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女性を悩ますデリケートゾーンの黒ずみ問題
かゆみや強いにおい、摩擦などによる黒ずみなど、デリケートゾーンのケアに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。今回は、デリケートゾーントラブルに有効な、黒ずみのセルフケア方法&おすすめのアイテムを紹介します! デリケートゾーンの痒み対策などについても紹介しているのでぜひご覧ください。
〈POINT〉
・デリケートゾーンの黒ずみに悩む人は多い
・専用ソープで保湿することが大切
・日々の生活で不要な摩擦を避けよう
デリケートゾーンの黒ずみ問題どうしてる?
デリケートゾーンのかゆみや黒ずみが気になるけど、これって私だけ? と不安になること、ありますよね。ここでは、インターネット調査で分かったデリケートゾーンの黒ずみに関する女性へのアンケート結果を紹介します。
3人に2人以上がデリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる
「デリケートーゾンの黒ずみに悩んでいますか?」と質問したところ、「悩んでいる」「少し悩んでいる」の合計は67.20%(1,344人)となり、3人に2人以上がデリケートゾーンの黒ずみの悩みを抱えていることが判明。
デリケートゾーンの黒ずみは普段見えない部分ですが、気になっている女性は多いようです。
デリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる人のうち、具体的に困ったことや気になったことはこちら。
「彼氏や夫などのパートナーに見られるのが恥ずかしい」が37.20%(500人)で最多でした。また24.33%(327人)が「脱衣所や温泉で見られないか不安」と回答しており、異性だけではなく同性に黒ずみを見られることに不安を感じる人も一定層いるということがわかりました。
デリケートゾーンの黒ずみ対策アイテムは“ネットやSNSで探す”が主流
デリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる人にケアアイテムをどのように探すかを聞いたところ、大多数がインターネットで調べることがわかりました。
自分一人で探す「インターネットで調査」と「近所のドラッグストアで調査」の合計は95.83%なのに対し、「人に直接相談」は4.18%という少数派な結果に。
具体的に使用するツールは、「インスタ」が32.66%(439人)で最多でした。5番目に多かったツイッターと合わせると、SNSで探す人は49.70%(668人)となり半数近くいることが判明。
ハッシュタグ検索の便利さや、実際に使用した人の声が聞けることもあり、現代の主流の調査方法となっていることがわかります。
【調査概要】
調査対象:15歳~55歳の女性
対象人数:2,000人
調査対象地域:日本全国
調査方法:freeasy(インターネット調査)
調査期間:2022年1月19日~1月20日
調査目的:デリケートゾーンの黒ずみケアの市場や利用者の動向変化を調査
ベストトピックス調べ
【デリケートゾーンの黒ずみ】人にはなかなか聞けないから… みんなどうしてる?
市販で買えるデリケートゾーンケアアイテム
かゆみやかさつき、黒ずみなどどんなデリケートゾーンのトラブルも、まずはセルフケアから始めてみるのがおすすめ。ここでは、市販のデリケートゾーン専用ケアアイテムを紹介します。
イロハ|インティメートウォッシュ モイスト
柔らかいツブツブのスクラブが汚れを落とす、新感覚なデリゾソープ。弱酸性でパルマローザ油やイランイラン花油などの保湿成分が配合されていて、やさしい使い心地かつしっとりとした洗い上がり。
フレッシュジャスミンの香りも強すぎずほのかに香る程度なので、香りが苦手な方でも使いやすいと思います。スタイリッシュなボトルでバスルームに違和感なく置けるのも嬉しいポイント!
