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2024.08.06

ブレインストーミングとは|意味や実施目的、やり方などを紹介!

ブレインストーミングは、ビジネスシーンで最近注目されているアイデア発想法の1つです。自由に意見交換をし合うものですが、さまざまなメリットがあるんですよ。今回は、ブレインストーミングについて調べてみました。

ブレインストーミングって?

「ブレインストーミング」は、最近注目されているアイデア発想法ですが、内容を知らない人もいるでしょう。チームなどで自由にアイデアを出し合うブレインストーミングは、ビジネスシーンでも注目されています。

今回はブレインストーミングについて見ていきましょう。まずは意味を紹介します。

(c) Adobe Stock

意味

ブレインストーミングは、ブレーンストーミングともいいます。辞書で調べた意味は以下の通りです。

ブレインストーミング【brainstorming】
米国で開発された集団的思考の技術。自由な雰囲気で、他を批判せずにアイデアを出し合い、最終的に一定の課題によりよい解決を得ようとする方法。ブレスト。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

ブレインストーミングは、アイデアを生み出すための手法の1つです。ビジネスシーンでは、新規事業の立ち上げや、職場の課題解決のためのアイデアを考える場合に用いられています。10人以下のメンバーが集まり、集団で行うことが多いでしょう。

考案者はアメリカの心理学者

ブレインストーミングを考案したのは、アメリカの心理学者オズボーン氏です。アイデアの創出を目的に、集団で討論を行う集団思考法の1つとして考案されました。

ブレインストーミングには、いくつかのルールがあり、参加者はそれを守りながら討論を進めていきます。ルールについては、後述であらためて紹介しましょう。

ブレインストーミングの目的は?

ブレインストーミングは、新たな発想や課題解決のためのアイデア出しなどを目的に行われますが、「自由な雰囲気で、他を批判せずにアイデアを出し合う」というところに大きな魅力があるといえるでしょう。

参加メンバーは平等な立場で発言し合うため、さまざまな視点からの意見が集まります。これが、多様性を生かしたアイデアの創出につながるのです。

(c) Adobe Stock

ディスカッションとは違うの?

「意見を出し合う」というと、ディスカッションをイメージする人もいるでしょう。ブレインストーミングとの違いがわかりにくいかもしれません。

ディスカッションは、討論や議論を意味し、1つの議題に対して参加者同士で意見を出し合い「解決策」を生み出す手法です。

ブレインストーミングも、複数人で集まって討論や議論を行いますが、生み出すのは「アイデア」です。ディスカッションとは目的が異なりますので、注意したいですね。

ディスカッションは方針や解決策を決定することに適していて、ブレインストーミングはアイデア創出に適している手法といえるでしょう。

ブレインストーミングのメリット

ここからはブレインストーミングのメリットを見ていきましょう。

参加者同士の交流が進む

ブレインストーミングでは、その場で出たどのようなアイデアも、肯定的な態度で受け取るというルールがあります。そのため、参加者は安心して自分の意見を発信することができるでしょう。

また、アドバイスやフィードバックが肯定的であることから、参加者の間に信頼関係が生まれやすくなります。ブレインストーミングを通して、参加者同士が信頼関係を深めることができるのは、大きなメリットといえるでしょう。

1人では思いつかないようなアイデアが生まれる

ブレインストーミングは、参加者同士が自由に意見を交換し合います。さまざまな立場の人が、さまざまな視点から発信するため、1人では思いつかないようなアイデアの創出につながるケースが多くあります。これは、意見の対立や否定などが起こりにくいブレインストーミングならではといえるでしょう。

参加者のスキルアップにもなる

ブレインストーミングでは、ファシリテーターや書記などの役割を参加者が担います。話を進めたり、意見をまとめたりしますが、これが参加者のスキルアップにつながるケースも多いです。また、他の参加者のアイデアをじっくりと聞くため、刺激を受けることもあるでしょう。そのことが、参加者それぞれのスキルアップにつながるケースも多く見られます。

ブレインストーミングの注意点

ここからはブレインストーミングを行う上で把握しておくべき注意点を紹介します。

批判はしない! どんなアイデアも受け入れる

上述したように、ブレインストーミングでは、他の人のアイデアに対して批判したり、否定するのはNG。どんなアイデアも受け入れます。また、メンバーの発言に横槍を入れるのは控えましょう。

出されたアイデアを放置しない

ブレインストーミングの場合、出されたアイデアを放置することもしません。ささいと思えるアイデアでもピックアップし、アイデア創出に生かします。また、アイデアは質より量を重視し、質に高さも求めません。これは、たくさんの量のアイデアを出し、組み合わせることで、これまでにないアイデアを生み出すためです。

すぐに結論を出さない

ブレインストーミングは、意見交換が目的です。そのため、現実には実現できないアイデアも、自由に発言してよいとされています。すぐに結論を出さず、アイデアや意見交換を優先するのもブレインストーミングの特徴です。

(c) Adobe Stock

ブレインストーミングのやり方

ここからはブレインストーミングのやり方を見ていきましょう。

1:テーマを決める
まずは、ブレインストーミングの実施目的とテーマを決めます。有意義な時間にするためには、論議が逸れるのを防ぐ必要があります。ブレインストーミングの方向性が定まったら、参加者を集めましょう。

2:ルールの共有
参加者にルールの共有をします。他人から出る意見を否定しないことや、どんなアイデアも受け入れることなどをきちんと説明してください。

3:役割を決める
ブレインストーミングを行う上での役割を決めます。ファシリテーター(進行役)と書記(ホワイトボードなどにアイデアを書き出す)を選出しましょう。

4:アイデア出しをスタート
役割が決まったら、ホワイトボードなどにテーマと目的を書き出し、アイデア出しをスタートします。このとき、制限時間を設けるといいですね。一般的には、30分程度とすることが多いでしょう。

5:アイデアをまとめる
最後は、出たアイデアをまとめます。これを、企画書に落とし込むところまで行いましょう。アイデアを掛け合わせたり、アイデアを整理しながら掘り下げることで、より革新的なアイデア創出につなげることができます。

最後に

ブレインストーミングについて紹介しました。ブレインストーミングは、気軽に行えるのもメリットですね。ブレインストーミングを活用して、あなたのチームやプロジェクトに新たなアイデアを生み出しましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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