「ギャルマインド」とは
「ギャルマインド」とは、見た目がギャルになるわけではなく、ギャルのような性格を身につける精神的な表現方法。具体的に言うと、前向きで揺るがない信念を持っていたり、周りの評価を気にして流されることなく、自分らしさを大切にして感性や直感を信じて突き進むことなどが定義と言われています。
「ギャルマインド」がある人の特徴とは
では、実際に「ギャルマインド」に当てはまる人の特徴についてピックアップしてみました。気づかぬうちに「自分もギャルマインドだった!」なんて人もいるかもしれませんね。
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
ポジティブ思考
「言葉が人を作る」という言葉があるように、「前向きな人」は「前向きな言葉」を使っています。普段の自分の口癖を見直して、ネガティブな発言が多い人はポジティブな言葉を使ってみると◎。「前向きな言葉」の影響を受けて、自然と自分の気持ちが明るくなるかもしれません。
「くよくよしない」(30代・秋田県)
「ポジティブ」(20代・大阪府)
「今を楽しんでる」(20代・岡山県)
「前向きで自分にも他人にも肯定的」(30代・兵庫県)
「切り替えが早い人」(20代・愛知県)
「良い意味で深く考えずにポジティブ思考」(20代・埼玉県)
「全てにおいてポジティブ」(20代・埼玉県)
社交的
「ギャルマインド」の人は、人と話すことが好きという印象を持つ人は多いよう。知識が豊富で、話題に事欠かないので、コミュニケーション能力がとても高いといえるでしょう。また、ノリが良くフットワークが軽いので、誘う側も安心して声をかけることができます。
「人付き合いが上手い。明るい」(30代・神奈川県)
「太陽のよう」(30代・富山県)
「明るくて誰とでも仲良くなれる。強気」(30代・大分県)
「明るく社交的」(20代・東京都)
「陽キャ。人と話すのが好き」(30代・千葉県)
「人が好きで誰とでも仲良くなれる」(30代・鹿児島県)
深く考えすぎない
人は他人と自分を比較して、つい自分の劣っているところに目を向けがちです。深く考えすぎたり、周りの人と比べるよりも、まず自分自身がどうしたいか、に目を向けることから始めてみましょう。自分の夢や目標に集中することで、むやみに他人と比べて落ち込むことも少なくなるはずです。
「良い意味のテキトー人間」(30代・三重県)
「細かいことを気にしないこと」(20代・神奈川県)
「楽観的」(20代・徳島県)
「小さなことは気にしない」(30代・神奈川県)
「周りの批判的な意見を気にしない」(20代・島根県)
「自分の興味の範囲外の人の言うことをまったく気にしない」(30代・愛知県)
「なんでも真に受けたりしない」(30代・埼玉県)
自分を持っている
自分軸がある人は、人の評価は気にせず自分の気持ちに素直に生きることができる人。みんなとの時間を楽しみつつも、ひとりの時間もしっかり謳歌して、充実した毎日を過ごせるのです。環境や強い言葉に流されない自信って、なかなか養えないものですよね。
「気が強い」(30代・埼玉県)
「自分を持っている。かなり強気。群れを生している」(30代・兵庫県
「はっきりものを言う人。周りを気にしない人。自信に満ちている人」(30代・愛知県)
「強く信念がある」(20代・北海道)
「自分の意見を持っている」(30代・茨城県)
「メンタルが強い。思ったことを自分の内で反芻せずそのまま口にする」(30代・大阪府)
「何を言われても自分を貫く」(30代・大阪府)
「自分の欲望に忠実」(30代・茨城県)
好きなことを貫き通す
多様性の時代を象徴するかのように、自分が好きなことを楽しんでいます。その人ならではの個性が活かされていますよね。逆に、我が道を行くというように感じられる場合もあるよう。
「髪色、ネイルなど、好きなことを気にせず楽しむ」(30代・静岡県)
「金髪パーマ。なんでも楽しむ」(20代・長崎県)
「何を言われても好きなものは好き」(30代・千葉県)
礼儀正しい
ギャルはタメ口が多いという印象もあるかもしれませんが、最近ではそんなこともなく、礼儀正しいギャルも多いのです。それは、ギャル内でのコミュニティで、上下関係をしっかり学んでいることが理由のひとつ。しっかりとした会話をしないといけないときには、きちんと礼儀正しい一面も。
「根は優しいし、礼儀正しい」(30代・東京都)
「マナーを守る」(20代・岩手県)
「意外と人前では丁寧な言葉遣いが出来る」(30代・滋賀県)
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「ギャルマインド」がある人とのエピソードをご紹介
身近に「ギャルマインド」の人がいると、いつもの毎日が少し刺激的に感じるようになるかもしれません。つづいては、「ギャルマインド」の人との過ごした際に感じた感想やエピソードを紹介していきます。
楽しめる天才
最初は興味がないことだったとしてもその場に順応し、すべてを自分色に染めて心から楽しむことができるのがギャルの良いところ。「ギャルマインドの恋人・友人とならどこで何をしても楽しいので、ずっと一緒に居たいと思えます」という意見も寄せられていました。
「ギャルの友達いるけど小さいことで悩まない、なんでも楽しむ」(20代・長崎県)
「一緒にフェスに行ったらめちゃくちゃ楽しかった」(30代・兵庫県)
努力している
