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2025.12.18

「坊主丸儲け」とは思わぬ儲けを意味する!「坊主」を使ったその他のことわざもチェック

「坊主丸儲け」とは、元手のない思わぬ儲けを表すことわざです。他者の儲けをねたむニュアンスも含まれます。本記事では「坊主丸儲け」の意味や使い方を紹介。「坊主」を使ったことわざや四字熟語も、まとめてチェックしましょう。

ことわざ「坊主丸儲け」の意味や由来

「坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)」は、元手なしで思わぬ儲けをしたときに使うことわざです。僧侶は他の仕事のような仕入れが必要ないことから「丸儲け」と表現されています。

お布施は寺院の維持や活動に充てられることが多く、一律に個人収入になるわけではありません。そのため、「坊主丸儲け」から僧侶が楽な仕事と捉えるのは誤りと考えられます。

「坊主丸儲け」は、あくまでも古い言葉遊びから生まれたとされることわざであり、元手のない儲けを指す言葉であることを押さえておきましょう。

坊主丸儲け
僧侶は元手がいらないので、収入の全部がもうけになるということ。

出典:小学館 デジタル大辞泉

「坊主丸儲け」の使い方や例文

日常生活では、「坊主丸儲け」を次のように活用できます。

・たまたま通りかかった店先でくじ引きをしたら、1等が当たってしまった。まるで坊主丸儲けだ
・ネットオークションに不用品を出したら思わぬ値が付いた。坊主丸儲けとはこのことだ
・実際には、坊主丸儲けというほど楽な商売はない
・坊主丸儲けだと始めた商売だったが、すぐに経営が行き詰まってしまった

「坊主」を使ったことわざや四字熟語

仏の道を説く僧侶は、古くから人々の支えとなる存在でした。ことわざや四字熟語にも、僧侶を意味する「坊主」を使ったものが多々あります。

・坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
・嘘と坊主は頭を結ったことがない
・坊主の不信心
・譬えに嘘無し坊主に毛無し
・三日坊主

ここからは、それらの意味と活用法を確認していきましょう。

鐘をついている坊主のイラスト
(c)AdobeStock

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)」は、人を憎むと、その人の持ち物まですべて憎くなることのたとえです。

袈裟は僧侶が身に付ける布のことで、一度僧侶を憎むと、袈裟までもが憎く感じるという心情に由来しています。

・「新しく買ったバッグ、苦手な先輩とおそろいで使うのが嫌になりそう」「バッグに罪はないけど…。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとはこのことだね」
・坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは反対に、好きな人の持ち物はすべてが素敵に見えてしまう

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「嘘と坊主は頭を結ったことがない」

こちらは「嘘を言う」と「頭を結う」を掛け合わせた、言葉遊びのようなことわざです。

坊主は髪の毛を剃っているため、結わないのが当然です。同様に、これまで嘘などついたことがない、という意味で使用できます。

・彼女はいつも素直で正直だ。嘘と坊主は頭を結ったことがないとは、こういう人を指すのだろう
・嘘と坊主は頭を結ったことがないと言っていたが、お調子者の彼のことだから、今ひとつ信用できない

「坊主の不信心」

「坊主の不信心」は、言動と行動がともなわないことのたとえです。おもに、人に立派なことを言っておきながら、正反対の行動に出る様子を指します。

仏を信じ、その教えを人に説く立場の坊主が不信仰である様子から生まれたことわざです。似た意味のことわざには「医者の不養生(いしゃのふようじょう)」があります。

・健康診断でドクターに減量指導されたが、その本人が立派な体形で、坊主の不信心という言葉を思い出してしまった
・食事指導をしてくれるジムのトレーナーが、深夜にラーメン屋さんにいるのを見かけた。これを坊主の不信心というのだろうか

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「譬えに嘘無し坊主に毛無し」

「譬えに嘘無し坊主に毛無し(たとえにうそなしぼうずにけなし)」とは、ことわざには誤りがなく、核心を突いた真実が含まれているという意味の表現です。

「譬え」はことわざのことで、坊主が頭を丸めているのが当然のように、ことわざには嘘がないことを表します。古くから人々の間で語り継がれてきたことわざの価値や、真理を伝える表現です。

・ことわざについて調べると納得するものが多く、譬えに嘘無し坊主に毛無しとはよくいったものだと感心してしまう

「三日坊主」

「三日坊主(みっかぼうず)」とは、飽き性で物事が続かないことです。修行に耐えられず、3日で逃げ出してしまう坊主の姿に由来しています。

3日に限らず、ひとつのものを長く続けられない様子に対して用いる四字熟語です。他者に対して使うときは、からかうようなニュアンスが含まれるため注意してください。

・薄着の季節に向けてダイエット。今度こそ三日坊主で終わらないように頑張りたい

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「坊主丸儲け」やその他のことわざを正しく使おう

「坊主丸儲け」は、思わぬ儲けを表すことわざです。言葉遊びが語源とされ、坊主の仕事は資本が不要だったことに由来しています。

「坊主」を使ったことわざは、「坊主丸儲け」以外にもさまざまな種類があります。

そもそもことわざは、古くから人々の間で言い伝えられてきた言葉です。「坊主」を含むことわざが多いことからも、仏教や寺院などが人々の身近な存在だったことがうかがえます。

ことわざには、現代社会に活かせる教訓や知識などが隠れています。「坊主丸儲け」をはじめ、それぞれのことわざの意味を正しく理解し、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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