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TikTokなどのSNSで、「このメイク、めっちゃプルいね」などというコメントを見たことはありませんか? どういう意味だろうと思いつつも、今さら聞くのも時代遅れ? なんて思って聞けない… ということもありますよね。
そこで本記事では、若者の間で使われている「プルい」の意味や使い方、「プルい」が使われるようになったメイク方法などを紹介します。
「プルい」ってどんな意味?
女子高生や女子大生の会話の中で登場する「プルい」は、「唇がプルプルしている」という意味。中国でトレンドになった「純欲(じゅんよく)メイク」で、唇をリップグロスでうるうるにするのがかわいい! と注目されたことから、「プルい」という言葉が生まれたようですよ。
若い女性同士でメイクをしている時に、「唇、めっちゃプルくない?」と言ったり、TikTokでインフルエンサーがおすすめのコスメを紹介する時に、「このリップ、唇がめっちゃプルくなるよ!」とイチオシする時などに使われます。
コメント欄でも、「◯◯ちゃんの唇、プルい♡」というように使われるなどして、瞬く間に人気の若者言葉に。TWIN PLANETが発表する、「ギャル流行語大賞2022」では、7位にランクインしました。
参考:ギャル流行語大賞2022
「プルい」の元になった純欲メイクって何?
「プルい」が若者の間でバズったきっかけとなったのが、「純欲メイク」。近年SNSを中心にトレンドとなっている、中国メイクのことです。
少女らしくあどけない純真無垢さと、大人っぽい色っぽさや艶っぽさを合わせ持つメイクとして、中国のSNSで話題に。これが、日本に伝わりました。
試してみたい! 純欲メイクのポイント
あどけなさもありつつ、どこか色っぽさも漂う純欲メイク。好きな人とのデートで試してみては? ベースメイクで透明感を作って、目元や口元で愛らしさやセクシーさを演出することがポイント! 具体的なメイク方法を紹介しますね。
1:パープルやブルーベースの化粧下地で透明感を
まるで少女のような透明感と素肌感を作るのが、純欲メイクのポイント。ブルーベースの化粧下地で透明感を出したり、もう少し血色感が欲しい! という場合は、パープルベースがおすすめ。
唇に潤いを出す分、お肌はほんのり艶のあるセミマットでバランスを整えていきましょう。
2:色っぽくて可愛い、プルプル唇
プルプルで思わず触りたくなるような綺麗な唇にするには、土台作りが大切! コンシーラーで、唇の輪郭をぼかして、唇のくすみを消していきましょう。上唇の真ん中の窪み部分がくっきりとしている人は、そこの輪郭をぼかすことで、丸みがありふっくらした唇を演出できますよ。
リップの色味は、ピンクベージュや赤みのあるものを選んで、にじみ出るような血色感を。質感はマットタイプを選んで、唇に馴染ませるように仕込むことがポイント。その上から、とろりとしたテクスチャーのリップグロスを重ねます。
唇の中央部分にたっぷり塗ることで、うるうるでジューシーな唇に仕上がりますよ。
3:ぷっくり涙袋でうるうるな瞳を
あどけない少女のような瞳に近づくポイントが、ぷっくりとした涙袋。繊細なラメの入った、アイシャドウを涙袋部分に塗ってから、アイブロウペンシルで涙袋の影を作ります。最後に、黒目の下部分の幅のみに、少し大粒のラメの入ったアイシャドウを重ねることで、キラッとした印象的な瞳に。
涙袋を強調することで、目の縦幅が際立って、目がより大きく丸く見える効果も! ラメでくまやくすみが飛んで、明るく若々しい印象になりますね。
4:青みピンクのアイシャドウで愛らしさを
可愛らしさをアピールしたい場合は、淡いピンクのアイシャドウを使ってみると、甘い印象になるでしょう。淡いローズピンクや少し紫がかって見えるライラックカラーを選ぶと、綺麗で少女らしい目元に。少しアンニュイな雰囲気も演出できるでしょう。
ただし、ピンク系のアイシャドウは、つけすぎると腫れぼったく見えるデメリットも。まぶた全体に広く塗りすぎない、目尻だけに色をつけてみるなど工夫してみてくださいね。
プルプル唇になるにはどんなケアをしたらいい?
