「おとなしい人」の特徴とは?
「あの人、ものすごいおとなしいけど、意外と影で人気あるんだよなぁ…」と、不思議に思ったことはありませんか? 「おとなしい人」は、コミュニケーションも控えめで消極的な印象がありますが、実は聞き上手だったり心優しい一面が隠れていたりするんです。本記事では、なぜか惹かれてしまう「おとなしい人」の魅力について徹底解説します。あなたの周囲に「おとなしい人」がいたら、ぜひ注目してみてくださいね!
まずは、「おとなしい人」にどのような特徴があるのか見ていきましょう。
争い事が苦手
「おとなしい人」は、平和主義な人が多く争い事に巻き込まれるのが苦手です。職場や友人関係において何かもめ事が起きた時には、なるべく穏便にすませようという意識が働きます。
積極的に解決に導くというよりも、下手に巻き込まれるのを避け、中立的な立場を保とうとする人もいるでしょう。自分の意見を強く主張することも苦手なので、周囲の意見に流されてしまうこともしばしばあるようです。
穏やかな性格
「おとなしい人」は、他人に対して怒ることがあまりなく、基本、いつも穏やかで優しい印象があります。ですが、何事にも決して怒らない、というわけではもちろんなく、普段「おとなしい人」ほど怒ると怖い場合も。もしかすると、表情に出さないだけで、内心はひどく怒っていることもあるかもしれませんが、めったなことでは怒りを外に出すことはないでしょう。
相手の頼みを断るのが苦手
「おとなしい人」は、誰かから頼まれ事をされたときなかなか断れない場合が多いです。はっきりNOと伝えることで、「嫌われたらどうしよう」「断ったら申し訳ない」という不安や優しさが働き、ちょっと無理をしなければならなくても、受け入れてしまうことも。はっきりした性格の人を相手にすると、流れに乗せられ押し切られてしまうようなこともあるでしょう。
「おとなしい人」の本音とは?
「おとなしい人」は、心の中でどんなことを考えているのでしょうか。次のような心理状態が挙げられます。
自分に自信がない
「おとなしい人」は、自分の価値観や意見に自信が持ち切れず、主張することができない人が多いようです。会議などの場おいては、自分の考えはあるものの手を挙げることを控えてしまうこともしばしば。また、「もし厄介なことになったらどうしよう」など、先のことを不安に思う気持ちが生まれ、積極的に話すことができなくなってしまう場面もあります。
あまり目立ちたくない
目立つことが好きではなく、みんなの前で何か発言をしたり、周囲を引っ張るリーダーのような役目を苦手とします。周囲の注目を浴びるような立場は緊張してしまうことから、なるべく目立たないように過ごしていたい、と考える人が多いようです。ですので、「おとなしい人」は、外見も控えめという共通点があります。
人見知りの可能性も
「おとなしい人」は、人見知りがゆえに、積極的なコミュニケーションを苦手とする人もいます。あるいは、過去に人間関係で辛い経験をしていて、すぐには相手を信用できなくなっているという、警戒心が強い人もいるでしょう。できる限り人との衝突などを避けるため、コミュニケーションが少なく周囲から「おとなしい人」と見られている場合もあります。
「おとなしい人」が人気な理由とは?
あなたの周りには、おとなしいのに意外と人気がある人はいませんか? そんな人の魅力について迫ります。
相手の気持ちを理解してくれる
「おとなしい人」というのは、自分を前に押し出すことがあまりないため、冷静に周囲を観察している場面が多くなります。ですので、相手の立場や気持ちを察する力が自然と備わっている人が多いようです。無理に自分の意見を相手に押し付けることがなく、逆に相手を気遣ったり、気持ちを理解してくれる心優しい印象がありますね。
一緒にいて落ち着く
「おとなしい人」は、急に怒ったり文句を言うこともなく感情の起伏が少ないため、穏やかで落ち着いている人が多いです。そのため、一緒にいると自分も穏やかに過ごせて、癒しの存在になることも。こういったことも、「おとなしい人」の人気の理由のひとつですね。癒しの存在は、男性、女性どちらにとっても好感度が高いです。
聞き上手
「おとなしい人」の中には、自分の意見を発言するより聞き手に回るのを得意とする人がいます。途中で自分の話で遮ることもなく、最後までしっかり聞いてくれる相手であれば、相談する方も嬉しいですよね。聞き上手はやっぱり人気なのですね!
「おとなしい人」を卒業したい!その方法とは?
これまで解説した通り、「おとなしい人」には「おとなしい人」の魅力がありますが、そんな自分を卒業したいと思っている人もいるでしょう。「おとなしい人」は、「消極的でつまらない」「愛想が悪い」というマイナスなイメージを持たれてしまうこともありますよね。そこで、「おとなしい人」から脱却する方法を、次に紹介します。
1:自分から積極的に話しかけてみる
まず第一歩として、勇気を出して自分から他の人に歩み寄ってみましょう。「おとなしい人」は、基本的に受け身の人が多いので、最初は不安に感じる人も多いと思います。ですが、自分から積極的にコミュニケーションをとることで、徐々にその不安も薄れていき、周囲と溶け込めるようになるでしょう。
2:協調性を意識する
もう一つの改善策は、協調性を意識して過ごしてみることをオススメします。「おとなしい人」の中には、あまり周囲と群れずに一人静かに過ごしている方が好き、という人もいると思いますが、ずっとそのままでは、人間関係は広がらずに孤立してしまう可能性も。
もしかすると、他人からは「全然協調性がないよね」という悪い印象を与えてしまうこともあります。自分の無理のない範囲で、周囲との上手な付き合い方も、意識して過ごすと良いでしょう。
最後に
「おとなしい人」が、意外と人気な理由がわかりましたか? おとなしい性格は、決して悪いことではなく、いい面ももちろん持ち合わせています。決してコンプレックスに思わずに自分の長所を理解し周囲と付き合っていければ、もっと自分のことを好きになれますよ! マイナスなイメージを持たれてしまう場合もあるので、時には自分から話しかける勇気も必要かもしれません。良好な人間関係を築けるように願っています!
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