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BEAUTY

2024.09.07

心のデトックスとは【100人に聞いた】必要な人や理由・デトックス方法まで

「心のデトックス」を取り入れたいと思ったことはありますか? まだ、という人は幸せなのかも知れません。多くの人が悩む「心のデトックス」について、今回は100人の女性にリサーチをして、紐解いて行きましょう。

デトックスとは

「心のデトックス」はよく聞く言葉ですが、実際はどんなことを指すのでしょうか?

そもそも本来のデトックス「Detox」とは、解毒を意味するDetoxification」の略語となり、体内に溜まった毒素を取り除くことを意味します。

その毒素を取り除くために、よく食べ物や飲み物が活用されますよね。特定の食べ物や飲み物が、疲労回復を促進してくれたり、お通じが良くなることで体調も良くなるというような効果があります。

それらと同じように、「心のデトックス」とは、自分の好きなことや興味があることに取り組んで、意識的に心身の状態をクリアにすることを言います。

心のデトックスが必要な人は?

落ち込む女性
(c)Adobe Stock

デトックスについてわかったところで、「心のデトックスが必要」と感じている人は多いですよね。そこで実際にどんな人が必要と感じられるのか聞きました。

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

【1】余裕がない

心がパンパンで気持ちに余裕がない人は、ほっと息がつける隙間を作ってあげることが大切。大きく息が吸えるようになると、ポジティブな要素が体に飛び込んでくるはず。

「いっぱいいっぱいで、生きるのがつらい人」(30代・茨城県)
「ストレスが溜まっていてうまく発散できない人」(20代・滋賀県)
「ゆとりのない人」(30代・東京都)
「疲れて余裕がない」(30代・神奈川県)
「焦りや不安のある人」(30代・滋賀県)

【2】溜め込む

いいことを溜めていく人はいいですが、時には、疲れてしまったり、ストレスに感じることを上手に発散することができずに、心の奥底に溜め込んでしまうという人は多いですですよね。そんな人はデトックスをして溜め込んだ負のエネルギーを外に出してあげたいもの。

「なんでも溜め込んでしまう人」(30代・神奈川県)
「我慢している人」(30代・東京都)
「日頃から自分の感情ややりたいことを押し殺して、周囲のために行動してる人 (20代・東京都)
「発散させずに貯めこむ人」(20代・神奈川県)
「考えすぎる人」(30代・山形県)
「物事をうじうじ考え込みやすい人」(30代・長崎県)

【3】忙しい

日々を振り返る余裕もないほど多忙を極めてしまうと、自分が今やりたいことに気づいてあげることもできなくなってしまいますよね。自分の中ではパワーに満ち溢れているような感覚に陥ってしまいそうですが、そんなときこそ、脳をふっと解きほぐしてあげることが必要。

「マルチタスクをこなす人、考えすぎる人」(20代・兵庫県)
「忙しい人、悩んでる人」(30代・栃木県)
「仕事が忙しくて自分の時間がない人」(30代・東京都)
「働き詰めの人」(20代・神奈川県)
「精神的に追い込まれてる人」(30代・北海道)

【4】人間関係が上手くいっていない

周囲の人との付き合いは、人それぞれ心のありようもあるので、うまく行ってるときには、自分を助けてもらえるものだし、励ましてもらえることもたくさんあるはず。でも、ひとたびそのバランスが崩れてしまうと、自分の足元が不安定になってしまうような感覚になってしまうことも。絡まってしまったような関係性や、長年の付き合いがプツッと断たれてしまったような時には、ゆっくりと脳をデトックスさせることで、次へ向かうパワーをチャージしたいもの。

「相手の考えや行動に疲れている人、モヤモヤしてる人、悩んでいる人は絶対に必要」(30代・徳島県)
「長年付き合って振られた方ですかね」(30代・大阪府)
「人を信じられない」(30代・広島県)
「言葉の裏を読み取ろうとしてしまう人」(20代・東京都)

【5】感情的になっている

物事がうまく行っていなかったり、思い通りにならない時には、自分に負荷がかかっているなと実感する場面でもあるのでは。それを自分の中で消化するのもつらいですが、もっと困るのがつい周りの人に当たってしまったり口に出してしまうこと。どんなにつらくても、良くない形で周囲の人を巻き込むのは避けたいですよね。一度上手にデトックスして、体に溜まった毒素を排出してしまうのが良さそうです。

「イラ立った状態で周りの人を簡単に傷つけたり、その傷つけたことに対してなんとも思えなくなったりするくらい疲れている人」(20代・埼玉県)
「怒りっぽい人」(30代・神奈川県)
「他人に対して攻撃的になっている人。心が疲れている証拠だと思うので」 (30代・京都府)
「悪口を言う人」(30代・京都府)

心のデトックスが必要になるほどのストレス原因は?

