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2024.07.05

知っておきたいレジュメとは|ビジネスシーンでの使い方を紹介!

「レジュメ」は、研究や講演、会議などの内容を要約したもののこと。ビジネスシーンでは、会議やプレゼン、就職活動などで用いられています。今回は「レジュメ」について、意味やビジネスシーンでの使い方を紹介します。

「レジュメ」とは

「レジュメ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、ビジネスシーンでも多用されているのをご存じですか? 今回はビジネスシーンのレジュメについて意味や似ている言葉などを紹介します。後半では、就職活動で活用するレジュメの作成について触れますので、ぜひチェックしてください。

まずは、レジュメの意味を見ていきましょう。

意味

レジュメ【(フランス)résumé】
《「レジメ」とも》要約。摘要。研究報告・講演・演説などで、その内容を手みじかにまとめて記したもの。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用


レジュメの語源は、フランス語。文章を要約した資料を指すことが多いですが、ビジネスシーンでは、履歴書や職務経歴書を指すこともあります。また、研究の分野や教育機関においては、論文やゼミ発表の内容を要約した資料を表します。

レジュメが何を指すのかは、会話の流れや前後の文脈で判断するとよさそうです。

(c) Adobe Stock

「レジュメ」を作成する目的は?

レジュメを作成するのは、その事柄に関する要点や必要事項などを、わかりやすくするためです。レジュメを作成することで、会議などにかかる時間を短縮できる、内容を短時間で把握することができる、情報や内容を周知しやすくするなどのメリットが生じます。

また、レジュメを作成することで、文献などの内容に対する理解も深められるでしょう。

「レジュメ」と似ている言葉

「レジュメ」と似ているのが「アジェンダ」です。「アジェンダ」の意味を見ていきましょう。

「アジェンダ」

予定表や議事日程、行動計画という意味を持つのが「アジェンダ」です。英語の「agenda」が由来のカタカナ語で、ビジネスシーンでは、会議などのタイムスケジュールを明記した進行表や、会議で話し合う議題を指します。

会議などを効率的に進める役割を持ち、会議前に配布されることが多いという点が共通するため、レジュメと同じような意味合いで使う人もいるでしょう。

レジュメとの違いをあげると、「アジェンダ」には、会議の流れやタイムスケジュールが入りますが、レジュメには記載されないことがほとんどです。また、大きな規模のプレゼンなどでは、レジュメとアジェンダを別々に用意することがあります。

ビジネスシーンでの「レジュメ」:会議やプレゼン

ここからは、ビジネスシーンのレジュメについて、さまざまなことを紹介します。まずは、ビジネスシーンにおけるレジュメの使い方を見ていきましょう。

会議やプレゼンのレジュメ

ビジネスシーンで多いのは、会議やプレゼンの資料としてレジュメを用いること。会議などをスムーズに進めるため、内容を要約し、伝えるべき情報を過不足なくレジュメに記載します。

会議などで用いるレジュメには、次の事柄を記載します。

・タイトルもしくは議題
・作成者の氏名、所属部署
・会議などの開催日時、場所
・出席者(必要があれば)
・検討テーマ
・検討内容
・付属資料
・次回の開催日時と場所(必要があれば) など

顧客向けにレジュメを配付する場合は、レイアウトやデザインにも気を配るようにしたいですね。

ビジネスシーンでの「レジュメ」:就職活動

就職活動で使うレジュメとは、履歴書や職務経歴書のこと。外資系企業の採用では、レジュメと表すことが多いでしょう。

(c) Adobe Stock

就職活動のレジュメ

就職活動のレジュメに記載するのは、次の情報です。

・氏名、生年月日、住所、連絡先など
・学歴
・経歴
・保有スキルや資格
・自己PR
・志望動機
・希望条件
・通勤にかかる時間 など

応募先から指定された上記以外の情報があれば、忘れずに記載しましょう。

フォーマットや用紙サイズは

就職活動で使うレジュメのフォーマットや用紙サイズは、応募先から指定されることが多いでしょう。あるいは、独自フォーマットに入力というケースもあります。

指定がない場合は、文具店などで販売している履歴書や職務経歴書を使うとか、ネット上にあるフォーマットを使うなどして用意するという方法もあります。自作の場合は、A4サイズ1〜2枚を想定するといいでしょう。

なお、ネット上にあるテンプレートや、市販の履歴書や職務経歴書は「転職者用」「新卒者用」「パート・アルバイト用」に分かれています。それぞれ記載する内容が異なりますので、自分に適したものを選ぶようにしてください。

転職活動のレジュメ、ポイントは

転職活動で必要になるレジュメの作成ポイントを紹介します。次のことを意識して、レジュメを作成してみてくださいね。

(c) Adobe Stock

必ずやるのは、キャリアの棚卸し

転職の場合、これまでの実績や成果などについて聞かれることが多くあります。取り組んでいた仕事内容や役割、成果などを所属企業や時期ごとに書き出し、まとめておきましょう。これを「キャリアの棚卸し」といいます。

また、仕事をする上で大切にしていたことや、評価されたこと、仕事に対するこだわりなども言語化するといいですね。面接で聞かれることがあるので、明確にしておきましょう。キャリアの棚卸しで明らかになったことを、自己PRや志望動機につなげるのもおすすめです。

職務要約や実績には数値を入れる

職務要約や実績を書く際は、数字を入れることを意識しましょう。たとえば、営業職であれば「売上高:〇〇千万円」「新規獲得顧客数:〇〇人」のように、具体的な数字を添えると、レジュメの内容の説得力が増すでしょう。

マネジメント職は、数値化しにくい成果が多いですが、コストカットのパーセンテージや残業時間、離職率などに触れ、数字を入れて伝えるのがおすすめです。

冗長になるのはNG

これは会議やプレゼンのレジュメでも意識すべきことですが、文章が冗長になるのはNG。長い文章は読みにくく、内容を理解しにくくしてしまいます。

レジュメを作成する際は、読み手が読みやすいかどうかを意識するといいですね。会議のレジュメは、箇条書きを用いたり、太字や下線などで文字を装飾したりすると、読みやすさが増します。また、見出しを太字にすると、より見やすくなるでしょう。

最後に

ビジネスシーンにおける「レジュメ」について、情報をまとめました。レジュメの役割は、内容を要約し、わかりやすく読み手に伝えることです。そのことを意識し、レジュメを作成するようにしましょう。レジュメが完成したら、誤字脱字などがないか、しっかりチェックしたいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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