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デリケートゾーンの石鹸とは?
女性の間で使っているという人も増えている「デリケートゾーン専用石鹸」。
人気が高まっている一方で、気になってはいるものの、普通の石鹸との差がわからないなどの理由で、全身用のボディーソープで洗っているという方も多いのではないでしょうか。
今回は、低刺激でお肌に優しいデリケートゾーン石鹸のオススメアイテムをピックアップ! デリケートゾーンのケア方法も紹介します。
大切なところだからこそ、正しい知識を身に付けてしっかりとケアをしていきましょう。
〈POINT〉
・アミノ酸系の低刺激ソープや、両性イオン系のベビーソープなどが◎
・洗うときはゴシゴシ洗いではなく、泡の力を使って
・デリケートゾーンのケアは、石鹸+αのケアアイテムもおすすめ
おすすめのデリケートゾーン石鹸9選
デリケートゾーンのケアは、日本でもかなり注目を集めるようになり、最近ではあらゆる種類のデリケートゾーン石鹸が販売されています。
専門店で販売されているものからドラッグストアなどで購入できるものなど、幅広くピックアップしました!
ポロロッカ|インティメイト クレンジングオイル 50ml ¥3,850
冷え・ニオイ・かゆみなど、月1回の女性特有の時期のデリケートゾーンの3大悩みにアプローチする植物を結集させた、心地よく洗い上げながら悩みに向き合える、新しいデリケートゾーンケアアイテム。優しい洗い上がりだけでなく、潤いを残す保湿感にもこだわった逸品。
生理期間にデリケートゾーンのケアができるオイルなど「ポポロッカ」から自分を労わる3アイテムがお目見え
アンティーム|フェミニンウォッシュ 120ml ¥2,200(写真:左)
15種の植物エキスを配合した、リキッドタイプの弱酸性デリケートゾーン石鹸。ニオイやかゆみの元になる汚れをきれいに洗い流してくれる。
生理中、約4割がリラックスできてない… そんな時のお助けアイテム
エストール|デリケートソフトウォッシュ 100ml ¥2,475
デリケートゾーン向けに低刺激設計で作られた専用ソープ。汚れをしっかり落としつつ、不快感を残さないやさしい洗いあがりに。オレンジブロッサムの香り。
腟内の善玉菌配合・6つの無添加で低刺激なデリケートゾーン専用アイテム
WRAY(レイ)|ナチュラルインティメイトウォッシュ 200ml ¥2,910
オーガニック天然由来成分100%のデリケートゾーンソープ。弱酸性処方のもちもち泡で、洗った後もつっぱらずしっとり。フランキンセンスやゼラニウムなど、上質で爽やかなアロマの香り。
女性ならではの“ゆらぎ”解消をサポートするセルフケアブランド【WRAY】
iroha|INTIMATE WASH【FOAM TYPE】150ml ¥1,650
きめ細やかな泡で、優しく汚れを洗い流すデリケートゾーン用ソープ。美容保湿成分配合(グリセリン、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン)。乾燥ケアをしつつ、洗いあがりはしっとり柔らかな皮膚に。
デリケートゾーンのかゆみの原因は? 膣の中まで洗うべき?【医師監修】
iroha|INTIMATE WASH moist/fresh 135ml ¥1,980
▲(写真:左から)moist、fresh
柔らかいツブツブのスクラブが汚れを落とす、新感覚のデリケートゾーン用。皮膚にたっぷりと潤いを与える保湿成分配合で、しっとりとした洗い上がりが続く〝moist〟と、メントール(着香料)配合で、洗い上がりがさっぱりとする〝fresh〟の2種類展開。
【医師監修】デリケートゾーンの正しい洗い方は? 間違えるとニオイの原因に…
インティマ|フォームウォッシュ ロータスフラワー 250ml ¥1,320
世界50ヶ国で販売しているデリケートゾーン専用石けん「インティマ」から発売されている人気シリーズは、使いやすい泡タイプ。やさしい泡を手に取って滑らせるだけで、デリケートゾーンをふんわり包むように洗う事ができます。デリケートゾーンに近い弱酸性(pH3.5〜5.0)の成分でできているので、肌本来の自浄作用を損なうことなく洗浄し、清潔に保つことができます。
TBC|ハーバルVIO ウォッシュフォーム 100ml ¥3,300
繊細な肌もやさしく洗い上げるふわもこ泡のウォッシュフォーム。パラベンフリー、アルコールフリー、弱酸性なので、肌に優しく毎日ケアを続けることができます。
