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BEAUTY

2021.08.24

【ダイエットにおすすめの油とは?】オイルダイエットのやり方や、向き・不向きな体質についても紹介

摂取すると、太るイメージがある「油」ですが、実はダイエットに効果があるってご存知ですか? MCTオイルや亜麻仁油など、痩せやすい体に導くオイルもたくさんあるんです! オイルダイエットは、そのまま飲んだり、料理にかけたりするだけの手軽さも魅力。なかなかダイエットが続かない方にもおすすめです。毎日続けて健康的な体を目指しましょう。

【目次】
はじめに
脂肪の蓄積をおさえる! 優秀「オイル」
知っておきたい! オイルの種類
ダイエットのときにおすすめのオイル
「オイルダイエット」の具体的なやり方
生花先生が分析!「オイルダイエット」に不向きな体質の人って?
最後に

はじめに

ダイエットや美容を気にする女性にとって、食事中の「油」は、摂取することを敬遠しがちですよね。しかし、種類によっては、脂肪の蓄積を抑えてくれるダイエットに効果的なオイルもあるのです! そこで今回は、ダイエットにおすすめの油や、オイルダイエットに向き・不向きな体質も紹介します。あなたの体質に「オイルダイエット」がぴったり合っているかチェックしてみましょう!

脂肪の蓄積をおさえる! 優秀「オイル」

オイルは、女性ホルモンをつくったり、体の機能をバランス良く調整したりと、体にとって欠かせないものです。摂りすぎると太ってしまうオイルもありますが、注目したいのは、生活習慣病を予防し、脂肪の蓄積をおさえてくれるオイル!

有名なものには、抗酸化作用で知られるオリーブオイル、ダイエッターに人気の、ココナッツオイルや亜麻仁油などがあります。最近では、ココナッツなどに含まれるMCTオイル、バター由来のオイルであるギーなども話題です。

中医体質学の9つの体質からわかる、生花(SEIKA)さん著『あなたが「やってはいけない」ダイエット』から、「オイルダイエット」について紹介します。

知っておきたい! オイルの種類

オイルは、元素の結合の仕方の違いから、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。そして「不飽和脂肪酸」は、さらなる元素構造の違いで、オメガ3系・6系・9系に分類。このうち3と6は必須脂肪酸と呼ばれ、体に必要不可欠でありながら、体内で作ることができないオイルです。

オリーブオイル
(c)Shutterstock.com

1. 飽和脂肪酸

常温では固体、酸化しにくい。長鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸に分類され、長鎖脂肪酸は中性脂肪になりやすい。代表的なもの:肉や乳製品などの動物性脂肪、ヤシ油、ココナッツオイル、MCTオイル、ギーなど

2. 不飽和脂肪酸

常温で液体、酸化しやすい。多くが植物性脂肪酸。脂肪酸は、エネルギー源としての役目のほか、体の各種細胞膜の重要な構成成分。

・トランス脂肪酸

マーガリンや菓子パン、インスタント食品、フライドポテトなどに含まれる加工油脂。肥満や動脈硬化の元になる。

・オメガ3

α–リノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)など。血中の善玉コレステロールを高め、中性脂肪を低下させて血液をサラサラに。内臓脂肪の蓄積も防ぐ。代表的なもの:青魚の油、亜麻仁油、エゴマ油。

・オメガ6

リノール酸など。身体機能の維持に欠かせないものの、善玉コレステロール濃度を下げてしまう一面も。代表的なもの:べに花油、コーン油、ひまわり油、サラダ油、ごま油。

・オメガ9

オレイン酸など。血中の善玉コレステロール濃度はキープし、悪玉のみを下げる。腸の動きを良くしてくれるので、便秘改善にも。代表的なもの:オリーブオイル、アボカド油、菜種油。

ダイエットのときにおすすめのオイル

ダイエットの目的であれば、積極的に摂りたいのは中鎖脂肪酸とオメガ3系オイル。中鎖脂肪酸は飽和脂肪酸の一種で、すぐにエネルギーとなり、体に蓄積しにくい性質があります。“糖質オフダイエット”のブドウ糖に代わるエネルギー補給にも最適で、ココナッツオイルやMCTオイル、ギーなどに豊富に含まれますよ(MCTオイルは中鎖脂肪酸100%)。

