【目次】
・顔のたるみの原因とは?
・顔のたるみを改善するために重要なこと
・顔のたるみ改善に効果的なエクササイズ&マッサージ
・顔のたるみを改善する美容整形は?
顔のたるみの原因とは?
表情筋の衰え
実は私たちが話す日本語は、表情筋の約20%しか使用していないってご存知ですか?
「日本語はあまり口を開かなくても発声できる言語で、表情筋のなんと20%ほどしか使っていないそうです。英語では60%、ドイツ語では80%、他国と比べても圧倒的に低いことがわかります。そのため、“日本人の顔は運動不足”と言われています」(美容家・原 志保さん)
顔が運動不足になると、使っていない筋肉が固くなって衰え、これがたるみにつながってしまうのだそうです。
顔の運動不足が〝たるみ〟の原因に!? 特に日本語は…<美容家が解説>
真皮の衰え
顔のたるみは、エイジングによる〝真皮の衰え〟が原因で引き起こされることがわかっています。
真皮にあるコラーゲンは、加齢や乾燥、紫外線などで劣化したり量が減ったりします。コラーゲンが減ると肌の表皮を支えることができなくなり、これがたるみの原因になると言われています。
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悪姿勢
あなたもスマートフォンを見るとき、こんな姿勢をしていませんか?
こういった姿勢を繰り返していると、眉間のシワ、まぶたのたるみ、二重あご、首のシワなど、たるみのみならず老けの加速度が増大してしまいます。
「寝る直前まで目を酷使していると、交感神経が高ぶったままで眠りが浅く、疲れがとれません。この蓄積が相当なダメージに。また、長時間同じ姿勢で見続けていると、眼輪筋が衰えて、まぶたのたるみや血行不良を起こします。目を細めてシワができたり、眉間の深いシワも出現。気づけば二重あごや首のシワも深刻に…。こうしたサインを放置していると、普段の表情にもクセとなって出てしまいます」(水井真理子さん)
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顔のたるみを改善するために重要なこと
表情筋のエクササイズをする
表情筋の衰えを阻止するためには、顔の表情筋をトレーニングすることが大切です。
「普段はあまり使うことのない表情筋をしっかりとトレーニングする“顔ヨガ”や、自分では鍛えられない顔の筋肉に直接アプローチしてくれる“美顔器”を使用することが、顔の運動不足解消の近道!」(美容家・原 志保さん)
顔の運動不足が〝たるみ〟の原因に!? 特に日本語は…<美容家が解説>
紫外線ケアやスキンケアを徹底する
紫外線は夏に限らず、春や秋、冬でも降り注いでいます。紫外線は真皮まで届いてシミ・シワだけでなく、たるみも引き起こすため、徹底したケアが必要なのです。
具体的に実施したい紫外線対策は以下の4つ。
1. 毎日日焼け止めを塗る
「どんどん日焼けしてしまうタイプの人は、とにかくダメージの予防に徹しましょう。紫外線は窓からも入ってくるので、室内で過ごす日も日焼け止めは必ずつけて。外出する日は日中塗り直すのがベストです」(ウォブクリニック中目黒 総院長 髙瀬聡子先生)
2. ビタミンAやC、Eを多く含む食べ物を摂取する
ビタミンA、C、Eには抗酸化作用があります。そのため日頃から積極的に摂取したいもの。
ただし柑橘類に含まれる「ソラレン」は、紫外線の吸収率を高めると言われているので避けましょう。
3. 飲む日焼け止めを併用する
実際に肌にダイレクトに届く紫外線を防ぐのは日焼け止め。そのため飲む日焼け止めだけでは不十分です。しかし、日焼け止めを塗った上で飲む日焼け止めを併用するのは、紫外線対策としてとても有効な手段。
「飲む日焼け止めには主に抗酸化効果のある植物エキスが入っていて、体の中から紫外線ダメージによる老化を防いでくれます。肌のダイレクトなダメージを防ぐのは日焼け止め。両方取り入れるのが効果的です」(シロノクリニック恵比寿院 医師 大野由実先生)
4. UVカット効果のあるグッズを使う
紫外線対策には、UVカット機能のある日傘や羽織りを活用するのも有効です。
「ほんの数分でも紫外線ダメージは肌に蓄積します。ボディへの塗り忘れによる通勤焼けに注意して」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)
あなたの紫外線対策、甘いかも? 10年後の肌を左右する正しいUV対策とは
悪姿勢を直す
理想の姿勢はこんな姿勢!
・背筋まっすぐ
・骨盤が立っている
・脚をそろえている
悪姿勢になっていることに気づいたら、ぜひ前に出た肩や丸まった背中を戻すストレッチも取り入れてみましょう!
