眉間のシワ、充血、猫背、首の横ジワ…「スマホ老化」の予兆が気になるDomani世代。今から始めて4年後まできちんと続ければ、まだ取り戻せる! 必ず防げる!!
ひとり時間や電車の中、いつもスマホをいじっていませんか? 夢中になるあまり、猫背や眼精疲労などが進み、ギョッとする程老け印象になっているかも。ここでは、症状別に解決策をご提案。まだ間に合います!!
【眉間のシワ、まぶたのたるみ、二重あご、首のシワ編】の記事はこちら
症状【猫背・巻き肩などBAD姿勢】
〝スマホBAD姿勢〟が、あなたの見た目年齢を上げています!
スマホを凝視するあまり、どんどん肩が前へ出て、猫背になっていませんか? 肩甲骨もガチガチなはず。果ては頭痛や肥満の要因に。
美容にも健康にも悪い猫背や巻き肩は即、改善
健康運動指導士として25年のキャリアをもつ植森美緒さん。ここ最近、多くの若い女性たちの姿勢が〝前のめり〟であることが気になると話します。「首や肩が前に出てしまっている〝スマホ姿勢〟は魅力を半減させていますね。この猫背が定着してしまうと、巻き肩のまま筋肉が硬直してしまい、腹筋を使わなくなってぽっこりお腹になりがち。また、人の頭の重さって5~7kgもあり、猫背だと頭が前へ移動するために、余計に首に負担がかかり、肩こりや頭痛なども感じやすいのです。まず、前に出てしまった首や肩は〝元の位置に戻す〟ことが重要。コリ固まった上半身は気づいたときにほぐして、どこから見られても若々しい美姿勢を意識してくださいね」
お話を伺ったのは…健康運動指導士 植森美緒さん
うえもりみお/自身の経験を基に、お腹を凹ませるトレーニング法を考案。だれでも簡単に正しい姿勢としなやかボディになれるメソッドは、多くのメディアで紹介される。
スマホを見るとき、あなたはどっち!?
・背筋まっすぐ
・骨盤が立っている
・脚をそろえている
・首や肩が前に
・猫背
・脚を開いたり組んだり
BAD姿勢に気づいたらいつでもどこでも戻す&ほぐすストレッチを!
【前に出てしまった肩や丸まった背中を戻すストレッチ】
1. 後ろ手で組み、肩を反らす
椅子に浅く腰かけて姿勢を正し、手を後ろで組みます。肩を後ろに引いて、肩甲骨をググッと寄せましょう。息を止めずに10秒キープ。
2. 1の姿勢で首を後ろに倒す
1の姿勢のまま、首だけ後ろに倒します。その際、上体が前に倒れないように。痛くない程度の姿勢で、10秒キープ。2~3回反らしましょう。
3. 立った状態で腰を前に出す
立ち上がり、両足を肩幅より広めに開きます。かかとはつけたまま腰を前に出して10秒キープ。猫背で後ろに下がってしまった骨盤を戻して。
4. 大きく両手を上げて反る
3の状態から、両手を頭上に大きく広げて後ろに反ります。肩甲骨を寄せる意識で10秒キープ。このポーズが肩こりや疲れもとる効果大!
【コリ固まっている背中や腰をほぐすストレッチ】
1. 背筋を伸ばし姿勢を正す
まず、椅子に浅く腰かけて、背筋を伸ばします。猫背によって後ろに下がってしまった骨盤を立てる意識で。両足は肩幅より広めに開きます。
2. 肩を前後に揺らしてほぐす
腕を下げて力を抜き、片方の肩を前へ出し、円を描くように後ろへ。左右1セット×10回。肩や背中のこわばった筋肉がゆるまり肩こりも解消!
▶「スマホ婆さん症状/眉間のシワ・まぶたのたるみ・二重あご・首のシワ編」を読む
2016年Domani10月号「スマホ婆さんになっていませんか?」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/横山翔平(t.cube/人物)、中田裕史(静物) ヘア&メーク/得字マキ(nude.) イラスト/室木おすし 構成/小内衣子(PRIMADONNA)】
初出:しごとなでしこ