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2022.06.01

「貼付」はなんて読む? 意味や使い方、添付との違い、類語などを解説

「貼付」の正しい読み方は「ちょうふ」です。「はりつけ」「はっぷ」ではありません。糊やシールで貼り付けることを「貼付」と言います。今回は、「貼付」の意味や読み方、間違えやすい「添付」との違い、類語・対義語、英語表現などを解説しましょう。

「貼付」の正しい読み方や意味とは?

ビジネスシーンで時折見かける「貼付」という漢字。正しく読めますか? また、「添付」という漢字と意味を混同して覚えている方も多いかもしれません。そこで今回は、「貼付」という漢字を取り上げて、その言葉の意味や添付との違い、類語、英語表現などを解説しましょう。

(c)Shutterstock.com

読み方と意味

「貼付」とは、文字の通り「貼り付けること」。正しい読み方は「ちょうふ」ですが、慣例読みで「てんぷ」ということもあります。しかし、「てんぷ」はビジネスシーンなどで浸透している読み方であり、正式な読み方ではありません。また、「はりつけ」や「はっぷ」という読み方も誤りとなります。

「貼付」の「貼」という文字は、「貼り付ける、くっつける」という意味があります。また、「付」は、「離れないように付着すること」を表します。つまり「貼付」とは、「何かをくっつけ、貼り付けること」を強調した言葉と言えるでしょう。

添付との違いとは

「貼付」と「添付(てんぷ)」の違いがわからない方も多いかもしれません。「添付」とは、「書類などにつけ添えること」。ビジネスメールにファイルなどを添えて送る時によく使われます。「添付」は、あくまでも本体に添えて一緒に送るもの。そのため、糊やテープでくっつけることには使用できないので注意しましょう。

使い方を例文でチェック!

「貼付」と「添付」の違いを理解できましたか? 続いて、「貼付」はどのようなものに貼り付ける時に使用するのか見ていきましょう。

(c)Shutterstock.com

1:履歴書に証明写真を貼付してください。

「貼付」は、糊やテープを使って貼り付ける時に使用します。例えば、紙製や布製のものに何かを直接貼り付けるのをイメージするとわかりやすいでしょう。ただし、「貼付」を使えるのは、ものとものをしっかりとくっつける場合です。クリップを使って資料をまとめたり、メールで画像ファイルを一緒に送る時には使用できないので気をつけましょう。

2:肩こりがひどいので湿布を貼付した。

湿布やパッチ剤を皮膚に貼る時にも、「貼付」を使います。場合によっては、「貼布」と書くこともあります。また、体につける薬にはシート状の湿布以外にもクリームや軟膏がありますね。これは、貼るのではなく塗ってつけるので「塗布(とふ)」と言います。よく似た言葉ですが、薬の付け方によってうまく使い分けましょう。

類語や言い換え表現とは?

「貼付」の類語には、「接着」「固着」「粘着」があります。どれもよく似た言葉ですが、それぞれ何をくっつける場合に使えばいいのでしょうか? 違いに着目してみていきましょう。

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1:接着

「接着」とは、「物と物がぴったりとくっつくこと」。「接着剤」は、まさに物同士をくっつける薬剤ですね。段ボールをガムテープで止めたり、木工用ボンドで木材同士をくっつけるなど、物作りをする時に使われる機会の多い言葉です。

・割れた皿の破片を集めて接着した。

2:固着

「固着(こちゃく)」とは、「他のものにしっかりくっつくこと」。また、「同じところにとどまって、そのままの状態で定着すること」を言います。しっかりとくっついて離れないことから、他のものや相手に対して執着している場合にも用いられます。「固」は、「柔らかいものや液状のものが硬くなること」。「着」は、「行き着くこと」「衣服などを身につけること」という意味です。

・接着剤で棚板を壁に固着させた。

3:粘着

「粘着」とは、「ねばりつくこと」。くっついてなかなか取れず、しつこいといったニュアンスを持つ言葉です。粘着力のあるテープを「粘着テープ」と言いますね。「粘着」は、ものだけでなく、精神的に粘り強いことを「粘着力のあるチームになろう」と表現することもできます。

・糊が指に粘着して離れない。

4:付着

「付着」とは、「物が他のものにくっつくこと」。洋服に塗料が付着したなど、意図せず何かがくっついてしまった場合に使用します。紙と紙同士をくっつけるというよりは、布製と紙製のものなど異なる素材同士がくっついた時に使われることが多いでしょう。

・Tシャツに血液が付着していたので今すぐ調べて欲しい。

対義語とは?

「貼付」の対義語にはどのようなものがあるのでしょうか? 代表的なものを紹介します。

1:乖離

「乖離(かいり)」とは、「そむき離れること。結びつきが離れること」。実験では、データ上の数値と実際の数値に差がある場合に使用します。また、人と人の心のつながりが途絶えてしまった時や、意見が異なる場合などに使われることもあるでしょう。

・政治家と国民の感覚は大きく乖離しているようだ。
・前回のデータと今回のデータでは結果が大きく乖離しているようです。

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2:剥がす

「貼付」のわかりやすい対義語は「剥がす」でしょう。「付着していたものを剥ぎ取る」ことを言うので、まさにくっつけることとは真逆の行為です。くっついているシールを剥がしたり、絆創膏を剥がすなど日常的に馴染みのある言葉ですね。

・電柱に貼ってあるポスターを剥がした。
・いつか化けの皮を剥がしてやる。

英語表現とは?

「貼付」を英語で表現する場合、「paste」が適切です。ビジネスシーンでも「copy and paste」などと言って馴染みのある表現ですね。「paste」は、名詞で「糊、糊状のもの」を指し、動詞としては、「〜を貼り合わせる、糊で貼り付ける」という意味で使用します。「Please paste〜」で「〜を貼付してください」と表現できるため、覚えておくと便利ですよ。

・I pasted a newspaper clipping on my notebook.(ノートに新聞の切り抜きを貼り付けた)
・Please paste the photo on your resume and send it.(履歴書に写真を貼付して送ってください)
・When I was a kid, I loved to paste pictures in photo albums.(子供の頃、アルバムに写真を貼ることが好きだった)

最後に

「貼付」の意味や正しい読み方は理解できましたか? 履歴書などに写真を貼り付けるときは「貼付」。メールにファイルを添えて送る時には「添付」が適切です。正しい漢字の読み方と使い方を覚えて、いざという時に自信を持って使い分けられるようになりましょう!

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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