【目次】
・「温かい気持ち」とは?
・「温かい気持ち」になる人とはどのような人?
・「温かい気持ち」にさせる人になる方法
・最後に
「温かい気持ち」とは?
皆さんは「温かい気持ち」を感じたことはありますか? 友人や家族から応援されたり、誰かから親切にしてもらった時など、ふと心が温かくなったという経験がある方もいるはずです。今回はその「温かい気持ち」がどんな感情なのか一緒にチェックしてみましょう。
「温かい気持ち」の意味
「温かい気持ち」とは、具体的にどのような気持ちのことを指すのでしょうか? まずは「温かい」の意味をみていきましょう。辞書で「温かい」を調べてみると、「物が冷たくなく、また熱すぎもせず、程よい状態である」「思いやりがある。いたわりの心がある」という意味になります。
また、「温かい」の「温」という文字は、皿の中が温められ熱気が満ちていく様子を表しています。このことから、冷たすぎず熱すぎない、ほどよい温もりを感じることに使われる漢字といえますね。そのため、「温かい気持ち」とは、思いやりやいたわりの気持ちのことだとわかります。人から親切にされたり、愛情を感じたときにほんわかと心が温まるような感覚のことを「温かい気持ち」と呼ぶようです。
温かいと暖かいの違い
「あたたかい」という言葉には、「温かい」と「暖かい」があります。文章を書く際に、これはどちらの漢字が適切なのだろう? と迷ったことはありませんか。改めて「暖かい」の意味を確認しておきましょう。
「暖かい」とは、「寒すぎもせず、暑すぎもせず、程よい気温である」「金銭が十分にある」「色感がやわらかく、冷たい感じがしない」という大きく分けて3つの意味をもっています。
続いて、「温かい」と「暖かい」の違いについて、辞書ではこのように記されています。
気温のようにからだ全体で感じるあたたかさに、「寒い」に対して「暖かい」、部分で感じたり心で感じたりするあたたかさに、「冷たい」に対して「温かい」と書くのが普通。(〈小学館デジタル大辞泉〉より)
このことから、気温や気候、色合いの色調など寒暖に関することは「暖かい」が適切です。例えば、「今日は日差しが暖かい」「給料が入って懐が暖かい」「暖かい色合いの服を着る」というように使います。対して、人の気持ちや雰囲気、料理などに関することは「温かい」を使うのが適切といえるでしょう。会話の中では「ホストファミリーが温かく迎えてくれた」「温かいご飯と飲み物が欲しい」というように使います。
「温かい気持ち」になる人とはどのような人?
あなたの身の回りにも、一緒にいると「温かい気持ち」になる人はいませんか?「温かい気持ち」になる人とは、具体的にどのような人のことなのでしょうか。身近な人を思い浮かべながらチェックしてみてくださいね。
1:人に優しい
「温かい気持ち」になる人とは、心が温かい人。いつでも人に優しく、包み込むような温かい雰囲気を持っています。職場や学校でも元気がないと感じた人には「大丈夫?」と声をかけたり、身につけているものや服装を「かわいいね」と褒めてくれます。相手が言われて嬉しいと感じることをさりげなく口に出せるところも心が温かい人の特徴なのです。
2:相手のことを受け入れる
世の中には相手の意見を受け入れず、否定する人も多いですが、心が温かい人は相手のことを否定しません。オープンマインドで、自分の方から心を開き相手を受け入れようとする姿が特徴的です。いつ会っても明るい笑顔で話しかけてくれるので、こちらも自然と前向きな気持ちになることが多いでしょう。楽観的で、相手のことを受け入れる懐の深さには、大人の余裕も感じられます。
3:困っている時に助けてくれる
お互いが好調な時だけではなく、相手が不調なときも寄り添ってくれるのが心が温かい人の長所です。人間関係で悩んでいたり、仕事がうまくいかずに落ち込んでいる時なども、そばで寄り添って話を聞いてくれます。自分が弱っている時ほど、力になってくれる人は信頼できますし、より仲を深めたいとも思うはずです。親切で、頼りがいのある人間性も心が温かい人の魅力といえるでしょう。
「温かい気持ち」にさせる人になる方法
「温かい気持ち」にさせる人は、人間的な魅力に溢れています。誠実な人柄で、職場で信頼されることも多く、その一方で、思いやりのある人柄なので恋愛対象としてみられることも。男女ともに好印象な「温かい気持ち」にさせる人になるにはどうしたらいいのでしょうか? そのポイントをチェックしてみましょう。
1:心の温かい人を真似してみる
あなたには、周りの人から親切にされて嬉しかったことや言われて嬉しかった一言はありますか? もし、自分自身が誰かの行為によって「温かい気持ち」になったことがあるなら、それを真似してみるといいでしょう。人から言われて嬉しかった言葉を覚えておいたり、気遣いのできる人のいいところを取り入れてみると、自分自身も魅力的な人に近づけるはずです。
2:聞き上手になる
心が温かい人は聞き上手です。相手の意見を否定せずうんうんと面白がって聞いてくれるので、自分のことを受け入れてくれると感じる人も多いでしょう。「この人と一緒にいると居心地がいいな」と思ってもらえれば、そこから恋愛関係に発展する可能性も高いはず。気になる相手と会話するときは、自分の話だけでなく相手の話を受け入れる姿勢を見せましょう。
3:ちょっとした心遣いを大切にする
人を「温かい気持ち」にさせるのに特別なことをする必要はありません。いつもと様子が違うなと感じた人に「どうかした?」と声をかけたり、何かを努力している人に「頑張ってるね」と声をかけるだけでも嬉しいと感じる人はいるはずです。余計な口出しをしたら迷惑かな? と遠慮してしまいがちですが、声をかけることで歩み寄る気持ちや好意が相手に伝わるはずですよ。
最後に
「温かい気持ち」とは、「思いやりやいたわりの気持ち」のこと。相手からの優しさや親切な行為に、思わず心が温かくなることです。人から大事にされているなと感じることで、幸せな気分になりますよね。「温かい気持ち」とは、幸福感が満たされている瞬間ともいえるかもしれません。人から受けた親切は相手に返すようにすると、きっとより良い関係が築けることでしょう。
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