自分で自分のことを褒めてあげることができるのも「ギャルマインド」の特徴です。「今日は15分長く頑張れた、えらい!」「いつもより難しい問題にチャレンジして解けた、すごい!」など、ちょっとしたことで自分の努力をしっかりと評価してあげることで、「次も頑張ろう」と思え、努力が続きやすい環境になります。
「大人になり視野が広がると、ギャルも努力の積み重ねなんだとわかった。意味尊敬できる部分もあるなと気づいた」(30代・兵庫県)
「職場にいたギャルマインドの人は、お金はないけど美容や服、アクセサリーにはお金を惜しまない。食費をうかすために休日はずっと彼氏といた。私や周りにも、もっと見た目に気遣うように口うるさく言っていた」(30代・愛知県)
優しい
分け隔てなくみんな仲良く! がギャルのモットーでもあります。フレンドリーな性格なので、普段関わりがない人に対しても自分から積極的に交流を深めに行くので、そんな優しさに救われたという人も多いのではないでしょうか。
「学生時代、ほとんど話したことがなかったにも関わらずとてもフレンドリーに話しかけてくれて、その子はみんなに等しく同じ態度だった」(30代・大阪府)
「恋愛や仕事て落ち込んだとき、親身に話聞いてくれて励ましてもらった」(20代・千葉県)
堂々としている
いつも堂々としていることで、周りの人から魅力的に思ってもらいやすいです。トラブルにもしっかり対応できる頼りがいがある人だという印象になるため、仕事での信頼を得られたり私生活でモテたりします。はじめてあった人にもポジティブな印象を与えられるうえに、周囲の人から一目置かれる存在になります。
「自分に自信があり、何か言われても曲げない印象が強い」(30代・兵庫県)
「先生に注意されても無視して短いスカートをはいている」(30代・大阪府)
「当時のギャルの方は、お腹を冷やしても、生脚の短スカートを貫く精神は、強いこだわりを感じました」(20代・兵庫県)
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「ギャルマインド」を身につけるには
自分にとってプラスになることが多いのならば、「ギャルマインド」を身につけたいと感じる人もいるのではないでしょうか。では、「ギャルマインド」を身につけるために心得たいポイント4選をチェックしてみましょう。
常に前向きな考え
意識的にポジティブな考え方をするように心がけましょう。最初から前向きな考え方をすることで、余計な心配事も減りますし、強く意識することは実際に叶いやすくもなると聞きます。最初からすべてをポジティブに考えるのは難しいので、少しずつでも気持ちを良い方向に持っていけるといいですね。
「ポジティブに生きる」(20代・広島県)
「ポジティブに難しく考えない。他人に期待しすぎない」(30代・兵庫県)
「普段よりもっと楽観的になる」(30代・愛知県)
「考えの転換」(30代・富山県)
「あまりくよくよせず、気持ちを切り替える」(30代・秋田県)
「考え込んでもあまり意味がないことを自覚する」(20代・埼玉県)
「マイナス思考に陥らないこと。大抵のことは失敗しても命までは取られないと考え、積極的になること」(30代・大阪府)
自己肯定感を高める
「ギャルマインド」を高めるには、「自己肯定感」の高さも重要。自分の意見をしっかりと伝えることができるのがひとつの特徴なのです。また、自分だけでなく相手の意見も受け入れたり、尊重したりすることができるため、話し合いをスムーズに進めるためには、「自己肯定感」が必要となってくるのです。
「自己肯定感を高める」(20代・東京都)
「自信を持つ」(20代・山口県)
「自分に自信を持つ、自分を信じる」(30代・静岡県)
「自分はできる! 可愛い! と思う。自分に自信を持つ」(30代・兵庫県)
人との関わりを増やす
自分の周りの人に興味を持つことも肝心です。相手の興味のありそうなこと、気になること、教えて欲しいことなどを話題に、積極的に話しかけてみましょう。「笑顔」もついてくれば、きっと相手も心を開いて返してくれるでしょう。
「色々な人と交わる」(30代・埼玉県)
「人に優しくする」(30代・東京都)
「積極的に人と話すこと」(20代・東京都)
「そういう人種を友達につける」(30代・兵庫県)
「ギャルだと思う人と友達になる」(20代・愛知県)
自分の好きなことを楽しむ
自分の知らない世界に飛び込むのは、普通の人でも勇気がいることです。ですが、「楽しそうだな」と感じることや気になることがあるのならば、自分から一歩踏み出してみましょう。一回踏み込んでしまえば、意外とハードルが高くないことに気が付くと思います。人生は一度きり、自分の「好き」を大切にして後悔のないように。
「なんでも楽しむこと」(20代・長崎県)
「自分のしたいことを大切にする」(30代・大阪府)
「好きなものに一途で、いつでも楽しそうにしている」(20代・兵庫県)
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最後に
昨今ではSNSの普及により、誰もが憧れるキラキラ輝く世界観と自分の日常を比較して、落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。そんな時代だからこそ、自分を救ってくれるのが「ギャルマインド」。誰かと比較することはやめて、「好きなことを心から楽しめる私が大好き」「それぞれが良いと思ったものが正解だし、不正解なんてないんだよ」と寛大な心で全てを受け入れられると、心がすごく楽になりますよ。
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