恋愛や仕事、人間関係などは、状況が頻繁に変化するもの。また、比べてもしょうがないと分かっていながら、ついつい周りの人と比べがち。小さな変化にも一喜一憂していると、疲れてしまいますよね。本記事では、一喜一憂せず、目の前の人生を楽しむためのヒントをお伝えします!
「一喜一憂」の意味は?
まずは、一喜一憂という言葉の意味を正しく確認しておきましょう。聞き馴染みのある四字熟語ですね。読み方は「いっきいちゆう」です。
意味
意味は、状況が変化するたびに、喜んだり心配したりすること。いい意味で使われることは少なく、「無駄に一喜一憂する」「必要以上に一喜一憂しない方がいい」「速報で一喜一憂し疲れた」など、ネガティブな文脈で使われることが多いでしょう。
一喜一憂する人の特徴は?
できればしたくない「一喜一憂」。しかし、そうとは分かっていても、ついつい一喜一憂してしまう人もいるはず。そんな人たちには、どんな特徴があるのでしょうか?
感受性が豊か
一喜一憂しがちな人には、感受性が豊かな人が多いのではないでしょうか。些細なことでも喜べることはとてもいいことですが、反対に、小さなことで深く落ち込んでしまうことも。感情の波が激しいと、自分も周りも疲れてしまいます。
期待が大きすぎる
相手や物事に対して期待が大きすぎると、結果が出るまでの途中経過が必要以上に気になるように。依存度が高いとも言えるかもしれませんね。途中経過を見て、自分がどれだけ一喜一憂しても、結果は変わりません。相手や物事を信じて期待できることは素晴らしいことですが、度を越すと必要以上のエネルギーを消耗します。
感情を引きずりがち
一喜一憂しやすい人は、一時的な感情を引きずる傾向があるようです。フラットな気持ちでいるときに、感じる喜びや悲しみよりも、嬉しいときに感じる悲しみや、悲しいときに感じる喜びの方が、感情のアップダウンは大きいもの。より敏感に、喜びや悲しみを感じ取ってしまうこともあるでしょう。
一喜一憂しない人のメンタル
一喜一憂しやすい人もいれば、一喜一憂しない人もいます。一喜一憂しない人は、どのようなメンタルを持っているのでしょうか?
感情的ではない
一喜一憂しやすい人とは反対に、一喜一憂しない人はあまり感情に左右されない傾向があります。小さなことで喜怒哀楽を表さないため、周囲に「冷静」「落ち着いている」という印象を与えることも。
周りに流されない
一喜一憂しない人は、そもそも結果が出るまでの途中経過を過度に気にしません。自分の考えや思いをしっかりと持ち、それを信じることができるのです。自分に自信があるともいるかもしれませんね。
気持ちの切り替えが早い
一つの物事にとらわれず、すぐに気持ちを切り替えることができるのも特徴です。物事を客観的に捉え、状況を冷静に捉えて「待つ」ことができることが、一喜一憂しないポイントではないでしょうか。
一喜一憂しない方法
一喜一憂しない人のメンタルを元に、一喜一憂しない方法も考えてみましょう! 一気しやすい自分を変えたいと思っている人は、具体的な方法が分かれば取り組みやすいかも。
自分に自信を持つ
これは、言うのは簡単ですが、とても難しいことです。しかし、自分の判断に自信を持って、「信じて待つ」ことができることが、一喜一憂しない最大の秘訣。
自分に自信を持つためには、何か大きなことを成し遂げなくてはならない、ということはありません。小さくても構わないので、何か目標を設定し、それを達成することを繰り返します。そうすれば、自然と自分に自信がついていきますよ。
自分のやってきたことに納得する
一喜一憂する場面というのは、大概自分が一喜一憂したところで結果が変わるものではありません。無駄なことに時間やエネルギーを費やしてしまうのは、勿体無いですよね。もし、結果が気になって仕方ないときは、自分がこれまでしてきたことを振り返り、改善するべき点や、評価できる点があったか考えてみてはどうでしょうか?
「これだけやった!」と自信を持てることもあれば、「こうすればよかった…」と反省することもあるでしょう。しかし、どちらにせよ、自分を客観的に分析することで「これ以上何もできることはない」という現状に納得し、気持ちが落ち着くはず。
気持ちの切り替えを癖づける
一時的な感情に支配されず、常にフラットな心の状態をキープすることは、一喜一憂しないメンタルを作るためのポイントの一つです。自然と気持ちの切り替えができる人もいれば、意識しないとうまくできない人もいますよね。
気持ちの切り替えが苦手な人は、普段から「自分は何をすれば、気持ちを切り替えることができるのか?」を理解しておくといいでしょう。たとえば、ストレッチをする、本を読む、カラオケに行く、おいしいものを食べる… など。意識して気持ちを切り替えることを繰り返せば、いつしか癖になり、自然と切り替えられるようになりますよ。
最後に
一喜一憂する人の特徴やしない人のメンタル、そこから学ぶ一喜一憂しない方法まで紹介しました。一喜一憂しない人は、一般的に「メンタルが強い」と言われるかもしれませんね。メンタルの強さは、生まれ持った性格だけでなく、日々の心がけで育てることも可能。
心と体は繋がっているので、体の調子を整えれば、心の調子も整います。規則正しい生活をして、適度なトレーニングで健康な心身を心がけましょう! また、日記や信頼できる人との会話など、自分の気持ちを外に「出す」ことも大切です。一喜一憂しない人は、決して気持ちを「我慢」しているわけではありません。上手に気持ちを発散し、自分らしさを見失わないようにしたいですね。
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