恋人とのお泊まりで、すっぴんでいる時には、素の唇も潤っているとより綺麗に見えますよね。日頃心がけたいケア方法をまとめました。
1:リップ専用パックで唇に潤いを
デート前日の夜に、リップ専用パックで唇をケアすると翌朝唇がしっとりとして、化粧ののりもアップ。
特にお肌や唇が乾燥しやすい冬の時期や、唇が荒れやすい人は、保湿力たっぷりの専用アイテムを使って、内側から潤いを補給してみてください。中には、唇がほんのり色づくティントタイプのパックや香り付きパックもありますよ♪
2:リップエッセンスで寝ている間にケア
飲んだり食べたりするたびに、口紅を塗り直していたとしたら、唇もお疲れの状態。寝ている間にリップエッセンスをつければ、効率的に集中ケアできますよね。ベタベタしないリップクリームタイプや、濃厚なリップバーム、グロス感覚で使用できるリップエッセンスなど種類もさまざま。
お肌のターンオーバーが約28日であるのに対して、唇はなんと約5日〜7日で生まれ変わるのだとか。だからこそ、日々のケアが欠かせません!
懐かしのギャル用語
若者たちが使う言葉は、時代によって移り変わりがありますよね。以前流行った「イケてる」「盛る」「アゲぽよ」などもそう。中には、学生時代に口グセだった! という人もいるのでは?
ここでは、平成に流行った懐かしのギャル用語を紹介します。
1:イケてる
「イケてる」は、一昔前に若者用語として大流行しましたよね。1996年10月からスタートした『めちゃ2イケてるッ!』(フジテレビ制作)では番組名にも使われ、「イケてる」という言葉は全国区となりました。
髪型や容姿などがキマっていて「かっこいい」と思った時に、「君の髪型、イケてるね」などと褒めました。
また、今や当たり前のように使われている「イケメン」は、「イケてる」の「イケ」と、「面」・「men」をかけた言葉から生まれています。
2:盛り・盛る
ギャル同士の会話で流行した「盛る」は、学生時代によく言っていた! という方も多いのでは? 巻き髪がうまくキマった時や、カラコンやつけまつ毛をしてアイメイクが上手にできた時などに、「今日のアイメイク、めっちゃ盛れたんだけど」などと使われていました。
また、プリクラでフィルター加工をして、実際の姿以上に綺麗に映った時に、「プリ、すごい盛れた!」とテンションが上がった経験がある人もいるのでは? メイクや写真写りで、普段以上に綺麗な姿になれた時に、「盛れた!」と表現しますよね。
「ギャル流行語大賞2009」(TWIN PLANET)の5位には「盛り」、同賞2010の10位に「盛る」がランクインしました。
3:アゲぽよ・サゲぽよ
「アゲぽよ・サゲぽよ」は、「ギャル流行語大賞2011」(TWIN PLANET)において、1位に選ばれました。
「アゲぽよ」は、嬉しいことや楽しいことがあってテンションが上がること。反対に、「サゲぽよ」は悲しいことや落ち込むことがあってテンションが下がる… という意味。メールの中で、絵文字マークと共に使っていた人もいますよね。
参考:ギャル流行語大賞
最後に
「プルい」は、唇がプルプルな状態のことを表す言葉なんですね。いくつになっても、大好きなコスメや美容法の話をしあうのは楽しいもの。友達同士の会話やTikTokでのやり取りの中で、「プルい」が出てきた時には、リップメイクの話題で盛り上がってみてはいかがでしょうか?
TOP画像/(c) Adobe Stock