インティマ|フォームウォッシュ ロータスフラワー
世界50ヶ国で販売しているデリケートゾーン専用石けん「インティマ」から発売されている人気シリーズ。使いやすい泡タイプで、やさしい泡でデリケートゾーンをふんわり包むように洗う事ができます。
デリケートゾーンに近い弱酸性成分でできているので、肌本来の自浄作用を損なうことなく洗浄できます。
TBC|ハーバルVIO ウォッシュフォーム
繊細な肌もやさしく洗い上げるふわもこ泡のウォッシュフォーム。パラベンフリー、アルコールフリー、弱酸性なので肌に優しく毎日ケアを続けることができます。
植物性の香り成分であるグループフルーツ果皮油などの爽やかですっきりとしたハーブの香りがブレンドされていて、ニオイケアもできるのが嬉しい。
ステラシード|クイックピュア ミスト
日常生活の中でさっとお手入れできる、デリケートゾーン専用の洗浄ミスト。石油系界面活性剤やアルコールなどは無添加。
生理中のニオイやかゆみにアプローチする、レモングラスやイランイランなどの天然由来成分配合。ニオイが気になるときはショーツに直接スプレーすることもできます。
アンティーム|フェミニン ウォッシュ
オーガニック原料にこだわって肌にやさしく洗い上げる、弱酸性の専用ソープ。アンティーム ホワイトクリームとアンティーム ローズローションをあわせて使用することで、トータルでデリケートゾーンのケアができます。(※現在は新パッケージに変更しています)
おしゃパケだけど… 実はデリゾに使うやつ♡ 恥ずかしくないデリゾアイテム4選、ロフトで買えます
BCL|ウーマンエッセンシャルズ ジェルウォッシュ(写真:7)
マイルドな洗浄成分で古い角質をケアしながら、肌とアンダーヘアを健やかな状態に。
イロハ|インティメートシート
汚れやにおいの元にアプローチし、デリケートゾーンケアができるアイテム。合成着色料や酸化防止剤不使用の低刺激処方で、3種の美容成分を配合(ヒアルロン酸Na、リンゴ果実培養細胞エキス、ダイズ種子エキス)。
水溶性のシートでトイレに流せるため、お手洗い時に使えます。天然オリエンタルハーブの香り。
デリケートゾーンのかゆみ・不快感… 55.8%が経験アリ。どんなアイテムでケアしてる?
タマガワエーザイ|フェミルテ パウダー
ポンポンするだけで、ナプキンやライナーを使用したときのはりつき感を抑えてくれる「フェミルテパウダー」は、生理やおりものによる肌荒れや不快感を防いでくれるデリケートゾーン専用アイテム。
あそこのケアは抜かりなく!【ナプキン】に直接ポンポンするだけ!【デリケートゾーン】の肌荒れはこれで防げ!
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繊細で丁寧なケアが必要とされるデリケートゾーン。ここでは、黒ずみや臭いが気になったときのケア方法について紹介します。正しいお手入れで労わってあげましょう。
デリケートゾーンの黒ずみ対策方法
教えてくれたのは、「なおえビューティークリニック」の喜田直江先生。
脇や乳輪、陰部は、他の皮膚に比べてメラニンが多いので、多少色は濃くなってしまいます。生まれつきのものなので、ある程度は仕方のないもの、と喜田先生は仰います。
ただ、ナプキンのかぶれや下着のこすれ等の摩擦によって黒くなってしまう時もあるようです。その場合は、ピーリングを行って黒ずみを取ることができます。
摩擦の黒ずみを防ぐためには、下着の形を毎日変えたり、強いしめつけの下着をやめたり、日々の生活で同じ個所を擦りすぎないよう、摩擦を防ぐ意識をすることが大切です。
デリケートゾーン… ひだの黒ずみがひどい。原因やケア方法は?【医師監修】
専門の先生に聞いた正しいデリケートゾーンのケア方法
教えてくれたのは、女性医療クリニックLUNAグループで理事長を務める関口由紀先生。
〈優しく汚れを落とす5ステップ〉
1. 肌にあったソープを選ぶ
2. ソープをしっかり泡立てる
3. 指を使って、デリケートゾーン(特に小陰唇のまわり)を細かい部分まで優しく洗う
