【デリケートゾーン】何もつけずにお湯だけで洗うほうがいいの?
前回、デリケートゾーンのニオイの原因について、女性医療クリニックLUNAグループで理事長を務める関口由紀先生にお話を伺いました。
今回はデリケートゾーンと石鹸について。
デリケートゾーンの正しい洗い方は?
デリケートゾーンは何もつけず、お湯だけで洗うほうがいい?
結論から言うと、これはウソだそうです。お湯などだけだと、汚れがキレイに落ちず、洗い残しでニオイやトラブルの原因になってしまうといいます。
デリケートゾーン(特に小陰唇のまわり)は構造が入り組んでいて、汚れが溜まりやすく落ちにくいので、ボディソープなどの洗浄剤を使って、しっかり汚れを落としたほうがいいとのこと。
洗い方としては、最低1日1回、洗浄剤を泡立てて、指を使って優しく洗うといいそう。きちんとひだをめくって、溝や入り組んでいるところまで、細かく丁寧に洗ってくださいと教えてくれました。
また、ゴシゴシ洗いは禁物で、摩擦が少なくて強弱がつけやすい指で洗うのがいいとのことです。皮膚の感触を確かめながら、指をすべらせるようにして、細かいところまで柔らかく洗うことが大事なんだとか。
洗うときは専用の石鹸を使う?
デリケートゾーンに使うソープは、デリケートゾーン専用ソープでなくてもOKだそう。
ただ、かゆみやニオイが気になったり、ボディソープがしみたり、何かしらの違和感を感じている人は、デリケートゾーン専用ソープを使うべきとのこと。専用ソープはデリケートゾーンのpHを保つように作られていて、肌に負担をかけず、優しくしっかり汚れを落とせるそうですよ。
そして、洗いすぎは厳禁。排尿ごとに洗う人がいますが、1日に何度も洗うとデリケートゾーンに必要な潤いも一緒に流れてしまう可能性があり、乾燥すると、肌のバリア機能が失われ、様々なトラブルに繋がりってしまうようです。
1日に何度も洗顔すると、顔の皮膚が乾燥してバリバリになってしまうことと同じですね。
デリケートゾーンを洗うのは、多くても入浴時と排便時の1日2回程度にして、どうしても汚れが気になる時は、洗ったあとに保湿したり、保湿成分の含まれた拭き取りシートを使ったりしてうるおい補給するべきと先生は教えてくれました。
顔の皮膚と基本は同じで、デリケートゾーンの皮膚も保湿がとても大切なんですね。
情報提供/iroha
irohaのデリケートゾーン用ソープがおすすめ!
「INTIMATE WASH」は、デリケートな部分の自浄作用のバランスを崩さず洗い上げるデリケートゾーン用ソープ。植物性グルコマンナン配合で、肌を傷めず汚れを絡め取ります。潤いたっぷりの保湿成分配合で、しっとりとした洗い上がりのフレッシュジャスミンの香りと、メントール(着香料)配合で、さっぱりとした洗い上がりのジュニパーとライムの香りの2種類展開。
詳しくはこちら▶︎iroha INTIMATE WASH
TOP画像/(c)Shutterstock.com
関口 由紀先生
女性医療クリニックLUNAグループ理事長であり、横浜市立大学客員教授、日本泌尿器科学会専門医、日本性機能学会専門医等も務める。
2007年、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学修了。
2005年、横浜元町女性医療クリニック・LUNAを開設。現在は女性医療クリニックLUNAグループの総帥として、横浜・大阪に3つの女性医療専門クリニックを展開。