残業
(c)Adobe Stock

心のデトックスが必要な状態をいくつか挙げてもらいましたが、そこに至るまでにならないのがベストですよね。そこで、元凶となってしまうストレスの原因を教えてもらいました。予防すべきポイントはこちらにあるはず。

【1】仕事

1日の大半を費やすとも言える仕事場。仕事内容に納得がいかない状況では大きなストレスになるし、また仕事の際のパワーバランスも自分で調整できるものでもないので、フラストレーションが溜まってしまうもの。また、期間限定とはいえ、就職活動にストレスを感じるのはきっと誰しも経験があることでは。最近では減ってきているとはいうものの、やはり転勤族の辛さは何にも変え難いよう。仕事内容にとどまらず、人間関係から、家族の環境の変化などケアしなえればいけないことが多いですよね。

「仕事。上司の理不尽」(30代・東京都)
「仕事がつらい」(30代・東京都)
「仕事の内容」(20代・東京都)
「就活」(20代・兵庫県)
「転勤族で生活してること」(30代・熊本県)

【2】人間関係

人間関係はストレスの大きな原因と言えますよね。また、自分ひとりでなんとかできるものでもないのがつらいところ。人それぞれに価値観はあるので、違いをすり合わせていくことや、考えを受け止めてもらうのにはパワーも必要。話が合わないならそれでいいや、と思える関係ならラクですが、避けて通るのは難しいことの方が多いですよね。また、恋愛関係もしかり。話が盛り上がるような人を好きになりたいけれども見つけるのは至難のワザ。

「価値観の違い」(20代・群馬県)
「相手が私に無神経なことが多かったり、私の考えを受け止めないので、対処に困る」(30代・徳島県)
「共感できないことを共感するために考えること」(30代・京都府)
「恋愛関連。いい人に出会えない」(30代・滋賀県)
「話の通じない人との会話」(30代・東京都)

【3】家族

いちばん近い存在だからこそ、幸せに暮らしたいものの、距離が近すぎるからこそ起こるトラブルも。まだ結婚前であれば、兄弟も含めた家族不和の問題もあるし、またライフステージが上がって夫との生活スタイルの違いが顕在化することも。わかりやすいのは育児の分担ですよね。この時期の女性のストレスはMAXと言っていいはず。さらに子どもが成長すると、思春期や反抗期に突入し、親の言うことを聞かないなんていうことも。せっかく頑張って子育てしたのに、と自分の家族ながら脱力感に襲われてしまいそうです。

「夫が頼りにならない」(30代・東京都)
「家族、ペットの世話」(30代・石川県)
「親と弟」(30代・秋田県)
「夫の心無い行動」(20代・東京都)
「家庭内不和 (20代・静岡県)
「子育ての大変さ」(20代・広島県)
「子どもが言うことを聞かない」(30代・栃木県)

【4】体調

体調についてストレスを抱えている人は多いようで、その理由は多岐にわたることもよくわかります。自分の中でも、更年期などのホルモンの変化を受けやすくなり、不定愁訴のような症状が増えがちに。また、妊活がうまくいかないという妊娠適齢期だからこその悩みも。なかなか人に話しにくい問題だからこそ、ストレスとして抱えてしまいがち。また、小さい子どもを育てている女性の悩みとして顕在化しにくいのは子どもの発達障害。今では珍しいものではなく、対処の方法もさまざまですが、ひとりで抱え込む母親が多いのは事実ですね。

「女性ホルモン」(20代・兵庫県)
「体の不調。子どもが欲しいがなかなかできないということ」(30代・東京都)
「疲れ」(20代・大分県)
「睡眠時間が足りないこと」(30代・和歌山県)
「子どもの発達障害」(30代・兵庫県)

【5】思った通りにならない

人生はある程度、自分の中で筋道を通して計画立てているものですよね。その中でも、行き当たりばったりを楽しむ人にとってはある程度許容範囲ですが、少しでも計画から外れるとストレスを感じてしまう人も。また自分が頑張ったことに対して、思う以上の賛辞を得られなかったり、人からしたら些細なことをいつまでも気にしてしまうなども自分の思い通りにならないことのひとつのストレスと言えますよね。

「完璧主義なので、自分の計画通りにならないとイライラする」(30代・千葉県)
「嫌な出来事を思い出したとき」(20代・愛媛県)
「些細なことを気に病む」(30代・山口県)
「どうなるか分からない将来の不安」(20代・岐阜県)
「承認欲求が満たされない」(30代・広島県)

おすすめの心のデトックス方法をご紹介

眠る女性
(c)Adobe Stock

ストレスの原因が見えてきたところで、おすすめのデトックス方法をみんなに聞きました。気軽に取り組めることから、友人に頼ったり、人を巻き込むことによって自分を解放することができるものまでさまざまです。

【1】好きなことをする

まず、いちばんに必要なのは、自分がやりたいと思っていることを心のままに体験すること。鬱々とした気持ちを発散したいのであれば、カラオケやゲーム、バラエティー番組やお笑いを見て、お腹の底から笑うのもおすすめ。また、ランニングなどの運動や旅行など外に出て、友達同士で楽しめるものだと、非日常的な体験に心踊るはず。外に出るまでの元気すら湧かないなんていう人もいますよね。その場合には、癒される香りやぬいぐるみ、ボーッとできる自分だけの空間で、大好きな映画や音楽鑑賞、読書をするのもおすすめ。自分のために時間を使うことができた、という満足感は何ものにも変えがたいはず。