植物性の香り成分であるグループフルーツ果皮油、ベルガモット果実油、ラベンダー油、ローズマリー葉油の爽やかですっきりとしたハーブの香りをブレンド。
黒ずみなどデリケートゾーンのセルフケアどうしてる? おすすめの市販アイテムも紹介
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デリケートゾーンの正しいケア方法と洗い方ポイント
デリケートゾーンの洗浄方法には、注意すべきポイントがいくつかあるのをご存じですか? デリケートゾーンの悩みは周りに相談しづらいという人が多く、正しいケア方法を教わる機会もあまりないということから、正しい洗浄方法を知らないという場合も。
そこで今回は、専門医師の解説つきで、正しいケア方法と注意すべきポイントを紹介します。
先生に聞いた正しいデリケートゾーンの洗い方&ケアポイント
\教えてくれたのは、女性医療クリニックLUNAグループで理事長・関口由紀先生/
【正しい洗い方はこれ! 優しく汚れを落とす5ステップ】
1. 肌にあったソープを選ぶ。
2. ソープをしっかり泡立てる。
3. 指を使って、デリケートゾーン(特に小陰唇のまわり)を細かい部分まで優しく洗う。
4. しっかり洗い流す。
5. 拭き取ったあとに乾燥を感じる場合は、デリケートゾーン用クリームなどで保湿する。
【ここがポイント! 肌に合わせたケアを】
・すでにお悩みのある人はデリケートゾーン専用ソープの使用がおすすめ。
・ひだをめくって、細かいところの汚れも落とす。
・膣内は洗わない。
・ゴシゴシ洗いも厳禁。
・洗いすぎに注意。1日2回までがベスト。
・乾燥も大敵。乾燥を感じたら保湿を。
・お悩みが改善しない場合は病院に相談を。
【医師監修】デリケートゾーンにトラブルがあると鬱になりやすい!? 正しいケア方法は…
かゆい時にボディタオルでごしごし洗うのは逆効果
\引き続き、関口由紀先生に教えていただきました/
デリケートゾーンがかゆいとき、ごしごし強くこすれば汚れが落ちるというものではないそう。それどころか、強い刺激で炎症になって、色素沈着が起きてしまうことも。
汚れをしっかり落としたい場合は、洗浄剤の泡が大切。泡には汚れを吸い取って包み込む働きがあるので、たくさんの泡で洗うほうが、汚れをしっかり落とせると言われています。
また、洗浄剤をそのまま肌につけるよりも摩擦が少なくなり、肌への負担も少ないので、優しく洗うことができるとのこと。
もちろん、かゆみの原因を解決することも大切と話す先生。
原因として、洗浄剤が肌に合ってないことがあるので、デリケートゾーン専用ソープに変えてみるのも◎。また、意外と多いのが“パッドかぶれ”。おりものシートや生理用ナプキンを、肌に合うものに変えることで改善されることも。
一番いいのは、普段はおりものシートを使わないようにして、木綿のパンツで過ごすことだそう。木綿の素材が肌には一番いいと先生は教えてくれました。
膣内は無理に洗わないこと、かゆいときはソープや下着に原因があることが分かりましたね。
デリケートゾーンのかゆみの原因は? 膣の中まで洗うべき?【医師監修】
デリケートゾーンの痒みを感じたときにしたほうがいいこと
\教えてくれたのは、産婦人科医・杉山力一先生/
デリケートゾーンの痒みが気になるときのセルフケアとして
・コットン素材の下着を身につける
・低刺激または無添加処方、デリケートゾーン専用の洗浄料を使う
・外用薬を使う
といった方法がおすすめです。
女性が好んで身につけることの多い化学繊維素材の下着は肌への刺激が強く、摩擦が起こりやすい素材となっています。
デリケートゾーンの痒みが気になるときは着用を避け、皮膚をやわらかに包み込み通気性に優れたコットン素材の下着を身につけるようにしましょう。
また、デリケートゾーンの毎日のセルフケアは皮膚を清潔に保つことが解決策のひとつになるため、殺菌・弱酸性のデリケートゾーン専用洗浄料を選ぶと痒みのもととなる雑菌の繁殖を抑えることができます。
デリケートゾーンの痒みが長期化していたり、その他のお肌トラブルが併発していたりする場合は、悪化する前に治療を受けるようにしましょう。
デリケートゾーンの痒み… 原因は? 自分で出来る解決策は?【医師監修】
デリケートゾーンの健康状態をセルフチェック!
\教えてくれたのは、東京大学 医学部 産婦人科学教室 准教授・原田美由紀先生/
他の人と比べることがないため、正常な状態が分かりにくいデリケートゾーン。体調や生理周期による変化と思っていても、実はデリケートゾーンからのSOSサインということも!