オメガ系3オイルは、血液をサラサラにして内臓脂肪の蓄積をおさえます。オメガ3系オイルの代名詞ともいえるα–リノレン酸が豊富なのは、亜麻仁油とエゴマ油。エゴマ油には、血の巡りをよくしてくれるビタミンEも豊富に含まれているため、冷え性でお悩みの方にもおすすめです。

また、調理加熱用には、悪玉コレステロール濃度を下げるオメガ9系オイル(オリーブオイルなど)がおすすめ。オリーブオイルに豊富に含まれるオレイン酸には、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進する働きがあるので、腸を活性化し、便を出しやすくしてくれます。そのため、便秘が原因で体重が増加してしまっている人にも効果が出やすく、体調管理にも役立ちますよ。

ココナッツオイル
(c)Shutterstock.com

日本人の多くは、脂質の摂取量が過多の傾向があります。特にサラダ油などのオメガ6系オイルは、必要ながら摂りすぎている場合がほとんどです。日々の食生活で、無意識に不必要な油を取りすぎていないか、一度見直してみましょう。

また、良質のオイルを摂るだけではなく、体に害を及ぼす危険性があるので、控えるべき「トランス脂肪酸」、必要だけれど摂りすぎると良くない「長鎖脂肪酸やオメガ6系オイル」に気をつけることが大切です。インスタント食品や菓子パンは1日ひとつまで、揚げ物がどうしても食べたくなった時は、使う油をオリーブオイルなどに変えてみるなど工夫をしてみましょう。

「オイルダイエット」の具体的なやり方

オイルダイエットの方法は簡単。「直接スプーンで飲む」「温かい食事やスープ、飲み物にかける」「調理時に使う」など、毎日適量を摂取するだけです。目安は1日大さじ1~2杯位。摂りすぎは内臓に負担をかけるので避け、適量を毎日摂取し続けることで効果を発揮します。

オイルの種類によっては、熱に弱い成分や発煙温度が低いものもあるので、下記を参考に、加熱NGのオイルは、調理(揚げ物、炒め物など)には使わず、そのまま摂るようにしましょう。

■加熱OKのオイル

オリーブオイル、ココナッツオイル、ギー

■加熱NGのオイル(温かい料理にかけるのはOK)

亜麻仁油、エゴマ油、MCTオイル

生花先生が分析!「オイルダイエット」に不向きな体質の人って?

それぞれのオイルの性質は理解できましたか? 次に、「オイルダイエット」に不向きな体質の特徴を紹介します。

■体内に水分や熱がこもる、脂っぽいニキビ肌タイプの「湿熱体質」さん

「湿熱体質」さん

<特長>
・顔や鼻が脂っぽく、ニキビや吹き出物が出やすい
・肌色は黄色か青白い
・口の中に苦みを感じ、口臭が気になる…
など

ニキビが多く、脂っぽい温熱体質の人が、オイルをこまめに摂るのはあまりおすすめしません。

油分は肝臓と、それにつながる胆のうに直接作用しますが、温熱体質の場合、胆のうへの負担が大きいので消化不良を起こす心配も。オイルを摂るときは、目安とされている量よりも少なめで試してみてくださいね。

■外的刺激や環境の変化に過敏に反応する、アレルギータイプの「特稟体質」さん

「特稟体質」さん

<特長>
・風邪でもないのに、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状がある
・花粉症
・アトピーや蕁麻疹が出やすい。皮膚をかくと、赤みがでる…
など

特稟体質の場合、特に気をつけたいのがMCTオイル。MCTオイルは、アレルギーによる過敏反応を強めてしまう可能性があるといわれているため、控えた方が良いでしょう。

最後に

「オイルダイエット」について理解できましたか。「オイルダイエット」の方法は、スープや飲み物に入れたり、料理にかけたりなど、とても簡単なもの。毎日の食生活にも気軽に取り入れられそうですよね。また、自分の体質を理解することで、より効率的かつ健康に痩せることができそうです。これからは食事中の「油」も味方につけて、ダイエットを成功させましょう!

初出:しごとなでしこ

あなたが「やってはいけない」ダイエット

自分の体質を知らずしてダイエットの成功なし! と語る中医学の生花(SEIKA)先生の新刊、「あなたが『やってはいけない』ダイエット」(税抜き1,300円・小学館)では、約100問のチェックテストを用意。質問に答えていくことで、自分の体質傾向がわかります。そして、流行のダイエットが体質に合うのか合わないのか、わかってきます。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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