「カラオケ」(30代・三重県)
「ゲーム」(20代・福岡県)
「ドラマや映画」(30代・愛知県)
「大きなぬいぐるみを買う」(20代・神奈川県)
「好きなアニメやバラエティー番組を見る」(30代・広島県)
「温泉」(30代・愛知県)
「ラベンダーオイルをかぐ」(20代・兵庫県)
「読書」(30代・千葉県)
「ひとりでぼーっと好きなことをする」(20代・静岡県)
「趣味(ガーデニングや絵を描く)に没頭する」(30代・京都府)
「のんびりお風呂に入る」(20代・東京都)
「旅行、遊び、ショッピング」(30代・兵庫県)
「音楽やTVを見る」(30代・三重県)
「ランニングをする」(30代・青森県)
「運動すること」(30代・熊本県)

【2】休む

ストレスを受けた心を癒すのはやはり休むこと。それには上質な睡眠をとることが必要。好きな食事を満足いくまで食べたら、幸せな気持ちで寝ることができますよね。また、寝だめはあまり良くないとも言いますが、デトックスするためには必要。悪い気が抜けていくのを実感できるはず。それで気持ちがリセットされるなら安上がりというもの。時間の余裕がある場合には、単なる睡眠だけではなく、命の休息へ旅に行くのもおすすめ。何にも邪魔されないゆったりとした時間を過ごすことができれば、余裕のある自分に生まれ変われそう

「たくさん食べて寝る」(30代・神奈川県)
「とにかく睡眠」(20代・東京都)
「寝まくる!」(30代・東京都)
「寝たら大抵翌日にはリセットされる」(30代・東京都)
「休暇を取る」(30代・福岡県)

【3】推し活

最近では推し活をする人も多く、イライラしたり落ち込んだ時にさっと頼りたいのが推しのフォトブック。どんな大変なことがあったのか話しかけたら、ストレスも半減しているはず。そして、ひたすら歌を聴いたり、DVDや動画に没頭するのが幸せなひととき。しっかりエネルギーチャージされることで明日からも頑張ろうと思えますよね。また、休日に聖地巡礼をするのも楽しく、話の合う新しい友達が見つかるなんてこともあるかも。

「推しの小物を作ること」(30代・東京都)
「推しの摂取」(20代・鹿児島県)
「推しの動画を見る、スキンケアやメイクを丁寧にする」(20代・宮城県)
「推しをテレビやYouTubeで見る」(20代・広島県)
「私は好きなアーティストの曲を聴く」(30代・大阪府)

【4】食べる・飲む

人間の欲求を満たすいちばんはやっぱり好きな食べ物や飲み物。いつもは食べられないちょっと贅沢なスイーツをお腹いっぱい食べたり、食べられるものならなんでも持ってこーい! とやけ食いするのもありですよね。ちょっとセルフネグレクトに近い行為ではありますが、幸福感を感じられ、交感神経からリラックスできる副交感神経が優位になっていると言われるよう。普段はお酒はあまり飲まないという人も、こんなに日にはちょっと口にしたい、ということもありますよね。自分のやりたいことをした! という感覚はリラックス効果にもつながります。たまにはこんな息抜きも必要ですね。

「お菓子爆食い」(30代・埼玉県)
「好きなものを食べる」(20代・愛知県)
「美味しいものを食べる・飲む」(20代・東京都)
「お酒を飲む」(30代・東京都)

【5】信頼できる人と過ごす

ストレス感じて疲れてしまっているようなときには、いつもと違う人や仕事上で出会う人だとつい警戒心を抱いてしまうこともありますよね。そんなときには、自分の緊張の糸をほぐしてくれるような信頼できる人との時間が何より重要。家族や兄弟はもちろん、ペットであれば、いつもの穏やかな家に帰れたということだけでもデトックス効果がありますよね。また友人などの知人であれば、事情を知っていることもあるかも知れず、さりげなく相談しながら解決策を導いてくれる、なんていう効果もあるかもしれません。いずれにしても、自分が何を話しても受け入れてくれる人、というのがキーパーソンですね。

「家族とのんびり」(30代・東京都)
「大切な人と会う。話す」(20代・群馬県)
「同じ幼稚園に通っている仲良しのママさんとお話すること」(30代・京都府)
「妹と遊ぶ」(30代・埼玉県)
「自分の母親や友人と話す」(20代・東京都)
「ペットと戯れる」(20代・兵庫県)

最後に

「心のデトックス」とはよく言いますが、実は、必要としていない人の方が少ないかもと思えるくらい、悩んでいる人は多そうでしたね。デトックスとは、ただただ癒されるのではなく、その原因となる毒素を外へ出してしまいましょうということなので、しっかり取り組むことで何度も悩まされることは少なくなるはず。今度こそ、デトックスするんだ、という強い意思も必要かもしれません。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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