識者&読者が推薦!ほめ上手な著名人
場を盛り上げるトーク力 お笑い芸人 麒麟 川嶋 明さん(43歳)
「相手の意見を否定せず、前向きなコメントで場を盛り上げるトーク力を見習いたい」(用丸さん)
かわしま・あきら/『ラヴィット!』(TBS)などのバラエティ番組で活躍。番組で出演者を素直にほめる姿が視聴者から好感を得ている。
物ごとのいい面を見る力 お笑い芸人 ANZEN漫才 みやぞんさん(36歳)
「とにかく発言が前向きで、物ごとのいい面を見ようとする力がすごい!」(原さん)
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)などに出演中。「人にほめてもらおうと思うより自分が人をほめたい」という発言が話題に。
時代にフィットしたほめ方 実業家・タレント ROLANDさん(29歳)
「ポジティブな物言いと、相手のマインドを認めるほめ方が今の時代にフィット!」(用丸さん)
高校卒業後、ホストとして働き始める。ポジティブすぎる美学をまとめた『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA)がヒット。
なぜ「ほめる」ことが必要不可欠とされているのか
“正解のない時代”を生きているからこそ、ほめることが原動力になる
〈ほめることが重要視される理由〉
・“プロセス”を重要視するようになったこと
・プロジェクト単位でチームがつくられる働き方が増えたこと
「Z世代と呼ばれる20代前半の世代は、何が起きるかわからない“正解のない“時代を生きています。だからこそ、結果だけではなくプロセスやマインドを認めてほしい、という欲求が高まってきたのだと思います。また、主流になりつつあるプロジェクト型の働き方には、お互いをほめて認め合うことで、心理的安全性の高い環境をつくることが大切です」(用丸さん)
教えていただいたのは…
ほめ育グループ代表 原 邦雄さん
はら・くにお/世界18ヶ国に広がる教育メソッド「ほめ育」創始者。「教育立国推進協議会」有識者。世界的スピーチ大会TEDxに2度登壇を果たすなど海外でも活躍。著書は『100点のほめ方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。
心理カウンセラー 船見敏子さん
ふなみ・としこ/青山学院大学卒。出版社に勤務後、フリーライターを経て現職。現在は企業や自治体などでメンタルヘルス支援や講演などを行う。著書に『職場がイキイキと動き出す 課長の「ほめ方」の教科書』(左右社)など。
電通若者研究部 用丸雅也さん
ようまる・まさや/東京大学を卒業後、電通に入社。広告領域にとらわれないクリエイティブ開発が得意。「若者から諦めるをなくす」をモットーに、10~20代の生活実態や消費者インサイトの研究も行っている。
2022年Oggi5月号「『ほめ方』次第で仕事が回り出す!」より
イラスト/omiso 構成/佐々木 恵・酒井亜希子・島田七瀬(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部