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2024.07.01

「立っている者は親でも使え」の正しい意味とは|使い方や由来について解説

忙しくて仕方ない時、「立っている者は親でも使え」ということわざを聞いたことがあるかもしれません。古くから伝わることわざですが、なぜ、親という字をわざわざ使っているのでしょうか。また、目上の人に使うと失礼になってしまうのでしょうか。
この記事では、「立っている者は親でも使え」の正しい意味や使い方、英語表現を例文をまじえて詳しく解説します。

ライター コマツマヨ

「立っている者は親でも使え」の意味と由来

まずは、「立っているものは親でも使え」の詳しい意味と、この言葉が使われるようになった由来をみていきましょう。

意味

「立っている者は親でも使え」とは、急ぎの用事がある際は「手が空いている人は誰でも役に立つから、たとえそれが目上の人であっても遠慮せずに働いてもらおう」という意味です。

なぜ「親」を使うの?

「親」とは尊敬の対象であり、「子」の方が上から目線でものを言いつけることは、もってのほかです。しかし、このことわざではあえて「親」という言葉を使うことで、状況の緊急性や切迫感を強調しています。

「親」という最も身近で敬うべき存在でさえも、状況によっては遠慮なく頼らなければならない、という極端なたとえを用いることで、「誰であっても、手が空いているなら協力してほしい」というメッセージを強く伝えているのです。

また、「親」という言葉には、「目上の人」や「権威のある人」といった意味合いも含まれます。日本らしいユーモアを込めつつ、格上の人や権威に対して若干のからかいを向ける意味も含まれているのかもしれません。

仲の良い母と娘
(c)Adobe Stock

由来

「立っている者は親でも使え」のはっきりとした由来はわかりませんが、昔の農村社会に由来すると考えられています。農繁期には人手が足りなくなるため、老若男女、たとえ親であっても、働ける人は誰でも田畑に出て手伝った、ということからことわざとして自然と定着したとする説が現在では主流です。

「立っている者は親でも使え」の例文

ここでは「立っている者は親でも使え」の例文を通して、どのようなシチュエーションで使う言葉なのかをみていきましょう。

例文

・「人手が足りないから、立っている者は親でも使って、この仕事を終わらせよう!」

・「引っ越しを手伝ってくれる人が少なくて困っていたけど、近所のおじさんが『立っている者は親でも使え』と言って手伝ってくれた」

・「そこの書類を取ってくれない?『立ってる者は親でも使え』っていうだろう?」

このように、「立っている者は親でも使え」は忙しくて手を借りる側だけでなく、手を貸す側もユーモアの1つとして使うことわざです。

「立っている者は親でも使え」の類語

「立っている者は親でも使え」と同じ意味をもつ慣用句を2つ紹介します。

類語1

「猫の手も借りたい」

非常に忙しい状況を表すことわざです。猫の手は小さくて役に立たないことのたとえですが、それさえも借りたいほど忙しい、つまり、どんな些細な手助けでも欲しいほど切羽詰まっている状況を表しています。

猫の手
(c)Adobe Stock

類語2

「居仏が立仏を使う」(いぼとけがたちぼとけをつかう)

自分でできることまで、人に手伝わせることを例えたことわざです。自分で動くことが面倒で、立っている人を都合よく使う状況を表しています。

「立っている者は親でも使え」の対義語

「立っている者は親でも使え」と反対の意味をもつ慣用句を紹介します。

対義語1

「自分の尻は自分で拭け」

他人に頼らず自分のことは自分で処理しなさい、という意味。困難な状況や失敗に直面した際に、安易に他人のせいにしたり、助けを求めたりするのではなく、自らの力で立ち上がり、問題に向き合うことの大切さを強調しています。

対義語2

「身を粉にして働く」

このことわざは、文字通り、体が粉々になるまで働くという極端な表現を用いることで、並々ならぬ努力や献身的な姿勢を表しています。仕事や目標達成への熱意を示す際に用いられるほか、誰かのために自分を犠牲にする覚悟を表す際にも使われる言葉です。

英語に「立っている者は親でも使え」に似たことわざはある?

英語には「All hands on deck」という慣用句があります。これは古くは船乗りの間で使われていた言葉で、直訳すると「全員が甲板に出て、力を合わせて働こう」という意味です。

皆で手を重ね一致団結するイメージ
(c)Adobe Stock

緊急事態や人手不足の際に使われ、「立っている者は親でも使え」のように、状況によっては地位や年齢に関係なく全員が協力する必要があることを伝えています。

他には、「Many hands make light work」も同じような意味をもちます。直訳すると「多くの手が仕事を軽くする」という意味です。つまり協力することの大切さを強調しており、「立っている者は親でも使え」と根本的な意味は共通しています。

まとめ

「立っている者は親でも使え」は、忙しい時や緊急時には、立場や年齢に関係なく、周りの人に協力を求めることの大切さを教えてくれることわざです。しかし、現代では、目上の人に対して使うのは失礼にあたる可能性があるため、使う場面には注意してください。

一方、ことわざの根底にある「みんなで力を合わせよう」というメッセージは今も昔も変わらず、私たちが大切にすべきものです。ぜひ、この機会に「立っている者は親でも使え」という言葉を覚えて、状況に応じて適切に使いこなしましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

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