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この記事のサマリー
・「内向型」とは、内面に関心が集中しやすい性格の類型のことです。
・「内向型」はシャイだったり、消極的と同義ではなく、強みも悩みも人により違います。
・気を遣いすぎて疲れる時は、推測を減らし、一度立ち止まって確認できることだけで判断しましょう。
「内向型=暗い・消極的」と決めつけていませんか? 「内向型」は、内面に関心が集中しやすい性格の類型のことで、人それぞれに幅があります。
そんな内向型の人は、他人に気を遣いすぎてしまったり、コミュニケーションを取るのが苦手な人も多いかもしれません。
そこで、この記事では、今日から役立つ考え方を紹介します。
そもそも「内向型」とは?
まずは、「内向型」とはどういう人を指すのか、理解を深めていきましょう。

「内向型」と「外向型」
「内向型」とは、内面に関心が集中する性格の類型を指します。つまり、単にシャイで控えめな性格の人や、積極性が低い人と同一視できるものではありません。
辞書では、次のように説明されていますよ。
ないこう‐がた[ナイカウ‥] 【内向型・内攻型】
〔名〕
内面に関心が集中する性格の類型。
引用:『日本国語大辞典』(小学館)
当てはまり方には人それぞれ幅がある点は、最初に押さえておきたいところです。
内向型の人の特徴とは?
続いては、内向型の人の特徴について見ていきましょう。
感受性が強い
内向型の人は、感受性が強い傾向にあります。心的エネルギーが内側に向きがちなので、自分の感情や相手の気持ちと向き合う機会が多いのかもしれませんね。そのため、感情の変化に非常に敏感だったりします。
こういった感情の敏感さは、価値観や考え方にも影響を及ぼしがち。その結果、気分にむらがあったり、意見に一貫性が無くなったりしてしまうこともあるようです。

狭い範囲で深い関係性を好む
例えば、内向型の人の人付き合いを例に見てみると分かりやすいでしょう。内向型の人は、ごく限られた人と深い付き合いをすることを好みます。それは、内向型の人が精神的な繫がりをより求める傾向にあるからだといえるでしょう。
相手との会話を通じて自己を深掘りしたい、自己開示したいという気持ちがあったり、相手の気持ちを知って共感したいという思いが強いため、いわゆる「狭く深い」関係の構築を好むことが多いようです。
精神的に成熟していると思われがち
内向型の人は、実際に成熟している人も多いでしょう。なぜなら、日常的に自己を見つめたり、物事をじっくりと考える習慣があるからです。そのため、流行りや人の意見に流されることは少なく、一風変わったものや難解なものを好む傾向にあります。
単純明快な物事よりも、複雑で異彩を放つ存在に興味を魅かれるところが、「精神年齢が高い」と思われる要因なのかもしれませんね。
内向型の人の強みを紹介
ここからは、内向型の人のいいところについて見ていきましょう。
相手への理解が深い
内向型の人は、自分の感情や相手の気持ちへの理解にとても重きを置いています。相手の気持ちに思いを馳せることができるため、相手の非に対して頭ごなしに怒ったり批判したりすることはないでしょう。
相手にとって「かけがえのない人」になれる
内向型の人は、大勢の人と関わったり表面的な交流が苦手だったりする人が多いです。そのため、中には「不愛想だ」「変わってる」「暗い人だ」というレッテルを張られてしまうこともあるでしょう。
しかし、ひとりひとりとの繋がりを大切にする内向型の人は、相手にとって「かけがえのない人」であるはずです。相手と正面から向き合い、理解しようとする姿勢を大切にすることができます。
特定の分野のエキスパートになれる
「狭く深く」を生かして、特定の分野のエキスパートになれる可能性を秘めています。内向型の人は、ひとりで行動することが苦ではない人も多いです。ですから、好きなもの、興味があることをとことん追求していくことに向いているといえるでしょう。
内向型の人のあるあるな悩みとその改善方法を紹介
内向型の人には、様々ないいところと数々の可能性があります。しかし、一方で繊細ゆえに悩みも抱えがち。ここでは、内向型の人が直面しやすい悩みやその改善方法を紹介します。
相手に気を遣いすぎて疲れる、後ろめたさを感じる
相手への理解が深く、「気持ち」を大切にする内向型の人。それゆえに、相手の気持ちを考えすぎてしまう傾向があるといえます。相手のために「何かしてあげたい!」と思う一方で、「この親切が押しつけになってないかな?」「余計なお世話になってないかな?」など様々な思惑が頭をよぎって疲れてしまうこともしばしば。
反対に、人から親切にしてもらうと「気を遣わせてしまったのではないか?」と後ろめたさを感じてしまう人も多いようです。
相手の気持ちは、本人にしか分からない部分があります。だからこそ、「自分は自分。人は人」と線を引く考え方は、心を軽くする手助けとなりますよ。割り切るのが難しいときは、「確認できることだけ確認する」「迷ったら一度立ち止まる」など、心の負担を小さくしていきましょう。

社会に馴染めないと感じる
内向型の人は、流行りやマジョリティな存在・意見よりも、個性的なものや、一見理解しがたい側面に興味をひかれがちです。そのため、社会に馴染みにくいと感じる人もいるでしょう。しかし、無理に馴染もうとする必要はないのでは?
周囲と同じであることだけが正解ではありません。自分のこだわりを持つことが支えとなる場面もあります。
苦しさが強いときは「自分のこだわりを守る方法」と「社会の中で消耗しない方法」を分けて考えてみてください。
コミュニケーションがつらい
会社など、どうしても不特定多数の人とコミュニケーションを取らなければならないときもあるでしょう。社会で生きている以上、避けられない場面があるのも事実です。「仕事は仕事」と割り切れたら楽ですが、実際には気持ちが追いつかないこともあります。
負担が大きいときは、「業務の進め方を調整できないか」「一人で集中できる時間を確保できないか」といった現実的な工夫から検討してみるのも手です。
それでも難しい場合には、今の働き方が自分に合っているかを見直すことも選択肢になります。働き方を大きく変える案(独立など)は影響が大きいので、勢いだけでは決めず、準備や条件を整えながら慎重に考えることをおすすめします。
「内向型」に関するFAQ
ここでは、「内向型」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 内向型とは、ひと言でいうと何ですか?
A. 内向型は、内面に関心が集中しやすい性格の類型です。
Q2. 気を遣いすぎて疲れる時、どうしたらいい?
A. 推測を増やすほど消耗しやすいので、「確認できること」だけに絞るのが有効です。迷ったら一度立ち止まり、言葉にする、短い休憩を挟むなど回復の手立てを用意しておきましょう。
最後に
本記事では、内向型の人の特徴や強み、内向型の人が抱えやすい悩みと改善方法などについて紹介しました。一見、何を考えているか分からないと思われがちですが、実はとても魅力的なのが内向型の人なんです。
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