下記チェック項目に1つでも当てはまった人は要注意。
かゆみやおりものの状態に異変を感じる場合は、無理せずクリニックを受診し、医師に相談しましょう。
【デリケートゾーンのセルフチェックシート】
〈原田先生のコメント〉
“におい“には要注意! 普段から身体の状態をチェックして異変に気づくことがポイント。
膣内には多くの細菌が住み細菌叢(さいきんそう)を形作っています。細菌叢を形成する細菌には良い菌と悪い菌があり、このバランスは抗菌薬の服用や体調不良などにより、簡単に崩れてしまうもの。
悪い菌が優勢となることにより、膣内に炎症を起こし、細菌性腟症という状態になるのです。
一方で、帯下(おりもの)の性状や量は卵巣ホルモンの影響を受け月経周期によって変化し、排卵日が近くなると透明で粘り気の少ない帯下となり量が増え、それ以外の時期には白色で粘り気のある帯下が認められます。
また正常な状態でにおいが気になることはあまりありません。
自身の健康管理の一環として、基礎体温の計測などとともに帯下の性状に普段から注意を払っておくとよいと思います。
そして自身の把握しているパターンと異なるなと感じるときには、かゆみや痛みなどの強い症状がなくても細菌性腟症を発症している場合がありますので、クリニックで相談をしてみてください。
【デリケートゾーン】のアレにリモートワークしてる人のほうが悩んでる…!?
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我慢しないで! 女性が気をつけるべきサイン
\引き続き、原田美由紀先生に教えていただきました/
以下の症状があるときは我慢せずに受診をしましょう。
・生理痛がひどく、痛み止めを使っても生活や仕事に支障がある
・経血の量が多く、夜用のナプキンが短時間ですぐにいっぱいになる/経血が漏れてきてしまう
・順調だった生理周期が不定期になってきた/妊娠していないのに生理が止まってしまった
・生理が1週間以上続く
・おりもののにおいや状態が通常時と異なる(例:においが強い、白くぽろぽろとしている等)
・デリケートゾーンにかゆみや痛みがある
・生理の時期と関係なく、下腹部に持続する傷みがある
働く女性のデリケートゾーン問題… 働く環境における男女の理解度は?〈産婦人科医監修〉
Oggi世代のデリケートゾーンケア事情を調査
日常生活の中でデリケートゾーンに違和感を覚えたり、ケア用品を必要とすることがあるのは普通のことなの? と不安に思っている女性もまだまだ多いよう。
なかなか人に聞きにくいデリケーゾーンのケア事情。複数企業の調査結果から見ていきましょう。
◆デリケートゾーンのかゆみや不快感を感じたことはある?
◆解消・改善のために何かしている?
性の役立つ情報を発信する月刊TENGAで調査した、女性のデリケートゾーンの悩みについてのアンケート結果から紹介します。
20代〜50代の女性400人に「デリケートゾーンのかゆみや不快感を感じているか」と聞いたところ、半数以上が悩み、その半分は解消のために改善策をとっているようでした。
生理中は肌全体が刺激に敏感になりやすい状態にあるため、経血でムレたり、生理用ナプキンで通気性が悪くなったりして、かゆみを起こしてしまうこともあります。
そうしたデリケートゾーンの悩みを抱えていても、他人に相談しづらい、症状の程度がわからないのも頭を抱える理由。
解消のために「何もしていない」という人も全体の1/4(100人)ほど見られました。
デリケートゾーンのかゆみ・不快感… 55.8%が経験アリ。どんなアイテムでケアしてる?
◆デリケートゾーンが最も気になる季節は?
Caetus Technology/カエタステクノロジー株式会社が20~49歳の女性1041名を対象に行った、「女性のデリケートゾーンに関する調査」結果から紹介します。
「あなたはデリケートゾーンについて気になることがありますか」という問いに対して、「とても気になる」「やや気になる」「どちらでもない」と回答した人に、「デリケートゾーンが特に気になる季節はありますか」という問いに当てはまる季節を全て選んでもらったところ、61.9%が「夏」を選びました。
◆デリケートゾーンについて気になることは?
また、「デリケートゾーンについて気になることは何ですか」と質問し、当てはまるもの全てを選択してもらったところ、60.6%が「生理のときの不快感」を挙げ、半数以上の人が、「ムレやすい」「におい」「かゆみ」が気になっていることが判明。
◆デリケートゾーンケアをしたことがある?
「デリケートゾーンのケアをしたことがありますか?」と質問すると、全回答者のうち「現在している」と回答した割合は21.5%、「していたがやめた」と答えた割合は20.1%で、「したことがない」と回答した人が最も多く58.4%を占めました。
デリケートゾーンについて「とても気になる」と回答した人では、41.5%が「現在している」と回答したものの、23.2%が「していたがやめた」と回答しており、35.3%は「したことがない」ことが分かりました。
また「やや気になる」と回答した人では、「現在している」と答えたのは19.7%で、「していたがやめた」人は23.0%、さらに57.3%が「したことがない」と答えました。
デリケートゾーンが「とても気になる」と回答していても、現在ケアしていない人が58.5%で、「やや気になる」と回答した人では、80.3%の人がケアをしていないことが判明しました。
◆デリケートゾーンケアをしない理由は?
