロセスやマインドを認めてほしい、という欲求が高まってきたのだと思います。また、主流になりつつあるプロジェクト型の働き方には、お互いをほめて認め合うことで、心理的安全性の高い環境をつくることが大切です」(用丸さん)
教えていただいたのは…
ほめ育グループ代表 原 邦雄さん
はら・くにお/世界18ヶ国に広がる教育メソッド「ほめ育」創始者。「教育立国推進協議会」有識者。世界的スピーチ大会TEDxに2度登壇を果たすなど海外でも活躍。著書は『100点のほめ方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。
心理カウンセラー 船見敏子さん
ふなみ・としこ/青山学院大学卒。出版社に勤務後、フリーライターを経て現職。現在は企業や自治体などでメンタルヘルス支援や講演などを行う。著書に『職場がイキイキと動き出す 課長の「ほめ方」の教科書』(左右社)など。
電通若者研究部 用丸雅也さん
ようまる・まさや/東京大学を卒業後、電通に入社。広告領域にとらわれないクリエイティブ開発が得意。「若者から諦めるをなくす」をモットーに、10~20代の生活実態や消費者インサイトの研究も行っている。
2022年Oggi5月号「『ほめ方』次第で仕事が回り出す!」より
イラスト/omiso 構成/佐々木 恵・酒井亜希子・島田七瀬(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部