【目次】
・【内臓脂肪】放っておいても大丈夫?
・【メタボ予防に期待】食事の際に意識したいこと
・【食べ物】内臓脂肪を減らしたい人におすすめ6選
【内臓脂肪】放っておいても大丈夫?
【1】“●●太り”になっていませんか?
“ぽっこりお腹”を見て気になりはじめる内臓脂肪。太りすぎ? 運動不足? 放置したらどうなる? いますぐ対策をしたい内臓脂肪について確認していきましょう。
【2】内臓脂肪を放置するとどうなる?
栗原毅 著『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』より解説!
内臓脂肪は放置しておくと、三大生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)を招いてしまいます。つまり、内臓脂肪はまさに怖い病気を引き起こす「命の危険信号」ともいえるのです!
【3】内臓脂肪がたまる原因は?
主に、米・めん・パン・果物などの「糖質」のとり過ぎによります。
糖質は肝臓で中性脂肪に合成されてエネルギー源となりますが、エネルギー源として消費されなかった中性脂肪が内臓脂肪として蓄積されてしまうのです。
【メタボ予防に期待】食事の際に意識したいこと
■よく噛んで食べましょう
小林弘幸 著『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』より解説!
よく噛んで食べることで、脳が活性化することはご存じでしょうか? チューインガムを使った実験では、ガムを噛むことで脳の血流がよくなり、小脳や前頭葉の運動野では10~40%も血流が増加していることが認められました。
さらに、よく噛むことで咀嚼筋から脳に刺激が伝わり、内臓脂肪を分解する効果のある「ヒスタミン」が分泌。つまり、メタボ予防にもなるのです。
【食べ物】内臓脂肪を減らしたい人におすすめ6選
【1】サバ缶
サバにはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)という必須脂肪酸の一種が多く含まれており、6週間とり続けると内臓脂肪が減少することがわかっています。
どちらも体内では合成できないので、食べ物から摂取する必要があります。
\おすすめのポイント/
サバ缶1缶でDHAとEPAの1日の摂取目安量(両方あわせて約2000mg)をほぼ摂取できる。
【2】納豆
納豆のねばねば成分である「ナットウキナーゼ」は、血液の凝固を防ぎ、血管がつまる原因となる血栓を溶かす働きがあります。
また、納豆の原料である大豆には、食物繊維や植物性たんぱく質が豊富に含まれており、糖の分解や吸収が緩やかに。さらに、大豆サポニンなども含まれていて脂肪の代謝を促します。
\ワンポイントアドバイス/
内臓脂肪が気になる人にとってほしい栄養素がたくさん含まれている納豆。血栓は深夜から早朝にかけて生じやすいので、夕方以降に食べるのがベターです。
【3】高野豆腐
土田隆 著『肥満治療の名医が考案 たった2週間で内臓脂肪が落ちる高野豆腐ダイエット』より解説!
含まれる成分の約50%がタンパク質という高野豆腐。筋肉をつくるタンパク質をしっかり摂れば、リバウンドしにくい体をつくることができます。
高野豆腐に含まれる大豆タンパクの主要成分「βコングリシニン」には、ぽっこりお腹の原因となる内臓脂肪を減らす作用があります。また、内臓脂肪が減ることで、アディポネクチンという通称「やせホルモン」が増加します。
\おすすめのポイント/
さらに高野豆腐には、大豆サポニンや大豆イソフラボン・レシチン・ビタミンE・カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・食物繊維などが含まれていて、ダイエットや健康をサポートする栄養素がたっぷり!
【4】大豆もやし
教えてくれたのは… 池谷敏郎 先生
(医学博士・池谷医院院長。著書『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド』ほか、好評発売中)
内臓脂肪を減らすなら、GABAを摂取することもオススメです。GABAは穀物や野菜・果実などに含まれるアミノ酸。GABAの自律神経を介したリラックス効果で睡眠の質が高まれば、その効果がより高まると考えられます。
GABAを含む食べ物としておすすめなのは『大豆もやし』。
大豆を発芽させた大豆もやしは、一般的なもやしである緑豆もやしの2~3倍もの豊富な栄養素が含まれています。低糖質で腹持ちもよいので、内臓脂肪を減らす食材としてオススメ。
\おすすめのポイント/
大豆もやしはGABAのほか、大豆イソフラボン・食物繊維・ミネラルなど様々な栄養素が含まれているうえ手軽に食べられるスーパーフードです。
【5】酢
「大手醸造メーカーの株式会社ミツカンホールディングスの調査によると、肥満気味の人が毎日大さじ1杯(約15ml)のお酢を含む飲料(500ml)を朝晩2回に分けてとり続けたところ、12週間後には内臓脂肪の数値が平均で約5%下がったことが判明。
同時に動脈硬化を進行させる血中中性脂肪も、平均で18.2%減少したことがわかりました。
健康を考えてお酢を摂るなら、毎日大さじ1杯を継続するのがポイント。お酢にはさまざまな種類がありますが、好みのものでOKです。5~10倍に薄めて飲みましょう」(池谷敏郎 先生)
\ワンポイントアドバイス/
カルシウムが豊富な牛乳、抗酸化作用のあるトマトジュースなどに混ぜれば、栄養価が高いジュースが楽しめますよ。120mlの飲み物に対して大さじ1が目安です。
【6】オメガ3オイル
生花(SEIKA)著『あなたが「やってはいけない」ダイエット』より解説!
≪オメガ3オイルとは≫
α–リノレン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)など。血液をサラサラにして、内臓脂肪の蓄積をおさえます。
≪代表的なオイル≫
青魚の油・亜麻仁油・エゴマ油 など。
\おすすめのポイント/
血中の善玉コレステロールを高め、中性脂肪を低下させて血液サラサラに。