手を後ろで組んだら肩を引き、肩甲骨を寄せます。そのまま息を止めず10秒間キープ。さらに首を後ろに倒します。痛くない程度に10秒キープし、これを2〜3回行いましょう。
次に立ち上がって肩幅より広めに足を開きます。腰を前に突き出し10秒キープ。かかとが浮かないように注意しましょう。
そこからさらに両手を頭上に広げ反ります。肩甲骨を寄せながら10秒間キープしましょう。
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顔のたるみ改善に効果的なエクササイズ&マッサージ
顔の下半身に効果的なたるみエクササイズ&マッサージ
YouTuberの石井亜美さんに教えてもらいました!
\How to/
1. 親指を頬の内側に当てたら、ほうれい線をなぞるイメージで上下にマッサージしていきます。
2. さらに親指と人差し指を使って、ほうれい線を伸ばすようにモミモミとマッサージしましょう。
3. 口を閉じたら、口の中で舌をグルグルと回します。ほうれい線、あご下のたるみ、フェイスラインのたるみに効果的です。
毎日3分で【ほうれい線】撃退♡ YouTubeでも活躍! 石井亜美さん考案の即効テク
お疲れたるみ顔を2分で引き上げる「顔リセットマッサージ」
鍼灸師・エステティシャン 光本朱美さんに教えてもらいました!
\How to/
※すべて両手で左右同時に行います。
1. 顔にクリームを塗ったら、後ろから両耳を親指と人さし指で挟みます。そのまま軽くふたつ折りするように耳を15回動かしましょう。
2. 次にユビバリーを作り、耳の上の髪の生え際に当てます。親指も使いながら前後からつまむように5回強めに揉みましょう。さらに上にずらして3ヶ所同様に揉みます。
3. 親指を耳の下に添えたら、口角の少し外側、あごの骨のすぐ上にユビバリーを押し込み、5回くるくる回してほぐします。上にずらして5ヶ所を同様にほぐしましょう。
4. 今度は耳の下に親指を当て支点にし、ユビバリーを左右の口角の下に当て耳の下に向け5回すべらせましょう。このまま上にずらして3ヶ所同様に行います。
5. 親指を耳の手前に添えたら、左右の小鼻のわきにユビバリーを当て、ぐっと力を入れて10回くるくる回してほぐしましょう。外側にずらしながら3ヶ所同様に行って。
6. 親指を耳の手前に添えたら、左右小鼻のわきにユビバリーを当て、力を入れて頬骨の高い部分まで真横に5回すべらせましょう。
7. 眉尻の上髪の生え際にユビバリーを当て、中心に向かって1回すべらせます。上にずらしながら5ヶ所を同様に行い、2セット繰り返しましょう。
すぐできる! お疲れたるみ顔を2分で上げる【顔リセット】マッサージ
たるみにくい顔を作る3分マッサージ
YouTuberの石井亜美さんに教えてもらいました!
\How to/
1. 顔にクリームまたはオイルをなじませておきます。親指を使って側頭部をよーくほぐしましょう。
2. こめかみからフェイスラインを通って、鎖骨へ向かって指の腹で3回流していきます。
3. 親指で小鼻の横から外側に向け、頬骨を押し上げるように30秒間ほぐします。
4. 顔のお肉と内側の筋肉を揉みほぐすつもりで、指でつまみ30秒マッサージしましょう。
5. 親指であごのお肉を削ぐイメージで30秒流します。そのまま最後はフェイスラインから耳の横まで引き上げて。
6. 最後は軽く手を握って、30秒エラをほぐします。噛み癖、食いしばり癖があるひとはとくに念入りに。
【たるみ引き締め】3分マッサージ|ルーティンにしてたるみにくい顔をつくる!
顔のたるみを改善する美容整形は?
HIFU(ハイフ)
少し費用がかかっても、即効性がほしい人は美容クリニックの施術に頼ってみるのもアリ。
ハイフ(HIFU)とは超音波を使った治療法で、頬やあご、首下にあるスマス(SMAS)という組織に熱を集中させて引き締めるたるみ治療施術です。
短期的にはスマスのコラーゲンの熱変性を利用して収縮、中長期的には収縮した状態でコラーゲンが再構築されることでたるみを改善&予防します。
「一部の機器では日本でも承認され、安全性と効果が実証されています。実際に顔が小さくなるわけではないのですが、顔が引き締まった結果、『顔が小さくなった』と感じる方が多いのも特長です」(はなふさ皮膚科・花房火月医師)
スレッドリフト
スレッドリフトとは医療用の糸を使ったたるみ治療。フェイスラインが引き締まるため、小顔になったと実感する人が多い施術です。
「ただし日本ではまだ承認品がありませんので、効果を確実に実証するものではありません。そして、こちらも人によってやや効きが違ってくるでしょう」(花房医師)