4. しっかり洗い流す
5. 拭き取ったあとに乾燥を感じる場合は、デリケートゾーン用クリームなどで保湿する
〈肌に合わせたケアのPOINT〉
・すでにお悩みのある人はデリケートゾーン専用ソープの使用がおすすめ
・ひだをめくって、細かいところの汚れも落とす
・膣内は洗わない
・ゴシゴシ洗いも厳禁
・洗いすぎに注意。1日2回までがベスト
・乾燥も大敵。乾燥を感じたら保湿を
・お悩みが改善しない場合は病院に相談を
情報提供/iroha
【医師監修】デリケートゾーンにトラブルがあると鬱になりやすい!? 正しいケア方法は…
かゆい時にボディタオルでごしごし洗うのは逆効果
引き続き、関口由紀先生に教えていただきました。
デリケートゾーンがかゆいとき、ごしごし強くこすれば汚れがおちるというものではないそう。それどころか、強い刺激で炎症になって、色素沈着が起きてしまうこともあるんだとか。
汚れをしっかり落としたい場合は、洗浄剤の泡が大切。泡には汚れを吸い取って包み込む働きがあるので、たくさんの泡で洗うほうが、汚れをしっかり落とせると言われているそう。
また、洗浄剤をそのまま肌につけるよりも摩擦が少なくなり、肌への負担も少ないので、優しく洗うことができるとのこと。
デリケートゾーンのかゆみの原因は? 膣の中まで洗うべき?【医師監修】
黒ずみ以外にも! デリケートゾーンの違和感の対処法は?
デリケートゾーンの悩みは人に相談しづらいことだけど、痛みやかゆみなどがあると不安になってきますよね。ここでは、デリケートゾーンに違和感を覚えた時の対処法を紹介。場合によっては、医師の診察も視野に入れて。
デリケートゾーンの痒みを感じたときにしたほうがいいこと
産婦人科医の杉山力一先生に教えていただきました。
デリケートゾーンの痒みが気になるときのセルフケアとして
・コットン素材の下着を身につける
・低刺激または無添加処方、デリケートゾーン専用の洗浄料を使う
・外用薬を使う
といった方法がおすすめです。
女性が好んで身につけることの多い化学繊維素材の下着は、お肌に刺激が強く、摩擦が起こりやすい素材です。デリケートゾーンの痒みが気になるときは着用を避け、皮膚をやわらかに包み込み、通気性に優れたコットン素材の下着を身につけるようにしましょう。
また、デリケートゾーンの毎日のセルフケアは、皮膚を清潔に保つことが解決策のひとつになるため、殺菌・弱酸性のデリケートゾーン専用洗浄料を選ぶと、痒みのもととなる雑菌の繁殖を抑えることができます。
デリケートゾーンの痒みが長期化していたり、その他のお肌トラブルが併発していたりする場合は、悪化する前に治療を受けるようにしましょう。
デリケートゾーンの痒み… 原因は? 自分で出来る解決策は?【医師監修】
我慢しないで! 女性が気をつけるべきサイン
教えてくれたのは、東京大学 医学部 産婦人科学教室 准教授・原田美由紀先生。
以下の症状があるときは我慢せずに受診をしましょう。
・生理痛がひどく、痛み止めを使っても生活や仕事に支障がある
・経血の量が多く、夜用のナプキンが短時間ですぐにいっぱいになる。あるいは経血が漏れてきてしまう
・順調だった生理周期が不定期になってきた、あるいは妊娠していないのに生理が止まってしまった
・生理が1週間以上続く
・おりもののにおいや状態が通常時と異なる(例:においが強い、白くぽろぽろとしているなど)
・デリケートゾーンにかゆみや痛みがある
・生理の時期と関係なく、下腹部に持続する傷みがある
働く女性のデリケートゾーン問題… 働く環境における男女の理解度は?〈産婦人科医監修〉
最後に
デリケートゾーンは、女性にとって大切な部分だからこそ正しい知識を持ち、専用のアイテムで正しくケアすることが大切。不安がある場合は早めに専門の先生の診察を受けてみてください。セルフケアをする場合はぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。
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