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2026.02.06

あんなに苦しかったのに…「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは? 意味・用法・類語を整理して理解する

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは、苦しい経験も、時が過ぎるとその苦しさを忘れてしまいやすいことをたとえたことわざです。この記事では、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」意味や使い方、類語・英語表現、よくある疑問と回答について見ていきましょう。

この記事のサマリー

・「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、苦しい経験も過ぎ去れば、当時の苦しさを忘れてしまう人の性質を表すことわざです。
・恩を受けた直後は感謝していても、状況が落ち着くと助けてもらった恩義を忘れる意味でも使います。
・批判や戒めの文脈で使われやすいでしょう。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざは、苦しい経験や受けた恩を、人がいかに早く忘れてしまうかを端的に表しています。日常会話でも耳にする言葉ですが、意味や使い方を誤ると、相手にきつい印象を与えることもあります。

本記事では辞書の定義をもとに、このことわざの正確な意味や用法、類語との違いを整理します。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の意味とは?

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉を、聞いたことはありますか? 実はこのことわざ、2つの意味が含まれています。それぞれの意味について見ていきましょう。

喉が痛む女性
(c)Adobe Stock

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、2通りの意味があります。1つは、どんなに苦しいことも、過ぎ去ってしまえば簡単に忘れてしまうということ。そしてもう1つは、苦しい時や辛い時に人から受けた恩も、その苦しさが去ると忘れ、ありがたく思わなくなるということです。

辞書では次のように説明されています。

喉元(のどもと)過(す)ぎれば熱(あつ)さを忘(わす)れる
熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。また、苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

たとえどんなに熱いものを口にしても、喉を通り過ぎて飲み込んでしまえば、熱かったことを忘れてしまいますよね。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、苦しい経験も、時が過ぎるとその苦しさを忘れてしまいやすいことをたとえたことわざです。

使い方を例文でチェック!

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、皆さんが普段からよく耳にする表現ではないかもしれません。しかし、日常生活やビジネスなど様々な場面で使えることわざです。以下ではいくつか例文を紹介していますので、さっそく使い方を確認していきましょう。

弟はギャンブルで多額の借金を背負ったというのに、返済が終わったらまたギャンブルを始めた…。まったく喉元過ぎれば熱さを忘れる人だ。

人間は同じ過ちを何回も繰り返してしまうものです。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、そんな私たちに対する忠告ともいえるでしょう。

同じ過ちを繰り返してしまうのには、「今回は大丈夫だろう」という過信があるからかもしれませんね。

迷路
(c)Adobe Stock

あんなにこっぴどく叱られたのに、また同じミスを繰り返している…。まさに喉元過ぎれば熱さを忘れるだな。

ビジネスにおいて、ミスや失敗をしてしまった時は、いち早くそれを修正することが大切です。誰でも失敗することはあるため、失敗を嘆く必要はありません。

ただし、再び同じことをしてしまわないように改善していかなければ、信用を失ってしまう可能性もあるでしょう。失敗したときの状況や学びを振り返っておくと、次に生かしやすくなります。

友達が失恋した時期は、呼び出される度に朝まで話を聞いてきた。喉元過ぎれば熱さを忘れるというもので、彼女に恋人が出来た今は一切連絡がこなくなった。

この例文では、苦しいときに受けた助けや恩義も、状況が落ち着くと忘れてしまうことがある、という意味で使っています。辛い時に、親身に寄り添ってくれる友達はとても貴重な存在です。日頃の感謝を忘れずに、これからも大切にしていきたいですね。

喉元過ぎれば熱さを忘れるというが、私が長い間面倒を見ていた後輩は今でも慕ってくれている。

皆さんは、恩師やお世話になった先輩がいるでしょうか? 「今の自分があるのはその人のおかげだ」という人もいるかもしれませんね。どれだけ親しくしていても、環境が変われば会う頻度や連絡の頻度も減ってしまいます。しかし、もらった恩は忘れないように心に留めておきたいですね。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の類語や言い換え表現を紹介

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の類語には、「雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする)」「暑さ忘れて蔭忘る(あつさわすれてかげわする)」「魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)」などが挙げられます。それぞれの意味について見ていきましょう。

いずれも、苦難の最中に受けた助けや恩を、状況が変わると忘れてしまう、という場面で使われやすい表現です。

ヘルプを出す女性
(c)Adobe Stock

雨晴れて笠を忘る

意味は、困難が過ぎ去ると、その時受けた恩も忘れてしまうということ。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の2つ目の意味と同じですね。雨の間は欠かせない笠も、晴れてしまうと意識しなくなる、という状況をたとえた言い回しです。

暑さ忘れて蔭忘る

これも「雨晴れて笠を忘る」と同じ意味を持つことわざです。暑い時は求めていた物陰の涼しさも、暑さが去れば、そのありがたみを忘れてしまうということ。転じて、与えてもらった恩を忘れるのが早いという意味で使えるでしょう。

同義で「病治りて医師忘る(やまいなおりていしわする)」ということわざもあります。こちらは、病気が治ると治してくれた医師のことを忘れてしまうことから生まれた言葉のようです。

魚を得て筌を忘る

筌(うえ)とは、魚を捕るための道具のことを指します。魚を得てしまうと、その道具である筌は不要になり、忘れてしまう。そこから、目的を達すると、それに役立ったものの功を忘れてしまう、という意味で用いられます。

参考:『デジタル大辞泉』(小学館)

英語表現を解説

最後に「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の英語表現を見ていきましょう。この機会にこちらも覚えてみてくださいね。

Danger past, god forgotten.

直訳すると「危険が去れば神様を忘れる」となりますね。dangerは「危険」、pastは「過ぎる」、godは「神様」、forgottenは「忘れる」を意味します。

困っていてどうしようもない時、私達は神様に助けを求めて祈りますよね。しかし、その困難が過ぎ去れば、神様の存在を忘れてしまうということから生まれたことわざです。

参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」に関するFAQ

ここでは、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の基本的な意味は?

A. 苦しい経験やつらい状況も、時間がたつと当時の苦しさを忘れてしまう人の性質を表すことわざです。

Q2. 恩に関する意味でも使えますか?

A. はい。困っているときに受けた助けや恩義を、状況が好転すると忘れてしまう、という意味でも使われます。

Q3. 日常会話ではどんな場面が適していますか?

A. 自分の失敗談や身近な出来事を振り返る場面など、相手を責めない文脈で使うのが適しています。

最後に

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は、人間の都合よく勝手な性格に対する忠告と捉えることもできますね。困難の有無に関わらず、常日頃から感謝の気持ちを忘れない人になりたいですね。

TOP・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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