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2026.02.06

策に溺れて失敗?「策士、策に溺れる」の正しい意味|使い方と似たことわざも解説

「策士、策に溺れる」とは、策略に頼りすぎた結果、かえって失敗することがあるという戒めを表します。この記事では、「策士、策に溺れる」の意味や使い方、例文、似た言葉、よくある疑問と回答を紹介します。

この記事のサマリー

・「策士、策に溺れる」は、策略に頼りすぎて失敗することを意味します。
・類語は「才子才に倒れる」、関連語に「河童の川流れ」などがあります。
・「策士」は明治以降に使われるようになった、比較的新しい言葉です。

「策士、策に溺れる」ということわざには、策をめぐらすのが得意な人ほど、その策に頼りすぎて失敗するという戒めの意味があります。計画を立てることは重要ですが、策が行きすぎると逆効果になることも…。

この記事では、「策士、策に溺れる」の意味や使い方、混同しやすい表現、似たことわざなどをわかりやすく紹介します。ビジネスや日常会話でも活用できる表現なので、正確に理解しておきたいですね。

「策士、策に溺れる」とは失敗を表す言葉

まずは、「策士、策に溺れる」の意味を確認しましょう。

意味と読み方

「策士、策に溺れる」は、「さくし、さくにおぼれる」と読みます。策略に頼りすぎた結果、かえって失敗することがあるという戒めを表しますよ。単に「失敗した」というだけでなく、「策に頼りすぎたことが原因の失敗」を指す点がポイントです。

辞書では次のように説明されています。

策士(さくし)策(さく)に溺(おぼ)れる
策士は、策略に頼りすぎてかえって失敗する。

引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
(c) Adobe Stock

「策士、策に溺れる」はどう使う?

ここからは「策士、策に溺れる」の使い方をチェックしていきましょう。まずは、この言葉を使う際の特徴について紹介します。

使い方の特徴

「策士、策に溺れる」は、計画を立てたこと自体ではなく、策略や手段に頼りすぎた結果、かえって失敗した場面で使うのが中心です。策を重ねすぎて全体が見えなくなったり、小細工が先に立って不信を招いたりして、裏目に出たときなどに用います。

また、策に偏りすぎることへの注意喚起として、「それは策士、策に溺れるになりかねないよ」のように、戒めの言葉として使うこともあるでしょう。

「策士、策に溺れる」の言い回しで多いのは「策士、策に溺れるだ」「策士、策に溺れるというが」「策士、策に溺れるというように」「策士、策に溺れる状態」などでしょう。このような言い回しがあることを把握しておくと日常でも使いやすくなりますよ。

「策士、策に溺れる」の具体的な使い方

「策士、策に溺れる」の具体的な使い方を例文とともに紹介します。会話例もぜひチェックしてください。

例文

・部長に気に入られようと小手先の策を重ねた新人だが、かえってそれが部長の不信を招いたらしい。策士、策に溺れるとはよく言ったものだ

・戦略立案が得意というので任せてみたが、策を盛り込みすぎて運用できない。策士、策に溺れるとはこのことだ

・裏技ばかり探して基本を固めないまま進めた結果、想定が崩れて失敗した。策士、策に溺れると言われても仕方がない

いずれも「策が巧みだったかどうか」ではなく、「策に頼りすぎたことが原因で裏目に出た」点が共通しています。

(c) Adobe Stock

会話で使う

会話例も見ていきましょう。ここでは「策士、策に溺れる」を戒めの言葉として使うパターンを紹介します。姉妹で定期テストについて話しているシーンをイメージしてみてください。

姉「明後日からテストなのに、漫画を読んでいていいの?」
妹「いいの。あの先生は提出物さえしっかり出していたら評価してくれるらしいから。だから、提出物だけはがんばったんだ」
姉「その情報、間違っているよ。『提出物だけで評価するはずがない』って、先生は言っていたけど」
妹「えっ、そうなの?」
姉「小手先の情報に頼って対策を絞りすぎると、かえって裏目に出ることがあるよ。『策士、策に溺れる』みたいになりかねないから、ちゃんと勉強したほうがいいんじゃない?」

学生時代は、効率のいいやり方を探したくなるものです。ただ、策に寄りかかりすぎて前提が崩れると、一気に苦しくなることがあります。手段に偏りすぎないように、という戒めとしてこの言葉を使うと自然です。

「策士、策に溺れる」と似た言葉

ここでは「策士、策に溺れる」と近い意味を持つ言葉や、同じく失敗を扱うことわざを紹介します。

「才子才に倒れる」

自分の才知を過信するあまり、かえって失敗しがちであることを意味するのが「才子才に倒れる」です。読み方は「さいしさいにたおれる」。

才子とは、頭の働きの素早い人や、才能と知恵に長けている人のこと。才は、才知(才能と知恵)を表すと考えてください。自分の才能や知恵を過信してしまうと、失敗しやすくなることを意味します。

「策士、策に溺れる」と近い意味を持つ言葉ですので、類語として覚えておきたいですね。ちなみに、「策士」は明治以降に使われるようになった比較的新しい言葉ですよ。

◎例文
自分には才能があると豪語していた後輩だが、明らかな練習不足であっさりと負けた。才子才に倒れるとはこのことだろう

「河童の川流れ」

「河童の川流れ」とは、泳ぎのうまい河童でも、水に押し流されることがあるという意味。これが転じて、その道の達人であっても、時には失敗することがあることを表します。

「策士、策に溺れる」が策略に頼りすぎることへの戒めであるのに対し、こちらは腕前があっても失敗は起こりうる、という点に重きがあることわざです。

◎例文
完璧主義の先輩なのに、大きな誤りが1つあった。印刷前に気づけて本当によかったが、まさに河童の川流れだ

「猿も木から落ちる」

猿は木登りが上手な生き物ですが、そんな猿でも誤って木から落ちることがあります。これが転じて、その道に秀でた者でも、時には失敗することがあることのたとえとして用いられるようになりました。

策略や才知への過信を戒めるというより、上手な人でも失敗はあるという一般的な教訓を示す点で、「河童の川流れ」と近い言葉です。

◎例文
データがおかしいので調べてみたら、暗算を得意とする人が簡単な計算ミスをしていた。猿も木から落ちるとは、よく言ったものだ

参考:『使い方の分かる 類語例解辞典』(小学館)、『デジタル大辞泉』(小学館)

「策士、策に溺れる」に関するFAQ

ここでは、「策士、策に溺れる」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

(c) Adobe Stock

Q1. 「策士、策に溺れる」とはどんな意味ですか?

A. 策略に頼りすぎた結果、かえって失敗することを戒めることわざです。

Q2. どんな場面で使うと適切ですか?

A. 小細工や策にこだわって失敗した場面や、その危険性を伝えるときに使います。

Q3. 類義語や似たことわざはありますか?

A. 「才子才に倒れる」が挙げられます。

最後に

「策士、策に溺れる」は、策略を立てること自体が悪いのではなく、策に頼りすぎて視野が狭くなったり、手段が目的化したりすると、かえって失敗を招くことがあるという戒めの言葉です。

うまくいっているときほど判断が硬直化しやすいので、目的や状況に立ち返って、手段を見直す姿勢を持ちたいですね。

TOP・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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