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LIFESTYLE

2022.12.12

内向的な人の特徴って? 内向型の良いところや悩みを深掘り!

「内向型」とは、「精神的な部分に関心を寄せる気質のある性格の類型」のことをさします。内気で積極性が低いと思われがちですが、実はそうではないことも。本記事では、内向型の人の特徴や良いところ、内向型の人の悩みやその改善方法について紹介します。

そもそも「内向型」とは?

皆さんは、自分の性格や気質について、考えてみたことはありますか? 「誰とでもすぐに打ち解けられる」「人をサポートすることが好き」など、様々な観点から自分のことを分析してみると、案外新たな発見があっておもしろいものですよ。

そして、そういった性格の分類の一つに「内向型」というものがあります。対比する性格の分類としては、「外向型」が当てはまりますね。まずは、内向型と外向型について、理解を深めていきましょう。

「内向型」と「外向型」

「内向型」とは、「心的な部分に関心を寄せ、心的エネルギーが内側に向く気質のある性格の類型」のことをさすようです。つまり、単にシャイで控えめな性格の人や積極性の低い人とは少し違います。「内向型」と聞くと、マイナスなイメージを受けがちですが、誤解しないように「内向型」の意味をしっかり押さえておきましょう。

ソファで向かいあって話す女性たち
(c)Shutterstock.com

一方、「外向型」とは、「心的エネルギーが外部に向かい、また外部からの刺激を受けやすい気質のある性格の類型」のことをさすのだとか。少し抽象的で難しいと感じる人もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、簡単に外向型の人の特徴を紹介します。

外向型の人の特徴

内向型の人が、内気で控えめな性格と一口に言えないことと同じように、外交的だからと言って、明るくて社交的な人ばかりとは限りません。とはいえ、外向型の人は、外部からの刺激や経験を積極的に取り入れたいと思う傾向にあります。また、幅広い知識や人との繋がりを求めるタイプの人が多いようです。

内向型の人の特徴とは?

続いては、内向型の人の特徴について詳しく見ていきましょう。外向型の人の特徴と比較しながら見てみると、自分がよりどちらに近いのか分かるようになるのではないでしょうか。

1:感受性が高い

内向型の人は、より感受性が高い傾向にあります。心的エネルギーが内側に向きがちなので、自分の感情や相手の気持ちと向き合う機会が多いのかもしれませんね。そのため、感情の変化に非常に敏感な傾向があります。

こういった感情の敏感さは、価値観や考え方にも影響を及ぼしがち。その結果、気分にむらがあったり、意見に一貫性が無くなったりしてしまうこともあるようです。

あたたかい飲み物をもつ女性
(c)Shutterstock.com

2:狭い範囲で深い関係性を好む

例えば、内向型の人の人付き合いを例に見てみると分かりやすいでしょう。内向型の人は、ごく限られた人と深い付き合いをすることを好みます。それは、内向型の人が精神的な繫がりをより求める傾向にあるからだと言えるでしょう。

相手との会話を通じて自己を深掘りしたい、自己開示したいという気持ちがあったり、相手の気持ちを知って共感したいという思いが強いため、いわゆる「狭く深い」関係の構築を好むことが多いようです。

3:精神的に成熟していると思われがち

内向型の人は、実際に成熟している人も多いでしょう。なぜなら、日常的に自己を見つめたり、物事をじっくりと考える習慣があるからです。そのため、流行りや人の意見に流されることは少なく、一風変わったものや難解なものを好む傾向にあります。単純明快な物事よりも、複雑で異彩を放つ存在に興味を魅かれるところが、「精神年齢が高い」と思われる要因なのかもしれませんね。

内向型の人の良いところを紹介

「内向型」への理解は深まりましたか? 内向型の人は内気でネガティブだというイメージを抱かれがちですが、それだけではない一面を感じることができましたね。ここからは、さらに内向型の人の良いところについて見ていきましょう。

1:相手への理解が深い

繰り返しになりますが、内向型の人は自分の感情や相手の気持ちにとても重きを置いています。相手の気持ちに思いを馳せることができるため、相手の非に対して頭ごなしに怒ったり批判したりすることはありません。

2:相手にとって「かけがえのない人」になれる

内向型の人は、大勢の人と関わったり表面的な交流が苦手だったりする人が多いです。そのため、なかには「不愛想だ」「変わってる」「暗い人だ」というレッテルを張られてしまうこともあるでしょう。しかし、ひとりひとりとの繋がりを大切にする内向型の人は、相手にとって「かけがえのない人」であるはずです。相手と正面から向き合い、理解しようとする姿勢を大切にすることができます。

3:特定の分野のエキスパートになれる

「狭く深く」を活かして、特定の分野のエキスパートになれることも。内向型の人は、ひとりで行動することが苦ではない人も多いです。好きなもの、興味があることをとことん追求していくことに向いていると言えるでしょう。

内向型の人あるあるの悩みとその改善方法を紹介

内向型の人には、様々な良いところと数々の可能性があります。しかし、一方で繊細ゆえに悩みも抱えがち。そこで、最後に内向型の人が直面しやすい悩みや、その改善方法を紹介します。

1:相手に気を遣いすぎて疲れる・後ろめたさを感じる

相手への理解が深く、「気持ち」を大切にする内向型。それゆえに、相手の気持ちを斟酌しすぎてしまう傾向が。相手のために「何かしてあげたい!」と思う一方で、「この親切が押しつけになってないかな」「余計なお世話になってないかな」など様々な思惑が頭をよぎって疲れてしまうこともしばしば。反対に、人から親切にしてもらうと「気を遣わせてしまったのではないか」と後ろめたさを感じてしまう人も多いようです。

相手の気持ちは相手にしか分からないのですから、「自分は自分。人は人」と割り切って考えると、少しは気が楽になるのではないでしょうか。

ベッドの上で座って悩む女性
(c)Shutterstock.com

2:社会に馴染めないと感じる

内向型の人は、流行りやマジョリティな存在・意見よりも、個性的なものや、一見理解しがたい側面に興味をひかれがちです。そのため、社会に馴染みにくいと感じる人も。しかし、無理に馴染もうとする必要はないのではないでしょうか。

むしろ、没個性にならず自分のこだわりがあるのは、とても素敵なことだと捉え方を少し変えてみてくださいね。

3:避けられないコミュニケーションがつらい

会社など、どうしても不特定多数の人とコミュニケーションを取らなければならないときもあるでしょう。社会で生きている以上、避けられないことだとも言えます。「仕事は仕事」と割り切れたら簡単ですが、実際はなかなか難しいですよね。

そんな人は思い切って、個人事業を始めてみるのも一つの手だと思いますし、今の仕事が本当に向いているのかどうか考えなおしてみるのも良いのではないでしょうか。

それらが難しい場合は、仕事とプライベートのオン・オフをしっかり分け、オフの時間ではひとりの時間をつくり好きなことに没頭するなど、自分なりのリラックスタイムを設けてあげてくださいね。

最後に

本記事では、内向型の人の特徴や良いところ、内向型の人が抱えやすい悩みと改善方法などについて紹介しました。一見、何を考えているか分からないと思われがちですが、実はとても魅力的なのが内向型の人なんです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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