「デリケートゾーンのケアをしたことがない理由は何ですか」と尋ね、複数選択で回答してもらったところ、「ケアの方法が分からない」と答えた人が最も多く、73.7%を占めました。
約8割がしてないの?! 気になる【デリケートゾーン】ケアに関する調査に注目!
◆デリケートゾーンの黒ずみ対策アイテムは“ネットやSNSで探す”が主流
『あなたの「知りたい」をお手伝いするサイト「ベストトピックス」』のデリケートゾーン黒ずみページにて、15歳~55歳の女性2,000人に対して行った「デリケートゾーンの黒ずみの原因と対策」に関するアンケート調査の結果から紹介します。
デリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる人にケアアイテムをどのように探すかを聞いたところ、大多数がインターネットで調べることがわかりました。
自分一人で探す「インターネットで調査」と「近所のドラッグストアで調査」の合計は95.83%なのに対し、「人に直接相談」は4.18%という少数派な結果に。
具体的に使用するツールは「インスタ」が32.66%(439人)で最多。
5番目に多かったツイッターと合わせると、SNSで探す人は49.70%(668人)となり半数近くいることが判明。
ハッシュタグ検索の便利さや、実際に使用した人の声が聞けることもあり、現代の主流の調査方法となっていることがわかります。
【デリケートゾーンの黒ずみ】人にはなかなか聞けないから… みんなどうしてる?
◆ヘルスケア業界で働く女性は何を使ってデリケートゾーンケアしている?
医療・ヘルスケアに携わるアドバンスト・メディカル・ケアが行った、20~50代の医療・介護業界に勤務する女性に行った「デリケートゾーンケアについての調査」のアンケート結果から紹介します。
・洗浄剤… 40%
・保湿剤… 11%
・美容液… 1%
・プロの施術…11%
製品使用率は、洗浄剤が40%と高く、保湿剤が11%、美容液が1%と一定数の使用者が見られました。また、脱毛などデリケートゾーンへのプロの施術率も11%でした。
ヘルスケア業界の女性94%が「人のデリケートゾーンの状態が気になる」と回答
石鹸以外にも! 女性のためのケアアイテム4選
デリケートゾーン専用石鹸はよく知られるようになったアイテムですが、石鹸だけでなく、形状の異なるデリケートゾーンケアアイテムも注目を集めています。
石鹸と合わせて使いたいものや、日常のちょっとしたときに使用するケアアイテムなど、幅広い商品が販売されています。
iroha|INTIMATE SHEET 10枚入り ¥550
汚れやにおいの元にアプローチし、デリケートゾーンケアができるアイテム。
パラベン、シリコン、鉱物油、合成着色料、酸化防止剤不使用の低刺激処方で3種の美容成分を配合(ヒアルロン酸Na、リンゴ果実培養細胞エキス、ダイズ種子エキス)。
水溶性のシートでトイレに流せるため、お手洗い時にも使えます。天然オリエンタルハーブの香り。
デリケートゾーンのかゆみ・不快感… 55.8%が経験アリ。どんなアイテムでケアしてる?
アンティーム|ホワイトクリーム 100g ¥2,860(写真:右)
Vラインやバストトップなどの、女性のデリケートなゾーンに使えるアウトバスクリーム。衣服による摩擦や乾燥で蓄積されたくすみを美容成分でケアしてくれる。真ん中のローションの後に使うと、より保湿に効果的。
生理中、約4割がリラックスできてない… そんな時のお助けアイテム
エストール|デリケートソフトジェルクリーム 100g ¥3,520
やわらかくみずみずしいテクスチャーのクリームで、デリケートゾーンの環境を整えてくれる。
エストール|デリケートリッチオイルセラム 15ml ¥8,800
乾燥や下着などのこすれ刺激からデリケートゾーンの肌を守るためのオイル美容液。肌への負担も考えて、オイルなのに低刺激。
腟内の善玉菌配合・6つの無添加で低刺激なデリケートゾーン専用アイテム
最後に
女性が気になるデリケートゾーン専用石鹸のおすすめアイテムと、正しいケア方法について紹介しました。デリケートゾーンに関することは、不快感や悩みがあっても周りの人に相談しづらいということがある一方で、そのまま放っておくと病気になる可能性もあるので早めの対応が必要です。正しいケア方法をマスターして、デリケートゾーンの悩みを吹き飛ばしましょう!